2015年12月31日木曜日

2015年ラストです。

こんにちは。

2016年まであと少しです。

みなさまはどんな大晦日をお過ごしですか。
そして今年1年はどんな年だったでしょうか。
それぞれに思いを馳せる1日になっていると思います。

たくさんあった楽しいことや、ときどきあった大変なこと、つらかったこと、どんなことも必ず未来への通り道として意味のあることだと信じて私は日々暮らしています。

来年も、少しでも多くの方に健康で元気でいることの喜びを、食を通じてお話させていただけたらありがたいと思っております。

食に関するニュースや流行は突然やってきて、ブームとなるとたちまち誰もがそれを食べるというはたから見るとなんとなく滑稽な気もするそんな世の中ですが、新しい情報も時には大切だと思います。

簡単にまわりに流されるのではなく、裏付けや根拠をしっかり見極めて自分の体の一部にしていけるような、そんなお手伝いができれば幸いです。

どうか、来年もみなさまにとって幸多き1年でありますよう、心からお祈り申し上げます。

本年もありがとうございました。

来年も、どうぞよろしくお願いいたします!

2015年12月27日日曜日

みうらだいこん。

こんにちは。

ワクワクしていたクリスマスも終わってしまい、今年も残すところあとわずかとなりました。テレビを見ていると、あと何日で今年も終わりですねとか、あと何時間ですねとかそんな話ばかりになってきます。

おせち料理を作るのは楽しくても、買い物に行くのが…(笑)。

どこへ行っても若干もみくちゃになりながら、なんだか早く早くと焦ってしまうあの雰囲気になかなか飛び込めず、えいやっと気合いを入れて買い物に行く年の瀬がやってきました。

重いものを買うのも考えてしまうそんな今日この頃、うれしいおすそわけをいただきました!!


This is 三浦大根!

大きさの比較にみかんを置いたのですがわかりづらい…。

軒下においてある大根を、軽い気持ちで5歳の娘に「取ってきて~」というと、運んできてくれたはいいのですが、いざ自分に渡されたときにあまりの重さに最近傷めていた肩がグギッとなり、その重さにびっくりです。

葉っぱと根っこをわけてとりました。根より背が高く青々とした立派な葉っぱ。大根の葉というのは数ある緑黄色野菜の中でも実はかなりの優秀選手。そんなに主張しないくせに栄養豊富なんて、ニクいやつ。

茹でてきざむとうんとかさが減ってしまいます。冷凍しておけば、お味噌汁にちょっと入れたり納豆にまぜたり、いろいろ使えてとっても便利。


28日で仕事納めのかたも多いと思います。

やっぱり言っちゃいますけれど、残りすくない2015年、元気で過ごしましょう♪

2015年12月21日月曜日

師走あるある。

普段、いかに掃除が適当か。それを声を大にしてお伝えすることになるのですが、年末だしちょっといつもは目をつぶっていたことに手を出すと、余計な仕事が増えるような気がするのは気のせいでしょうか…。

床をぴかぴかに磨いたら滑ってケガするとか、コンロの大掃除した翌日に鍋吹きこぼすとか…そんなことってありませんか?私だけでしょうか…。

どこに行っても混んでいる、そんな時期になってきましたね。

これでクリスマスが終わってしまうといよいよなんだかな気分。ご近所のイルミネーションが消えてしまうのに物悲しさを感じつつ、お正月へとまっしぐら。

明日22日は冬至ですね。

「ん」のつくものを食べると「運」がつくなんて言って、かぼちゃ(なんきん)がスーパーに並び、ゆずが並び、これまた季節感を感じていいものだなあと私は思います。テレビで、お猿さんやカピバラがゆず湯に入っているのも見たりして。カピバラはゆず湯をどう思っているのか…。


さて、ゆずの皮には果肉より多くの抗酸化作用があるそうです(野菜の辞典より)。抗酸化作用というのは「活性酸素」を抑える働きです。

活性酸素って何かというと、よく言われるのは老化や生活習慣病の原因とも言われる強い酸化力をもつものです。ストレスや大気汚染、食品添加物や紫外線などで増えるようで、体内に入り込んだ細菌などを排出する良い働きもあるのですが、過剰に発生してしまうと悪さをするようです。

もともと抗酸化作用は人間の体内にもあるのですが、年齢とともに減ってくるそうで、カロテン、ビタミンC,Eなどを積極的にとると良いとのことです。

こういう働きをちょっと知っていると、なんだか食べながら元気になる気がしませんか^^

そういう気持ちも、食事をするうえで大切なのではないかと思います。

ゆず湯に入ると風邪をひかない、など諸説ありますが、ゆずの香りをかいで、年末気分に浸って一年を思い返すのもいいものではないでしょうか。

今年も残すところあとわずか、人ごみに出る機会も多くなりますので、手洗いうがいでしっかり体調管理をして、元気に過ごしましょう♪

2015年12月17日木曜日

なっとうを、ドーナツに。

12月も折り返し地点を過ぎましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

とにもかくにも、健康で過ごしていられれば何でもやろうという気になります。健康第一とはよく言ったもので。


年末年始を元気に過ごすためにも(いや、365日元気でいたいのは当然ではありますが…)、無理なダイエットをしたり、予定を詰め込み過ぎて不摂生してしまったりと体に負担をかけることはなるべく避けてほしいなと思います。赤ちゃんのお世話を始めたばかりのお母さんも、年末年始だからといってやらなければいけないことはありません。赤ちゃんと自分の体を大切に過ごして行ってほしいと思います。

突然ですが、健康のため、と納豆を食べる人は多いと思います。

納豆は、あまり悪者になっているのを聞いたことがありません。

おいしくて、体に必要な栄養素をくれる食べ物だと私は思います。しかし、納豆をおいしいと思うかどうかは人それぞれ^^;

極端に好き嫌いが分かれる食べ物だと思います。

先日、テレビ番組で目にした納豆専門店に行く機会がありました。

あまり広くないお店は、販売スペースの隣にレストランも併設されていて、14時過ぎという中途半端な時間にも関わらずほぼ満席。

そして、店に一歩踏み入れた途端、納豆の香り!!

これは、納豆好きにはたまりませんが、そうでない方はお店に入ることもできないと思います。そもそも入らないので問題ないと思いますが(笑)。


豆の産地や大小の種類、たれの種類もたくさんあって納豆好きにはワクワクしちゃいます。そんな中、テレビで見たときには全く気付かなかった「なっとうドーナツ」なるものを見つけました。

レジの前のショーケースに、かわいらしく並んだ納豆ドーナツ。バナナやきなこやコーヒーなどさまざまな味があり、もちろん買わずには居られません!

見た目は普通の焼きドーナツ。納豆の粒は見えないのですが、口に入れるとふんわりと広がる納豆の香り。ほのかに感じる粘り。なかなか食べられないものを食べたなーと。そして、こんなものを自分で作る人がいる?と興味本位でスマホでレシピを探すと、あまり出てきませんでした…。

おいしいものを食べると、たいていは自分で作れるかな、作ってみたいという気になるのですが、納豆ドーナツに限っては、作ろうとは思いませんでした…みんなそうなのかな。おそらく、納豆はドーナツにするよりそのまま食べたほうがおいしいというのがほぼ満場一致の意見なのではないかと(笑)。納豆は納豆。ドーナツはドーナツ。

けれどまた近くに行ったら違う味のなっとうドーナツを買おうと思っている私であります。

年末年始はおでかけの機会も多いかと思います。

その土地や地域のおいしいものをいただくのも普段できない楽しみですよね。

そんなときに元気でおいしい食事をするためにも、いまから食生活を整えて万全の態勢で最高の年末年始を迎えましょう♪♪

2015年12月10日木曜日

野菜もりもり。

師走ですねえ。

どこでもかしこでも、顔を合わせれば「もう今年も終わりだねえ」という会話が聞こえてきます。

12月も3分の1終わりました。やっぱり、はい、早いですねえ…。

忙しい時期は体調を崩しがち。

一番大切なのは生活のリズムです。いわゆる「規則正しい生活」という。

睡眠時間をしっかり確保して、栄養もしっかりとって、なるべくストレスの少ない生活。誰もがそんなことができれば病気なんてものはずいぶん減るのでしょうが、なかなかそうはいきませんよね。

せめて、寝る時間だけでも。
せめて、食事だけでも。

できることからやっていきましょう。

食事には主食(ごはん、パン、麺)、主菜(お肉、魚、卵、大豆製品等)、副菜(野菜、海藻、きのこ等)の3つが必要不可欠。

主食は手軽に摂れますが、あとのふたつは主食に比べると面倒だなと思うかたもいるかもしれません。

そこで、主菜と副菜がいっぺんに、しかも野菜たっぷり脂肪分も少なくボリュームのある一品をご紹介。


センスない盛り付けなのは、目をつぶっていただいて。

先日、温野菜を教えていただく機会があり、早速我が家の冷蔵庫にあったものと、庭から収穫したブロッコリーを使って、温野菜(大根は生のスティックですが)の豆腐ディップを作りました。

野菜はチンでも蒸してもフライパンで蒸し煮でも。

木綿豆腐をキッチンペーパーでぎゅっとくるみ、ざるにのせ、適当な重しをして冷蔵庫で30分くらい水切りします。

豆腐とマヨネーズに塩コショウしたものをベースに何種類かディップを作ります。

ベース+粉チーズ+卸しニンニク少々+レモン
→シーザー風ディップ

ベース+ツナ缶(油は切る)

ベース+ツナ缶+カレー粉

ベース+ツナ缶+粒マスタード+ネギorたまねぎ
などなど、バリエーションは無限大。

この料理の良いところは、離乳食からの展開ができること。

蒸したり茹でた野菜は離乳食でよく使いますよね。大人の分は先にとって、あかちゃんのぶんはやわらかくなるまで煮て、その時期にあった形にして小分けに冷凍もできます。

大人用、子供用とたくさんの種類のおかずを作らなくてもソースの種類で大人はこしょうや辛子をきかせたものも食べられるし、ご家族の好みの味に変えられます。

豆腐がベースになっているのでマヨネーズの量も少なく、ツナなどを加えるとボリュームや味わいもでるうえ、しっかりたんぱく質の補給にもなります。

ディップは、ミキサーなどでなめらかにしても良いですし、ただぐるぐるとかき混ぜるだけでももちろん大丈夫です。

手軽に、おいしく野菜をたっぷりとれるので、ぜひお試しください!

他に、かぼちゃやさといもなどのお芋類、かぶやカリフラワーなど今が旬のお野菜もおすすめ。

お子様も、野菜をディップにつけながら食べるといつもと違った感覚で楽しみながら野菜をたくさん食べることができると思います^^

2015年12月7日月曜日

体脂肪計。

体脂肪計。近頃は、体重計についていないほうが珍しいくらい標準装備となっているのではないでしょうか。

我が家にも体脂肪計のついた体重計はあれど、もっぱら「体重計」としての役目しか果たしておりません。日々の体を管理するのに体脂肪は大切かもしれませんが、我が家にあるものは両手を握ってぴーんと前に伸ばして、しばし待っていないと体脂肪は測れません。

最近は、違うんでしょうね…。


先日、「魚の体脂肪計」が話題だというニュースをみました。

魚の体脂肪計…。

確かに魚の美味しさを表現するのに「脂がのってるね!」なんて言いますよね。

切り身になっていれば見た目でもわかりますが、一匹の魚をみて脂がのっているかどうかは、さすがに判断が難しいです。

そこで、魚に微弱な電流を流し(魚の身を傷めることはないそうです)、わずか3秒で魚の「体脂肪」が測れる機械があるとのことで、何百台も売れているそうです。

えっ、魚の体脂肪ってどれくらいなの?

と一瞬思うのですが、食品成分表をみますとちゃんと書いてあります。

マアジ、脂質3.5g。ブリ17.6g。まさば、12.1g。

食品成分表は、100g当たりの数値が載っているので、要するに100g中の脂質の量が脂肪、体脂肪ということになると思います。

もちろん、全てにおいて個体差があるので、こういう機械があるのだと思います。脂の乗り具合でブランド化することに期待、などと書いてありました。魚を売る側のかたたちはこうした機械を使って差別化を明確にして売りたいのだと思います。

助産師のブログにも書いてあったのですが、今の世の中何でも分かり過ぎやしませんか^^;。それを知りたい人はたくさんいるし、知ってはいけないということはないです。でも、なんでしょう。魚を買ってきて「このブリは体脂肪18パーセントだから脂がのってて美味しいよ!」っていう会話が、果たして食卓を楽しく彩るのでしょうか…(笑)。

美味しい裏付け、事実がほしいっていう気持ちもわかります!でもちょっとさびしさも感じます。私は個人的には自分の目で選んで料理して、脂がのってておいしいねとか、このサバは脂がないから揚げようかとか、そういうプロセスも楽しみたい!理想論でしかないのかもしれないですが。例えば脂肪が15%のものと20%の同じ魚が売っていて20%のほうが高いとかそんなことあるのかなとか、いろいろ考えました…。

魚の脂が苦手という人もいるので、そういう人はあえて脂の少ないものを選ぶかもしれませんね。

いろいろな人がいて、いろいろな考えがあるのでどれがいいとか悪いとかではないのです。こんなものが開発されて使われているということが、すごいことだと思います。こういう、機械の進化にはびっくりすることだらけです。

果物の甘さも、商品の横に書いてあったりしますね。選ぶ手段が増えれば増えるほど、こちらは買い物に時間がかかっちゃったりしますね^^

2015年11月29日日曜日

流行から定番化?

こんにちは。気がついたら。もう12月が目の前です。

わけもなく(あるのかもしれないですが私の中では…)時間に追われる季節。

何を忘れても、毎日の手洗いうがいだけは忘れないほうがいい。と思いながら日々過ごしています。

塩麹なるものが流行したのはいつのことでしょう。

みなさんは普段のお料理に使っていますか?

以前に甘酒の作り方はご紹介したのですが、塩麹のほうがはるかに簡単に作れます。麹と塩と水を混ぜるだけですから…。

そして今は市販のパウチもいろいろな種類が売っています。つぶつぶがあるタイプやないものや、最近液体タイプなんていうのも出ましたね。

こうして、いつかの流行がまだ続いているというか、新しい商品が出たりするということは、もはやこれは定番として身近なものになっていると考えて良いのかも…。でも、それにしてもあまり毎日の料理に塩麹を使っているという人にも出会わない。

でも、使ってください!ぜひ。

塩麹の塩分は10~15%くらいで、普段使っているお味噌くらいです。塩は10g使えば10gの塩分を摂取することになりますが、単純に考えると塩麹は10g使っても1~1.5gの塩分摂取にならないということです。

使い道がないとか、使い方が分からないと思う方もいるかもしれませんが、普通の塩と同じように使えば良いのです。

普通のお塩より使う分量が少なくても味は変わらない、むしろ麹の甘みもあるので塩麹だけでなんとも味わい深い料理が簡単にできてしまうのです。

とかく、塩分過多になりすぎな現代人にはもってこいの調味料だと思っています。

定番中の定番は、鶏肉の塩麹ソテー!


それはもう。お安い胸肉が、どう焼いたって柔らかくてジューシーになるわけなので使わない手はない!というくらいおすすめです。

塩麹は、漬ける材料の10パーセントくらい使用するのが適しています。

200gのお肉なら20g。だいたい大さじ1くらい。


焼くときは、焦げやすいので、麹のかたまりは軽く拭きとってから、オリーブオイルをしいたり、もっと油をカットしたい方はクッキングシートなどをフライパンにしいてから焼くと良いでしょう。

焦げ目がついたらひっくり返し、お酒大さじ1くらいとお水を適量(胸肉を1枚焼くとしたら50~70mlくらい)を入れて蒸し焼きに。

そしてもうひとつのおすすめが、付け合わせの野菜。写真のブロッコリー、ミニトマト、かぶも、鶏肉とは別にビニール袋などに入れて塩麹をまぶしてもみもみしておくのです。

それを、鶏肉にほぼ火が通ったくらいのタイミングで同じフライパンに投入!

ふたをして5分ほど蒸し焼き続行!

完成!

こしょうなどふるとさらに美味しくなります。

付け合わせのお野菜も火が通っているので今の季節にはうれしい。そして生野菜だとドレッシングなどをかけてしまいがちですが、少量の塩麹でしっかり味もついているので温野菜がとても美味しくいただけます。

これから根菜類がおいしくなるので、にんじんやカリフラワーなど野菜も家にあるものをいろいろ取り合わせてみてもおいしいと思います。

市販のものでも、ぜひ一度お試しになってみてはいかがでしょうか。

簡単、おいしい、からだにやさしい。

お気に入りの調味料です!!

2015年11月25日水曜日

子供の味覚。

こんにちは。

常々、子供の味覚について考えています。そもそも大人にも嗜好があり、自分にはすごく美味しいと感じるものを、どうしても食べられないという人がいます。それってなぜなのでしょう。

私がこちらで紹介するレシピも、100人の人が作ってくれたとして、100人の人全てが美味しいと思うことはまずないでしょう。味が濃いと感じる人、薄いと感じる人、食感が悪いと感じる人、理由はいろいろありますが、誰でも美味しい料理なんてこの世の中には存在しないのではと思います。

妊婦さんや、赤ちゃんを産んだばかりのお母さんは、これからお子様にいろいろなものを食べて、元気な子に育ってほしいと願うのが親心としてあると思います。

ある雑誌の、アメリカ人女性科学者の話を読んでおもしろかったので少し紹介したいと思います。

その女性科学者は、胎児や乳幼児の嗜好研究についての第一人者だそうです。

まず第一に、子供の味覚調査は難しい。これは当然だと思います。味があると感じてもそれを言葉で言い表せるとは限りません。そんな中でも、人として「甘味・塩味」が好きなことが前提にあります。甘いもの、味の濃いものは本能で好んで美味しいと感じます。

それと反対にあるのが苦味(野菜)や酸味(果物)。これらを多く食べられるようになり、本能でつい手を伸ばしがちな甘味、塩味をどれだけ遠ざけられるかが、子供の健康、成人してからの健康につながると書いてありました。

妊娠中のお母さんが、多様な食品を食べると、羊水や母乳にそれらの成分が溶け出し、子供が慣れ親しみ、実際に口に入れた時に受け入れやすいという研究結果があるそうです。

子供の味覚形成にはこうした母親からの多様な食品摂取とともに、実際に食事をするようになったとき、大人からの語りかけもとても大切だそうです。

「これは甘いね」
「ちょっとしょっぱすぎたね」
「この味は酸っぱいね」

と、こうした家族での語り合いが、子供の味覚を豊かにしていくとのことです。外食や、加工食品も悪者にされがちですが、忙しい現代ではそれらを全く利用しない食生活のほうが難しいくらいです。そういったものも利用して、たとえば外食の次の日は薄味の和食にするとか、バランスをとっていけばいいのです。

多様な味を感じることこそ、幸せなのではないかとその話は締めくくられていました。

偏った食事が一番良くないと私自身は考えています。食品は単体では意味をなさないことがほとんどで、それぞれが補い合って体の中で栄養となり健康へとつながります。

妊娠中や授乳中は特に食べ物に敏感になるかと思いますが、アルコールなど明らかに摂取すべきではないものを除けば食べてはいけないものはほとんどありません。いろいろな食品、調理法で、食べることも楽しんでほしいなと思います!

2015年11月21日土曜日

ノロウイルスの追加。

今季は寒くなってから、なんだか雨が急に降ったりやんだり…と不安定な天気が多く、カラっと晴れることが少ない気がします。

まだ本格的な乾燥を感じていないような。晴れていても、布団干せるのかしらという日が多いような。そんなわけですが、これから乾燥のピークを迎えるのは間違いないわけで、今から風邪予防なんかに備えて生活リズムや体調を整えていきたい時期であります。

先日、ノロウイルスのお話をしたのですが、ちょっと追加で。

予防方法のお話はしましたが、なったときどうするか。

どんなに気をつけていたって、病気はします。私もこんなふうに話してはいるものの、なぜだか家族で一番ウイルスにやられやすい体で、毎年冬が恐ろしいくらい…。

ある雑誌で読んだのですが、ノロウイルスは乾燥した室内では28日間、洗浄したカーペットでも20日以上生存可能という研究報告もあるらしいです。

熱湯消毒の効果が無いノロウイルスですので、布団など拭きとれないようなものの上で嘔吐などした場合は、処分するという選択肢もひとつ。しかし、消毒する方法もあります。ノロウイルスの消毒方法で有効なのは次亜塩素酸ナトリウム。市販の「塩素系」漂白剤を希釈して消毒します。

塩素系漂白剤はどこでも手に入りますので、もしご自宅に無い方は一本、置いておくともしものときに安心かもしれません。

拭きとったり消毒するときはマスクや手袋を忘れずに。乾燥した吐しゃ物などが空気中に舞い上がって吸い込んでしまったり、もちろん手についたりすることを防ぐためにです。そして使い終わった手袋や拭きとりに使用した布などは、ビニール袋に包んでから捨てること。

我が家にはすぐ取り出せるところに、使い捨てのビニール袋と、市販の消毒剤が1年中常備してあります。

「備えあれば憂いなし」ということで。

小さなお子さんがいるご家庭ではこういったウイルスに感染して家族全員ダウン、なんていうことも珍しくありません。日頃の感染予防を家族で周知しておくことや、病気になったときの準備など(水分補給用のドリンクや、すぐに食べられるおかゆなどを備蓄しておく)をしておくとさらに安心ですね。

健康で一日を終えられることに私は毎日ほっとして、元気に目が覚めることにも毎日感謝をしています。

今週末は連休の方も多いかもしれません。
良い週末をお過ごしください^^

2015年11月16日月曜日

子育てとは。

新しい一週間のはじまりです。

なんてことない話なのですが…。

先日聞いたある先生からのおことば。

「子育てとは、自分の都合ではなく、子供の未来を優先させること」

なのだそうです。

身にしみるおことばです…。

普段の生活全般において言えることですが、栄養士という立場上からお伝えしたいのは「食」に関してです。

女性は妊娠したときから、欲を言えば妊娠をする前からなのかもしれませんが、お腹のあかちゃんのことを考えて食べ物を口にしてほしいと思います。

あかちゃんが生まれ、おっぱいをあげるようになっても然り。自分が食べたものが子供の未来につながるのです。これはもう、間違いなく、ダイレクトに。

食べ物を選ぶことは、あかちゃんはもちろんですが、ご自分の健康にもつながると思います。そして、ご家族みなさんの健康にもつながると思います。

今週の三浦半島は雨模様の日が多い見込みです。

外出がちょっとおっくうになる方は、ご自宅のキッチンで時間を過ごすのもいいかもしれません。

今週も元気に過ごしましょう♪♪

2015年11月7日土曜日

簡単な算数問題。

こんにちは。

11月に入り早一週間。こうしてまたあっという間に過ぎてしまう時間が今も流れています。一日一日を大切に感謝して過ごしたいなと思ってはいても、「気がついたら…」ってなってしまうんですよね。

昨日読んだ大学教授の先生の本に興味深い話がありました。「肥る(ふとる)やせる」は簡単な算数問題だ、というものです。

毎日の生活活動を普通にしていて、体を動かし維持するのにざっと2000kcal必要とします。

そのうち半分の1000kcalはいわゆる基礎代謝として消費されます、何も考えず、じっと寝ていても。

残りの1000は日常の活動に使われます。600は筋肉の活動、400は脳の活動、といったふうに。

仮に、この活動の代謝が人より200kcal少ない人がいるとします。このひとが上記の人と毎日同じように食べていたら2か月で3kg肥る計算になるそうです。

200kcalというと、毎日間食を習慣としている人だと1回の間食でこのくらいはいきます。自分ではあまり食べていないつもりでも、それが毎日積み重なると、それこそ「気がついたら…」になってしまいます。

子供のころ肥満体験のある人はちょっとした油断ですぐ肥ってしまいます。ご存知かもしれませんが、成長期に脂肪ストックのための細胞数が増えてしまっていると、肥満細胞というのが小さくしぼむことはあっても数が減ることはないそうです。

親の目が行き届く幼少期にきちんと食習慣を作ってあげるのが私たち大人の役目なのだなと改めて感じました。

大人も子供も基本は同じです。

動けばお腹はすく。ごはんを食べるから動ける。

健康の原点です。

日々の小さなことから目を向けて、毎日元気に過ごしましょう♪

2015年11月4日水曜日

11月に入ったので。

こんにちは。

突然ではありますが、日本食品衛生協会では11月1日から1月31日を、ノロウイルス食中毒予防強化期間としています。

みなさんもご存知のノロウイルス食中毒、11月頃から発生件数が増加しはじめ、12~翌年1月が発生のピークになる傾向があります。


食中毒事件においては、ノロウイルスによるものは事例数では1位か2位、患者数では最も多く前食中毒患者数の約半数を占めると言われています。

食中毒、というと、なんとなく身近に起きているという実感はないかもしれませんが、ノロウイルスと聞けば自分や家族など身近な存在のように感じる人も多くいるかもしれません。

そんなわけで、11月はじめの記事は、ノロウイルスの注意喚起に関するものにしました。


予防法についても、広く知れ渡っていると思います。牡蠣などの二枚貝はよく加熱するようにとか、トイレやおむつ交換などのあとの手洗いの励行。

ノロウイルスの性質上、不顕性(ふけんせい)感染というのも近年目立っています。不顕性感染というのは、ノロウイルスを発症した場合ではなく症状を示さないけれどもウイルスを持っている場合に知らないうちにウイルスをばらまいてしまう、ということです。

じゃあ、どうしたらいいんだ…。

となりますが、基本は手洗いです。やっぱり。

帰宅後や、お手洗いの後、調理の前など必要なときに手洗いをしっかりして感染を予防します。感染予防に免疫力をアップさせるため、日々の食事や睡眠などをきちんとして生活を整えることも大切だと思います。

手洗いやうがいは、これからの季節は特に、食中毒だけでなくインフルエンザや風邪の予防にももちろん効果的。

寒くなってくるけれど忙しくなる、これからの時期に健康でいるために、ちょっとだけ生活を見直して元気に駆け抜けましょう~!!

2015年10月31日土曜日

麹のお話。

今日はハロウィンです。年々加速していく日本のハロウィン。経済効果はすごいらしいです。みなさんは何かイベントに参加したり、パーティーを開いたりしますか。


さて、今日はそんな西洋のお祭りをよそめに日本の伝統的な発酵技術で生まれた、おいしくてからだにいいこと盛りだくさんの「麹」のお話です。

甘酒を作ったお話をしたばかりですが、その甘酒ももちろん、麹の力でおいしく栄養満点な発酵食品。しょうゆや味噌やヨーグルト、日々の私たちの生活には発酵食品が実はいろいろあるのです。

そもそも、麹というのは、蒸した米などにカビの一種である麹菌という微生物を繁殖させたもので、麹に含まれる酵素の作用で独特のうま味や甘みがでます。

たんぱく質やでんぷんを分解する性質もあるので、よく「塩麹にお肉を漬けるとお肉がやわらかくなる」というのはそのためです。

一般的に塩麹なども売られるようになり、こうした麹を使った発酵食品は身近に手軽に使えるようになりました。

化学調味料を使わず、またしょうゆや塩などの塩分を控えてもこのうま味でおいしく調理できるのも、健康志向の現代人に合っているといえると思います。

先日作った甘酒は、日々いろいろなものに使っています。砂糖の代わりとして、ドレッシングにしたり、毎日ヨーグルトに入れて食べたり、お漬物にしてみたり。甘酒は偉いなーと日々実感。甘酒を作ったお話をまわりの人にしますと、「作りたい」と言ってレシピを聞いてくれる人も多いです。これから流行るんじゃ…(笑)!?とやっぱり密かに思っているのであります。


これは中でも私が気に入っている、甘酒のフルーツ和え。

(ハロウィンて、全然関係ないですが入れてみました)

甘酒の甘みとうま味がフルーツの酸味とベストマッチ!和えるだけでいつものフルーツがちょっと違ったデザートみたいになります。こちらはグレープフルーツ、りんご、キウイを和えて5時間ほどなじませたもの。最後に残る、グレープフルーツの果汁に甘酒が溶けたジュースがまたおいしい。甘酒を手に入れた際にはぜひお試しを!


今週も一週間お疲れさまでした。

みなさま楽しい週末をお過ごしください^^

2015年10月26日月曜日

あんかけ。

週間予報をみていたら、三浦半島でも一週間後には最低気温が一ケタに…。

ついに今日ストーブだしました。
みなさんのご家庭はどうでしょう。

それから、風邪をひいている人がずいぶんと目立ち始めました。ウイルスに負けない強い体を作りたいものです。

体を温める、温かいお料理。

簡単に、普段の料理を温かくする方法として大活躍の「水溶き片栗粉」。そう、トロミです。

2013年のこちらのブログでも紹介した、離乳食のとりわけにもおすすめのメニュー。

レシピ紹介♪

参考までに↑。


二年前のちょうど今頃、10月の終わりでした、前にあんかけうどんのお話をしたのも。今回のものはそれのアレンジ(アレンジっていうほどのものではないですが…)ということで、以前にご紹介したあんかけうどんの、そうめん版。そしてシーフードを使ったもの。

あんかけの具はなんでもいいんです。かつおだしに、霜降りしてアクを抜いたにんじん、さつまいも、ブロッコリー、豚肉などを加え、今回はそれにシーフードミックスを入れてみました。いただきものの銀杏もあったので入れました。

シーフードミックスも手軽に常備できる食材のひとつなので使いやすいかなと思います。あんかけのように(たとえば八宝菜なんかにも使うことがあると思いますが)汁ごといただくときは、ちょっと独特の臭み消しにあらかじめ卸生姜とお酒を入れたお湯でさっと湯がくのがおすすめです。解凍も手早くできますし、臭みもとれて一石二鳥。

しょうゆやみりんで味付けして、トロミをつけたら茹でておいたそうめんの上にかけます。

ちなみにそうめんは、表示では塩分がかなり入っていますが、茹でてよく水洗いするとほとんど抜けるそうなので、温かくしていただくときも、そのまま汁に入れずに一度別で茹でておくことをおすすめします。

冬場はお鍋の出番も多くなると思いますが、白菜、豚肉、もやし等お鍋のときの余った具材が使いやすいのもこのレシピのうれしいところ。

余った野菜でも数が増えると見た目もきれいで豪華にみえますし、栄養バランスも自然と良くなります。

トロミをつけたお料理を、フーフーしながら食べて、体を温めてはいかがでしょうか♪


2015年10月24日土曜日

甘酒の季節。

関東では日曜日あたりからずいぶん気温が下がるそうですね。気がついたら11月も目前で、冬がくることを日々感じています。

いよいよ寒くなってくると、私は「甘酒」が恋しくなり、毎日飲むのですが今年はようやく重~い腰をあげて自分で作ってみることにしました。

以前から「発酵」について興味津津で、どうにか毎日の食生活にたくさん取り入れたいと考えていました。しょうゆ麹、塩麹などもその味わい深さが大好きですが、甘酒もまた、まろやかな味わいと温かくして飲むと心も体もホッとするような気がするところが大好きです。

簡単に作れるよと聞いてはいたのですが、手間はかからなくても時間だけは必要なので、いつやろうかいつやろうかと思っては時が過ぎ…だったのです。

本当に寒い寒い真冬になると発酵の時間も長くかかったりするそうですが、今は室温20度から24度くらいで、何をするにも作業のしやすい環境です。

今回、私は毎日食べている玄米を使った「玄米甘酒」を作ってみました。

まず夜の9時くらいから、翌朝まで7時間ほど玄米を浸水させて、おかゆを作ります。ここに、麹を加えて(①)、炊飯器で8時間ほど保温します(出来上がり③)。蓋をあけて布巾をかぶせるとか、温度は70度以上にならないようにとか、麹を買うと袋に説明が書いてあります。

玄米を使ったので、おかゆができた時点でミキサーで撹拌して半分くらい粒をつぶしておきました。こうすると甘みが増すそうです。


出来たかどうかは、甘みを確認するとわかります。

初めに食べたときはその甘さにびっくりしました。まるでお砂糖をなめているかのような甘さです。これはお料理や飲み物へのバリエーションが増えそうでいまからワクワクです。

酒粕を使った甘酒ではなく、麹を使った甘酒はアルコールもなく独特のにおいも少なく、どなたでも召し上がっていただけるおいしい栄養ドリンクです。

甘酒の季語は夏。江戸時代から、夏バテ防止ドリンクとして日本人に親しまれてきた「飲む点滴」。これからの寒い季節には体をあたためて、元気の素となってくれると思います。

ちなみに…スーパーで麹が陳列されている棚に、もちろん甘酒も売っているのですが、「甘酒野菜ポタージュ」なんてものも売っていて(にんじんやかぼちゃ、さつまいもの味などがありました)、美容ドリンクとして甘酒がこれから流行るんじゃ…??と密かに思っていたのでありました。

興味のあるかたはぜひ!スーパーの甘酒売り場に行くことから始めてみてはいかがでしょう^^

2015年10月13日火曜日

レンジだけ!かんたん秋のごはん。

毎日天気予報を見ていますが、天気よりも注目すべきは気温です。

その日の夜から次の日の明け方にかけて、何度くらいになるのかを毎日チェックして、夜の衣服や寝具を考えます。とりあえず、なんでも一枚着て、エアコンを入れておけばよかった夏が恋しい…。


さて、からだを温める食材。昨日は唐辛子の話をしましたが、今日は「生姜」。

もう、なんでしょう。今日び、何にでも生姜、入れてやれ!っていう感じしませんか?

スープにごはんに、炒め物なんかはもちろん、飲み物にも甘いものにも、とにかく生姜に出会う確立はかなり高いです。それだけ生姜って何にでも合うんですね。こちらも優秀選手です。

特に、後から生姜を足すことで料理の味が変わって、お鍋料理なんかもそうですが味の変化を楽しめるのがいいところ。

今日は、生姜を使ってこんな簡単混ぜご飯のご紹介です。


炊き込みご飯というとちょっとハードルが高いイメージですし、一人分作るというわけにはなかなか行きません。

そんなとき、市販の「塩麹」を使ってヘルシー度さらにアップの混ぜご飯はいかがでしょう。レンジだけで、あっという間にできます。

材料(1人分)

・きのこ(お好みでいろいろ)・・・・50g
・お酒・・・・・・・・・・・小さじ1
・塩麹・・・・・・・・・小さじ1/4
・生姜・・・・・・・・・1かけ(お好みで増減してください)
・ご飯・・・・・・・・・70g

きのこは石づきのあるものは切り落とし、耐熱容器に入れてお酒をふります。ラップをふんわりとかけて、600Wで1分半くらい加熱します。

取り出して、塩麹を加えて混ぜておきます。

そこに、温かいご飯と、みじん切りにした生姜を混ぜて、出来上がり!!

生姜の香り、塩麹のふんわりとしたやさしい塩味。ご飯は普段の半量(1人前150gとして)でも、きのこと混ぜてお茶碗に盛り付けるといつもの1人前のボリュームが出ます。

普通にご飯だけを150g食べると、カロリーは252kcal。
このご飯だと132kca。嬉しい食物繊維も1.8gとれます。

写真のご飯は玄米なのでやや茶色っぽいですが、白いご飯で作るともっと白っぽい色になります。お醤油が入っている炊き込みご飯とはまた一味違って美味しいですよ。

お一人のランチなどにぜひお試しください。

2015年10月12日月曜日

毎日、冷え予防。

こんにちは。

朝晩と空気がひんやりしていますね。日が沈むのが早くなり、日の出が遅くなり、いつも活動している時間が暗くなることでも、冬の訪れを感じます。

暑い夏でも、体を温めることって大切ですがやはり多くの人が意識するのは気温が下がってきてからかもしれません。

体を温める食材というと、生姜とかネギとか、あとはカプサイシンでおなじみ唐辛子でしょうか。唐辛子は野菜の中でも、食べる以外にかなりいろいろな仕事をしてくれる優等生中の優等生かもしれません。

お米に入れて、虫がつくのを予防してくるというのはよく知られていますよね。カプサイシンには血液の流れをよくする働きがあるので、ちぎってお湯に入れて足湯にするとからだがあたたまり、また、ガーゼでくるんだ唐辛子をスリッパなどに入れておくと、足先がぽかぽかしてしもやけ予防になるそうです。

野菜辞典によりますと、カプサイシンは脳の中枢神経を刺激してエネルギー代謝を促進し、体脂肪を分解するため、肥満予防にも効果アリ!

体は温まって、肥満予防にも効果アリ、これはぜひとも食卓への登場回数を増やしたい食材です。

血行促進というと、以前も紹介した「ビタミンE」これもおすすめの栄養素です。

油脂類に多いのですが、そこはやはり、油なので取り過ぎはいけません。アーモンドをおやつ代わりにしたり、かぼちゃをお料理に取り入れて。

それにしても、お鍋の季節がやってきて私はうれしいです。

忙しい主婦の味方でもある「鍋料理」。
今年はどんな新しい味や食べ方が流行するのでしょうか。そういう楽しみもあります!

秋休み中、というお子様ご家庭もあるかもしれません。
元気に一週間過ごすため、しっかり食べて、たくさん動いて、ぐっすり睡眠!

また一週間頑張りましょう♪♪

2015年10月7日水曜日

寒い…。

いつの間に、こんなに寒くなったのでしょう。涼しいと言うより寒いという言葉のほうがしっくりくるような、今日この頃。

みなさんの「温活」はどんなものでしょうか。

ひとまず…何でも温める。

特に飲み物は、冷たいと一度に大量に体に入れることができてしまいます。体の中での負担も大きいです。アイスクリームや氷などのほうが、口の中で溶けてから体に入るので内臓への負担は小さいとも聞いたことがあります。氷の入った飲み物などは冷たいまま内臓へ直行ですからね…。冷たい飲み物には要注意ですっ。

夏の間は冷やしていたお茶類も、そろそろ温かいほうが美味しくなるころかもしれません。まだまだ日中は汗ばむこともありますが、汗が冷えるとすぐに体も冷えてきます。この季節は着るものもこまめに調節できるものを選びたいですね。

いつもは冷たいままで食べていたものを温める。

という意味で、私がしていることは、たとえばレタスなど生で食べることの多かった野菜も、豚肉と蒸したり、スープに入れたりと温めて食べること。

納豆も、冷蔵庫からだしてそのまま食べるのではなく、オムレツに入れたり、餃子の皮で包んで焼いてみたりと「調理」することで温かく食べることができます。

そして、体温が上がっているかどうかの確認方法ですが、平熱の測り方というのを検索してみると、体温計の会社などがていねいに解説してくれています。

しっかり脇の汗を拭きとることや、食後や運動後、外からの入室後30分は正しい体温が測れないそうです。

そして、今日の話題からとても大切なことが…。


「検温前は、温かい飲み物をとらないでください」


と、書いてあります。これは要するに、温かい飲み物を飲むと体温が上がるということを証明しています。

そんなわけで、日々意識して温かいものを取り入れて、体温を上げることが維持できれば健康維持につながるということだと思います。

温かいものを食べて、飲んで、体も動かして、元気にいきましょう♪♪

2015年10月4日日曜日

温活。

10月です。
今日はまだ暑いですが、どうやら明日あたりから気温が低くなるようです。この週末で、衣替えをした方も多いかと思います。

私も、扇風機を洗って片付けたのですが、次の問題はいつストーブを出すか…。なんだか、ストーブを出してしまうと一気に季節が変わって、急に月日が経ってしまったようで、よくわからない「焦り」を感じるのは私だけでしょうか…(笑)。何でしょうこのためらい感。



最近、〇活…という言葉をよく聞きますね。昔は〇活の〇に入るのは就職活動、の「就」しか無かった気がしますが、今は読みは同じでも「終」活があったり、婚活なんてだれでも知っている言葉になっているし、妊活とか、朝活とか、保活、調べたらソー活なんてのも…。

ちなみに、ソー活とはSNSなどのソーシャルメディアをつかった就職活動なんだそうです。造語って初めに作る人は一体誰なのかわかりませんが、多くの人で使うとそれが共通の言語として成り立つのがすごいところです。

栄養の話と全然関係なくなってしまいました…、温活の話にもどります。

温活というのは、ご存知のかたも多いかもしれません。読んで字のごとく、体を温める活動のことです。特に女性に冷えは大敵。最近では体を温めるのがいいことだというのはかなり認知度が高いように思います。

そして、これから寒くなる時期に比べてより一層注目を集めることと思います。

一般的に冬に旬を迎える根っこのお野菜は、体を温める作用があるといわれています。レタスやトマト、きゅうりなどは生で食べることも多いと思うのですが、根菜類は煮て食べるのが多いということも一つあると思います。以前にも書きましたが、何を食べようと、まずは物理的に冷たいものを食べれば体が冷えるというのは大前提にありますからね。

昔の人は、現代人に比べて平熱が高かったそうです。なんでも便利になったこの時代に生きる私たちは、意識してからだを温めることが必要かもしれません。

寒くなっていくこの時期。私は「食」からからだを温める方法をお伝えしていけたらいいなと思っています。

気温が急に変わるときは体調を崩しやすいです。これから冬に向けて温かさを重視した生活にスイッチして、元気で、寒さに負けないからだを作っていきましょう!!


2015年9月26日土曜日

秋の味覚。その3。

秋においしい食材というと、どんなものを思い浮かべますか?

今月取り上げたさつまいも、かぼちゃ(これはどちらかというとイメージとして、ですね。ハロウィンとか…)、あとは茄子やきのこなどなど。

果物では「巨峰」おいしい時期ですね。

巨峰には突出して他の果物より多い栄養素は無いのですが、どの果物にも含まれるカリウムやビタミン類はもちろん含まれます。濃い紫色は、ポリフェノールが入っていると言われますが、そこらへんは食品成分表には記載されておりませんので、あまり大きな声では効果はうたえないのが現実です^^;

しかし。その美味しさといったら。もしかしたらそれこそが他の果物より突出したものかもしれません。好みはありますが。

多くの果物に見られる「酸っぱさ」がほとんど感じられませんよね。イチゴやキウイやかんきつ類はその甘酸っぱさが美味しさ。ぶどう、特に巨峰は、とにかく甘い!!すごーーーく贅沢なお味だと思いませんか。

その甘さゆえ、一度に大量に食べることはカロリーを気にする方には悩みどころ。

生鮮食品は、鮮度が命。できるだけ美味しいうちに食べたいものです。先日巨峰をいただく機会があり、量が多くどうしようか悩んでいると、友人が教えてくれました。

「冷凍するといいよ」

と。

インターネットで調べてみました。なんだか種の取り方とかいろいろ書いてあったのですが、とにかく量も多いしめんどくさい(笑)。ということで、房から外して洗ってそのままビニール袋に入れて冷凍するという、ちょっと見た目はワイルドな保存法。

翌日、冷凍した巨峰を一粒味見してみて、その美味しさにたまげました。

皮もつるんとむけて、見た目もかわいい。ひとくちサイズで、まるで某有名アイス「アイ〇の実」のようです。

果物をシャーベットにするときは、だいたい甘さが足りずにお砂糖を加えるものですが、巨峰に至ってはそのままよりむしろ甘さが増したように感じます。

冷蔵よりも保存がきくし、食べきれないと思った巨峰は早めに冷凍保存。やってみてください。おすすめです!!


さてさて、雨の日はともかく、晴れている日はずいぶん乾燥してきたように思います。外出先でも、マスク姿の人をよく見かけるようになりました。インフルエンザの予防接種が始まり、ノロウイルスの情報が出てきて、9月も下旬にして冬の訪れを感じずにはいられなくなってきました。

あんまり先のことばっかり考えてもね…と思うことは思うのですが、考えます(笑)。

みなさま今日も家事にお仕事にお勉強に、お疲れさまでした!

よい週末をお過ごしください♪

2015年9月24日木曜日

インドのほうれん草。

長い連休、いかがお過ごしでしたか。

カレンダーが赤い、日曜日から水曜日は三浦半島は気持ちのいい晴天に恵まれました。どこへ行くにも何をするにもちょうどよい、まさしく行楽日和の連休でしたね。

今日からはしばらく雨の日が続きそうですね。太陽が出ていないと思いのほか肌寒かったりするので、調節が難しい時期ですが、心配なときは長袖を携帯したり着ているほうが安心です。どうか風邪などひかぬようお気を付け下さい。


さてさて。「つるむらさき」という野菜をご存知でしょうか。

夏場が旬なので、もう10月くらいで旬の時期は終わってしまうのですが、先日家庭菜園でできたつるむらさきをいただいて食べる機会がありました。

インドのほうれん草、というのはつるむらさきの別名です。ほうれん草に似ていますが、ほうれん草以上に鉄などの栄養素が豊富です。独特の土臭さがありますので、油と一緒に調理して、やや濃いめの味付けでいただくのがおいしい食べ方です。この独特の味と、多少のねばりがいかにも体にいい!!という気がする、栄養満点の食材。ちょっと時期外れですが、特に、妊産婦のみなさまには見かけたらぜひ手にとってほしいなと思う食材です。

これからの季節は、なじみのあるほうれん草が美味しくなってきます。そしてご存知の方も多いと思いますが、旬のお野菜は旬ではない時期に比べて栄養価が全然違います。

ほうれん草は、葉物野菜の中でも特に鮮度が命!

買ったらその日のうちに、手早くゆでましょう。

旬のお野菜をいただいて自然の栄養補給。元気な体で、また毎日を楽しく過ごしてきましょう♪

週末まであっという間の一週間の始まりです^^;

2015年9月17日木曜日

焼き芋のススメ。

秋です。さつまいも。

9月から11月に旬を迎えるさつまいもは、三浦半島の津久井浜でもお芋掘りで楽しむことができます。春はいちご、秋はお芋、そのつぎはみかん…。この土地では1年を通しておいしい農作物をいただくことができて、本当に幸せだと思います。


さつまいもが旬を迎え、我が家にもたくさんのさつまいもたちがいます。掘ってきたので…。

そして、さつまいものお料理は数あれど、何はさておき必ずやりたいのが、こちら。


ほくほく、ねっとりの、焼き芋!!

芋を焼く。究極にシンプルなこの調理法こそ、さつまいもの味を存分に味わえるものだと思います。

私の愛読書「野菜の便利帳」(高橋書店)によると、さつまいもは、食物繊維やビタミンCが多く美容に効果大。そして、さつまいもに含まれるでんぷん分解酵素アミラーゼはゆっくり加熱することで活発になり、甘くなるそうです。

250℃のオーブンで30分ほど焼くと書いてあるのですが、私は低めの温度で長く焼くのがいいと以前に聞いてから温度は170℃。焼き時間はお芋の大きさにもよりますが、きれいにあらったお芋をアルミホイルでくるんでから、80分くらい焼きます。

すごく時間がかかるので、1本や2本では焼きません…。たくさんあるときだけなので、今の旬の時期だけですが、時間をかけて甘みをひきだした焼き芋の味は格別!

たくさん焼いて、冷凍できるので、食べたい時にレンジで解凍し、ちょっとトースターで焼いて食べるのが好きです。

また、この焼き芋でつくるスイートポテトはこれまた格別に美味しいのです。

たくさんお芋が手に入った時、お時間のあるときにぜひご家庭でも焼き芋を楽しんでください!


2015年9月15日火曜日

秋です。かぼちゃ。

かぼちゃやさつまいもの料理が食卓をにぎわす時期がやってきました。

おなかの大きい妊婦さんは、暑さが落ち着いてホッとしているころかと思います。過ごしやすい気候になってきましたが、朝晩の冷え込みで体調を崩さぬよう十分お気を付け下さいね。


さて今日は、かぼちゃのスコーンを焼きました。

最近は朝ご飯にかぼちゃ入りのパンを作って毎日食べていましたが、簡単に作れるとは言ってもパンなので、発酵したりとそれなりに何時間もかかります。

そんなときこんなスコーンならあっという間。


丸く型を抜いて焼くスコーンもおいしいけれど、円形にした生地を放射状に切って焼くと、ツンツンした角が出来て、そこが最高に美味しいと個人的には思います。

小さめのもの6個分。

かぼちゃ・・・・・・・・・・60g
薄力粉・・・・・・・・・・120g
ベーキングパウダー・・小さじ1
砂糖・・・・・・・・・・・・10g
バター・・・・・・・・・15g
ヨーグルト・・・・・・20g
牛乳・・・・・・・・・・30g

かぼちゃは洗って皮つきのまま適当な大きさに切り、レンジでチンで、つぶしておきます。

粉はふるわなくて大丈夫。ベーキングパウダーと砂糖、バターを合わせてモミモミすりすり。

バターがなじんでほろほろしてきたら、かぼちゃとヨーグルト、牛乳も入れて混ぜます。

あまりこねくり回さずに。だいたい全体がなじんだら、まな板のうえで厚さ2センチくらいの円形につぶしながら広げ、放射状に6等分。

200℃のオーブンで20分!

簡単にカリカリのおいしいスコーンができます。

1個あたり114kcalです!
お砂糖もあまり入っていないので、メープルシロップをつけたりしてお好みの味で召し上がってください。

暑さもやわらぎ、キッチンに立つのも億劫でなくなってきました。ボウルひとつで簡単にできますので、ぜひ朝食やおやつに作ってみてくださいね。

かぼちゃの栄養がまるごと摂れるので、ぜひ皮つきのままで作ってみてください♪

2015年9月14日月曜日

野菜にも、栄養機能食品。

こんにちは。

今日は、今年の4月から「食品表示法」で、「栄養機能食品」に生鮮食品が適応されたというお話を少し。

「栄養機能食品」というのは、よく耳にするトクホ「特定保健食品」と同様、保健機能食品という制度に位置付けられています。栄養機能食品というのは、1日に必要な栄養成分をとれない場合などに、栄養成分の補給を目的として摂取する人に対し、その栄養成分の機能の表示をしている食品。

これまでは、サプリメントや加工食品、飲料が対象でしたが、今年度からこれに生鮮食品が加わったということです。つまり、スーパーにならぶ野菜のパッケージなどに「肝臓の働きを助けます」とか「目の健康をサポートします」などという文章が記載されることが近い将来あるということです。

9月8日に、消費者庁が初めて生鮮食品である産地のみかんともやしについて、この表示を許可しました。もう少しすると、栄養機能が記されたこれらの商品と出会うかもしれません。


しかし、ここで気をつけたいのは、あくまでこれらは特定の栄養素に限って認められるものであり、もちろん、これだけ食べていればいいというわけではありません。生鮮食品にはさまざまな栄養素が入っているわけです。特に消費者にアピールしたい栄養素を全面にだしているということなので、他の栄養素も体に入ってくること、また、こうした機能食品を偏って摂り過ぎないということも大切です。


こういった商品が増えることで、栄養素の働きを知る機会が多くなることはとてもいいことだと思います。ある栄養機能食品の栄養素をきっかけに、他にはどんなものに入っているのかとか、足りない栄養素は何かなとか、少しでも考えるきっかけになっていくといいなと思います。

何でも私たちが自ら確かめて物を選ぶ時代です。選択肢が多すぎて困る…なんていうことが日々多すぎると私のような優柔不断な性格の人間は生きづらさを感じるほどです(笑)。

いくら多くの人がいいといったものでも、自分には合わないことがあります。栄養機能食品は、医薬品とは違ってあくまで「食品」です。気になる方はぜひ一度お試しになって、ご自分に合うか、また必要か、考えてみてもいいかもしれませんね。

2015年9月8日火曜日

妊娠中の体重増加。

雨模様の日が続きます。雨の日は室内では蒸し暑く感じることも多いのですが、外へ出ると涼しかったりして、着るものに留意しないと体が冷えたり風邪を引く原因になりますので、どうかみなさまお気を付け下さい。


さて、塩分の話などでも登場した「食事摂取基準2015年版」から、妊娠中の体重増加についてのお話を少し。

ご存知の方も多いと思いますし、周りの経験者の話などを聞いていると〇キロ増えたとかそんなお話も耳にすると思います。だいたい10キロ前後が多い数字なのかなとか、なんとなくでも知識としてあるかもしれません。

けれど、長い(ような短いような・笑)妊娠期間中、出産時に10キロ増だったとしても、その間どんな増え方をするのかはなかなか想像がつきません。実際に妊婦さんは検診のときに体重も計るわけですが、ご自宅で体重計に乗っていない方は、検診にきて計ってみたら…えっ!!ということも。

食事摂取基準には、体格区分別、妊娠中の体重増加の目安が示されています。

やせ:BMI<18.5
普通:18.5≦BMI<25
肥満:25≦BMI

これを目安に、BMIが25以上の方は個別対応となり、やせでは9~12キロ、普通では7~12キロの増加を推奨しています。

加えて妊娠中期(14週0日~27週6日)から後期(28週以降)における1週間当たりの推奨体重増加量を0.3~0.5キロとしています。

つまり、1週間で500g以上体重が増えていたらちょっと気をつけないといけません。主に食生活を振り返り、1週間での変化を見極め早めに修正しましょう。

とはいえ、近年では20代30代のやせの増加に相まって低出生体重児の出生率も増加しているようです。妊娠中の極端なダイエットは言うまでもなく勧められません。BMIを目安にだいたいの体重増加量を知っておくと、ご自分での体重管理に役立つと思います。

本来、妊婦さん個々に1日の摂取エネルギーは違います。詳しく知りたい方や体重管理にお困りの方はお気軽に声をおかけください!

今週もはじまったばかり。元気に一週間過ごしましょう♪

2015年9月2日水曜日

フォー。

突然ですが、フォーを食べたことはありますか。

ベトナムうどんとでもいいましょうか。「フォー」と検索するとレシピもいろいろでてきます。

先日、外食をする機会があり、そのとき久々にフォーを食べました。ライムや香草を入れなければ特にクセもなくあっさりつるつる食べられて、娘がおいしそうに食べていたのを見て、家でも作ってみました。

こどもって麺類が好きな割合が高いと思うのですが、うどんやそばはいいとして、パスタ類となると、味が限られてくるように思います。唐辛子を効かせてオイルベースで食べたいと思っても、こどもと同じものとなると、クリーム系とかケチャップ系とか。後からタバスコをかけるくらいしか出来なくて…。こってりはちょっと遠慮したいんだがなあと母は思うわけです。もちろんこどもにも好みはあるのでひとくくりにはできませんが^^;

フォーは米粉やタピオカでんぷんからできていて、小麦粉の麺のように汁をあまり吸収せずつるっとしています。

ラーメンのように脂っこいスープも要らないし、鶏を茹でたスープを使ったり、鶏がらスープの素なんかでも簡単にできます。

私は茹でた鶏のスープを使って、鶏肉、ボイルしたえび、かいわれ、三つ葉、ねぎ、わかめなどをテキトーに乗せてみました。味付けは塩とこしょうに、しょうゆをちょろっとです。

完全に、単なる我が家の夕飯になってしまったのですが、フォーっていうのは妊婦さんにもおすすめだなと思って書きました。

温かい汁もので、油は使わないで、たんぱく質がしっかりとれて、野菜や海草類ものせることができて、好みでかんきつ類や香りの強いトッピングもできるのでご家族みなさんで食べられる簡単メニュー。夏の間に疲れた胃をやすめるためにも、温かい料理はこれから必須です。

鶏肉は多めにゆでておけば保存がきいて、アレンジも自在にできますし、ちょっと変わった麺類ということでご紹介しました。

たぶん、フォーも淡白な味なので調理しだいでいろいろお好みにアレンジできるのではないかと思います!!ちなみに最後のほうに、ちょっとキムチを入れてみたらまるで「冷麺」でした。(冷たくないけど)

不安定なお天気が続きますので、引き続き体調管理はしっかりと、元気にお過ごしください♪


2015年8月26日水曜日

誰にでも当てはまる基本のお話。

私は職業柄「食品成分表」をよく見ます。
食品の成分自体だけでなく、さまざまな資料も添付されていて見ていて飽きません。(私の場合…です)

そこでふと目に止まった「基礎代謝」のページ。

一番初めにお話をしたと思うのですが、
「食べる量は変わらないはずなのに太ってきた」
とか
「同じだけ食べてもあの人は全然太らない」
とか、なんとなく誰もがチラッと感じたことがありそうなそんな気持ち。

それは「基礎代謝量」の違いによるものが大きいと思います。

基礎代謝とは、人が生命を維持する上で必要なエネルギー。男女とも、10代半ばくらいを境にだんだんと基礎代謝量は減ってきます。要するに、ちょっと極端ですが例えば10代の頃と同じ食事を40代でもしていたら確実に体重は増えていくという感じです。

具体的に、基礎代謝基準値というものがあり、以下のようになっています。

18~29歳・・・・男性24.0 女性22.1
30~49歳・・・・男性22.3 女性21.7
50~69歳・・・・男性21.5 女性20.7

この数字は、体重1kg当たりの数字です。
例えば、35歳女性で体重50kgの人の基礎代謝量は21.7×50で、およそ1085kcal。これが最低限必要なカロリーです。

この数字に、その人の活動量の目安の数字をかけて、1日に必要なカロリーが計算できます。

これは生活活動強度といいますが、ざっくり分けると、
1日ほとんど座って過ごすような人は×1.5
家事や通勤、軽いスポーツなどを含む人は×1.8
移動や立位の多い仕事や活発な運動週間のある人は、×2.0

そんな感じで基礎代謝量に当てはまる数字を乗じて計算します。

ご自分に、一日に必要なカロリーがだいたいわかりましたでしょうか。毎日の食事で細かくカロリーを計算することは無くても、外食や、カロリー表示のある食事をする際などに参考にされてはいかがでしょうか。

基礎代謝量を増やせば、太りにくくなると言えることはおわかりかと思いますが、逆に少なすぎるカロリー摂取になってしまうと、脳が飢餓状態と判断して脂肪をため込もうとしてしまい、どんどん基礎代謝が落ちて太りやすい体になってしまいます。

基礎代謝をあげるには、筋力をつけるだけでなく、バランスのとれた食事をすることも重要だそうです。よく噛んで、たんぱく質をしっかりとって、ごはんや野菜などいろいろな食品をまんべんなく摂取する。やっぱり基本はそこなんです。

いつも同じことしか言っていないような気もしますが、どうしてもそこにたどり着いてしまうのです…。

急に涼しくなってきました。
エアコンつけっぱなしで寝ていたころが懐かしくすら思えます。
一番体調を崩しやすいときですね。
温かい食事をして、からだをいたわって、健康に残暑を乗り切ってほしいと思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

2015年8月18日火曜日

コツコツ貯めましょう。

こんにちは。

台風の影響なのか、不安定なお天気が続きます。
太陽はあまり出ていなくても、湿気が多い日は汗が蒸発しにくいため熱中症には要注意だそうです。少し暑さがやわらいだと思って油断せず、体調管理に気をつけていきましょう!


なんでも「コツコツ」と行うことは、勢いで短時間で行ったことよりも確実に効果があるように思います。ただ、効果が見えにくいということで、特に何にでもスピードや即効性を求める現代においては見落としがちなことのようにも思います。

食事は毎日のことなので、「効果」をうたうと反応がすごいです。こういう話はここでしょっちゅうしますが。

生活の基礎となる食事でも、「コツコツ」を大切にしてほしいと思います。

カルシウム、鉄分、妊婦さん授乳中のママにも、育ち盛りのお子様にも手軽に足りない栄養素が補える安心のこんなレシピを今日はご紹介。

先輩に教わってから私も自己流で簡単にアレンジしてしょっちゅう作ります。

「乾物で、かんたんふりかけ」


さくらえび(小エビでも可)・・・・・10g
白いりごま・・・・・・・6g
青のり・・・・・・・1g
かつお削り節・・・1g
塩・・・・・・・ほんの少し(0.1g)

写真左のように、耐熱皿に円形にえびとごまを乗せ、レンジ(600W)で1分半加熱。
粗熱がとれたらビニール袋に入れ、めん棒などで袋の上からごまをつぶすような感じでトントン叩いていきます。その中に、青のり、削り節、塩をいれてザッとまぜたら容器に入れ替えます。

あっという間に、香ばしくておいしいふりかけの出来上がり。

全量で、73kcal、カルシウム279mg、鉄分1.7mg、食物繊維1.2g、塩分は0.5gです。

乾物には塩分が含まれるので、塩を入れる前にぜひ!味見をしてみてください。そのままでも十分なくらい味がついています。

食卓において、さっとご飯にかけたりおにぎりにしたり、一度にたくさん食べるものではありませんが少量でも不足しがちなカルシウムや鉄分が摂取できます。

乾物は暑い季節でも保存がきくし、料理のすきま時間にささっとできる一品なわりに重宝します。計算するうえで分量を量りましたが、そんなに細かい決まりはないのでお好みで増減して作ってももちろん大丈夫です。

火を使わず、簡単にできる「ふりかけ」。
ぜひお試しください♪

2015年8月15日土曜日

お盆休みの食生活。

こんにちは。

相変わらず暑い毎日ですが、みなさま体調はいかがでしょうか。

今日までお盆休み、という方もたくさんいらっしゃると思います。もちろん、お盆休みには関係なく、むしろ世間がお盆休みだったからこそ忙しかったという方もたくさんいらっしゃると思います。

とにかく、暑い中お仕事をしたり、遠くへ出かけたり、誰かをもてなしたり、みなさまお疲れ様です!!

盆暮れ正月とひとまとめにする言葉があるくらいなので、この時期はお祭りだったり人が集まる機会が多かったりして、食生活が乱れがちになることが多いかと思います。

そういうときは、健康な方なら、カロリーとか栄養とか気にせず食事を楽しめばいいかなと思います。

先日、知り合いの方にこんなことを言われて。

「旅行とかいくとね、バイキングとかだとつい食べ過ぎちゃって、帰ってから後悔するんだよね…」

誰にでも経験のありそうな話です。

気分が開放的になることも手伝い、こんなふうになるわけですが、そういうときは非日常を思い切り楽しめばいいと思います。逆に私はそういうときでも職業柄なのか「まずは何か繊維質のものを食べ…そしてアレを食べ次にコレを食べ…こういうものが足りない気がするから、コレを食べておいたほうが…」

と。自分でも嫌だな~って思います。こんなこと考えずに食べたいものだけ食べたほうが楽しい気がするのに。

だから、その知り合いの方にも言ったんです。それでいいんじゃないですかと。たとえば毎週末どこかへ旅行して、その食事をずっとしていたらすぐに肥満とか、具合の悪いところが出てくると思います。

けれど年に何回とか、そういう場所で羽を伸ばしたあとは満足して帰ってきたほうが絶対、心身ともに健康的かと思います。以前に書いたかもしれませんが、たくさん食べた後に「あー食べ過ぎた」と思うより「おいしくて幸せだった!」と思ったほうがからだにいいとかなんとかそんな話を聞いたことがあります。

もちろん、食べ過ぎをすすめているわけではないですよ…^^;

楽しいお盆休みを過ごして、そうしてまた次の楽しい時間を健康に迎えるために、日々の生活を整えていってほしいと思います。

特に、外食などで脂肪分や塩分はことのほかたくさん摂っていると思います。

いつもの生活に戻ったら、少し油っこいものは控えるようにして、胃を休めてあげてください。あっという間に8月も半分が過ぎました。疲れが溜まってくるころだと思いますので、どうかご自分のお体を大切に、労わりながら過ごしてくださいね。

2015年8月6日木曜日

お疲れ様です。夏の妊婦さん。

先日、妊婦さんの友人に会いました。夏の妊婦さんは、一番大変かもしれません…。ほかにもちょうど今がつわりの時期の妊婦さんの友人もいますが、これはもう、つわりと夏という最強タッグを組まれていますから、本当に毎日お疲れ様ですとしか言えません。早くこの酷暑とつわりの症状が過ぎ去ってくれることを祈るばかりです。

妊娠していない人にとっても、暑くてたまらない、火を使って料理なんてしたくない、そう思うのに、妊婦さんは、こんなもの食べてくださいとか体を冷やしすぎないようにとか体重の増え過ぎに注意とか…。もういろいろなことを言われ、どうしたらいいものかと困ってしまう方もいるかもしれません。

ただこんな時期は何カ月も続くわけではないので、うまく乗り切ってできるだけ快適に過ごしてほしいと思います。

本当に、当たり前のことですが、胃に負担をかけないように冷たい物の摂り過ぎを控えて、たんぱく質の摂取を意識しましょう。ご飯や麺類などをエネルギーに変えるときに欠かせないビタミンB1。疲労回復のビタミンとも言われていますね。

ちょうど、昨日も「土用の丑の日」でしたね。うなぎはそうそう食べていられませんが、豚肉もとっても優秀なビタミンB1選手です。うすいしゃぶしゃぶ用のお肉でしたら、おそばやそうめんを茹でる前のお湯でさっと火が通せますし、それにネギやしそなどの薬味を加えて麺類に乗せれば、お皿ひとつで洗いものも少なく、一人ずつ盛り付けると食べた量もしっかりと把握できるのでおすすめです。大皿にとってしまうと、ついつい食べ過ぎたり、食べた量が分からなくなってしまいますからね^^;

豚肉も、バラ肉ですとどうしても脂肪が多くなりますので、できればモモ肉などの脂のすくない部分がおすすめです。

冷たい麺類を食べるときは、できれば飲み物は温かいお茶などにして、冷え過ぎに気をつけましょう。

基本的なことですが、それができていれば問題ないと思います。暑さも今日くらいがピークとも言われています。ここまでの暑さは一過性のものなので、こんな時期にあえて挑戦的に(?笑)何かにチャレンジしなくてもいいと私は思います。これがからだにいいと言ったから食べてみようとか料理してみようとか。あくまで無理のないように、楽しんで過ごしていただけたらなと思っています。

今日もこまめな水分補給で、元気に過ごしましょう♪


2015年8月1日土曜日

妊産婦さんのカルシウム。

こんにちは。

8月になりました!!

こどものころから、8月になるとなんとなく物悲しさを感じていました。7月は、これから夏休みだやっほーとなっているのになんだか8月に入ったとたん、ああもう今月で夏休みが終わるんだなと。学校は学校で楽しかったのに何なんでしょう。

大人になった今は、8月に入ると、もう来月は9月か…秋だなあ。10月になったら、おせち料理の予約とか始まるんだよなあ。すぐクリスマスになって、大晦日になって、ああ、今年も終わりかあ、早いなあ…と、どこまでもせっかちな私は考えるのです。そんなに時間に追われて暮らしてはいけないと思いつつ、つい先のこと先のこと考えてしまうのです。

みなさんは、どんな8月を過ごす予定でいますか。

なにはさておき元気なからだあってこそなので、暑さにもだいぶ慣れてきたころだと思いますが食事や睡眠をしっかりとって日々の疲れを蓄積させないようにしたいですね。


ずっとカルシウムの話をしてきたのですが、妊産婦さんのカルシウムについて今日はちょこっとお話します。

カルシウムの摂取量は一昔前まで、厚生労働省が発表している「食事摂取基準」では、妊婦さん、授乳婦さんそれぞれに多くの付加量がついていました。それが、今では「0」となっています。妊娠中はカルシウムの吸収量が高まることや、たくさんとっても排出される量も多いため、妊娠していない成人女性と同じ量でいいということになったのです。

しかし!

付加量がないからといって、もちろん、気にしなくていいわけではありません。

カルシウムは日本人が唯一とれていない栄養素とも言われています。以前にも話しましたが、カルシウムは体の中での吸収率が悪いため、表示されている量よりも実際とっている量はぐっと少ないと考えていいと思います。

ちなみに成人女性では550mgのカルシウムが最低限必要、推奨量としては650mgとってくださいとされています。

妊産婦さんは650mgを目標に、日々コツコツカルシウムをとっていってほしいと思います。

鉄分をとりなさいとかカルシウムをとりなさいとかいろいろ妊婦さんも食事に頭を悩ますことも多いと思いますが食品は単独ではなく複合的にとってその効果が発揮されます。

この先は長くなりそうなので、また回を改めて書いていきたいと思います!

8月も!
元気に!
いってみましょーー♪♪

2015年7月26日日曜日

野菜の日光浴。

この週末は、関東地方も猛暑日となるところ続出で特に暑さが厳しかったようですがみなさまいかがお過ごしでしょうか。

暑いときの体調管理は難しいです。寒いときより自覚症状が出にくいように感じます。

ここ数回は骨のお話、ビタミンDのお話をしてきました。

適度な日光浴。この猛暑に「適度」はあるのか…。暑くて外に出たくない!という方も多いかもしれません。

そんなときは、人間の代わりに、野菜に日光浴してもらいましょう!

干し野菜はどうでしょうか。

この週末は風も穏やかで、野菜を干すにはいい条件でした。ざるに切った野菜を並べて干すだけ。


上が干す前。

下が二日目。

ほぼ丸1日でカラカラになります。翌日の午前中も少し陽にあてて、こんなに「干からび」ました。人間はこうも陽に当たることはできませんからねえ…(笑)。

なにしろ、日光に当てるとビタミンDは増えます。大根などはカルシウムもかなり増えるらしいです。その代わり、熱に弱いビタミンCなどは減ってしまうので、生でとったり、干したものを使ったり、いろいろ組み合わせて一日の食事を考えてみてくださいね。

こんなふうにカラカラになったものは、水で戻してぎゅっと絞って和えものにしたりいため物にしたり。野菜のかさもぐっと減るので、たくさんの量をとることができますし、生とはちがった味わい、食感が楽しめます。カラカラに乾かせば保存も効くので、野菜がたくさん手に入ったときなどもおすすめです。

こうして太陽の恩恵を食べ物から感じ、干すことでいつもと違った顔になる野菜をおこさまと観察するのも楽しいものだと思います。

この暑さもおおいに利用して、まだまだ続く暑い夏を楽しく乗り切りましょう!!

2015年7月23日木曜日

うなぎと絡めて。

今年は7月24日が土用の丑の日です。8月5日もだそうです。

今日、たまたま本で土用の丑の日の由来を目にしました。昔、うなぎ屋が平賀源内にどうしたらうなぎが売れるか相談してうなぎを食べる日として「土用の丑の日」を作ったら大繁盛したと。

そうだったのか…。知りませんでした。こういう話は諸説あるのかもしれませんが。

とにかく、土用の丑の日は、普段よりうなぎが売れるのでしょう。

なんでしょう、見た目とか味とか、よくわからないけど個人的には雰囲気的にすごく「スタミナつきそう」って気がします。私はすでに夏バテ気味だったのでフライングして数日前にうなぎを食べました。うなぎに含まれる栄養価を知っているとなおさら、食べながら元気になる気すらしました。

前回、ビタミンDの話と骨の話をしました。女性は特に、年齢を重ねると誰でも骨粗鬆症のリスクが高まります。強い骨の三原則。運動、栄養、日光浴。ビタミンDは食べ物からと、紫外線からと両方からとりたいもの。そこで…

うなぎというと、どんな栄養が豊富だと思いますか?

一番多いのはビタミンA。100g食べたとして、1日の所要量を余裕でクリアです。よく言われるのは目によいとか、皮膚や粘膜を正常に保つといった作用です。

それから、夏バテにいい!というイメージも多いかと思います。

これは、ビタミンB1が含まれるうなぎを食べることにより疲労回復効果があるということだと思います。ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるお手伝いをしてくれるビタミンです。そしてビタミンB2も!こちらは脂質の代謝に活躍。

そしてそして、ビタミンDです。カルシウムの吸収を助けてくれる栄養素。こちらも100gで一日の所要量をクリア。カルシウムも多いうなぎですから、一緒にビタミンDもとれて理想的。

うなぎが大好物っていうかたは違うかもしれませんが、私はお正月におせち料理を食べるような感覚で、土用の丑の日だからうなぎを食べているというだけなのですが、この最強ビタミンミネラルパワーを知ってしまうと、ときどき食べたいなという気になります。どうやら土用の丑の日というのは夏だけでなく年間通して何日かあるという話も聞いたことがあるので、それに合わせて食べようかなとか。でも、頻繁に食べるにはちょっとお値段が…(笑)。

やっぱり、夏だけでいいか…。

平賀源内みたいに私はうなぎ屋の相談を受けたわけでも、うなぎ屋の知り合いがいるわけでもありませんが、ちょっとお疲れ気味の体にうなぎはおすすめです。

元気な体に元気な骨。なんだかこれから本番を迎える暑さに対抗できそうな気がする、うなぎ。長いもの一本どーんと食べなくても、少しの量でも栄養素はぎっしり!季節を感じながら食べてみてもいいかもしれませんね^^

2015年7月22日水曜日

適度な日光浴。

毎日暑いですね。とりあえずこれは言っておかないとという感じです。

真夏の紫外線はお肌の大敵。
それに太陽カンカン照りのときは、一歩外に出るだけでもう汗がふきだしてきます。

どちらかというと「悪者」扱いされる紫外線ですが、人間の体にとっては必要なものでもあります。

最近ちょっと気になるこんなニュースを見ました。
「幼児のくる病が再燃」

くる病というのは、戦後栄養状態が乏しかったころに多かった「ビタミンD」不足でおこる病気です。ビタミンDは骨の形成に大きく関わってきます。これが不足すると骨の発育不良が起こります。

ビタミンDを補うのに、食事はもちろんですが、紫外線を浴びることも大切。骨粗鬆症の予防でも、運動・栄養・日光浴、これが三本柱となっています。

さすがに今の時期は日中の外出は危険な気温のときもありますので、午前中早い時間や夕方少し涼しくなってきたころに30分でも外に出て日光を浴びてみましょう。もちろん、体調のすぐれないときなど、基本的にこの時期は無理をせずに行ってくださいね。

ちなみに、食事でビタミンDをとろうとした場合ですが、食品成分表のビタミンD一日摂取量というのをみますと、0~11カ月の乳児にはカッコ書きで、適度な日照を受ける機会がある場合とそうでない場合との二種類の数値が書いてあります。そのくらい、ビタミンDと紫外線は密接なつながりがあります。

そして、ちょっと話がそれますが、20歳くらいまでは骨を「貯金」する時期で、この時期にどれだけ骨量を増やせたかによって将来の骨粗鬆症のリスクが決まるとも言われています。その後は、いかに減らさないか、を先ほどの三本柱で維持していくわけです。

その後の骨粗鬆症についてはまた書きたいと思います。

話が戻って、食事からのビタミンDですが、主に魚介類にはとても多いです。干ししいたけや、きのこ類にも含まれます。

小さなお子さんですと、しらすや鮭などはお食事に取り入れやすいのではないでしょうか。しらす(微乾燥品)ではほんの5gで、ほぼ幼児の1日分に必要なビタミンDが摂取できます。

毎日の献立にお魚も取り入れて、適度に日光を浴び、たくさん体を動かして、元気な骨を作りましょう!!

2015年7月16日木曜日

油大さじ1杯何カロリー?

こんにちは。

関東地方にも台風が接近中で本日はとても不安定なお天気です。

昨日までは厳しい暑さで…なんだか急に35℃近くなったものだから、自分を含め周りも体調を崩す人が多く、これはおそらくこの暑さのせいではないかと思っています。熱中症に注意しましょうとどこでもかしこでも言っていますが、改めて自分も体力を過信せず体調管理に努めていかなければいけないなと思います。


さてさて。

食べ物を手に取ると、ついつい「栄養成分表示」を読んでしまうのは職業柄か、現代人のクセなのか。わかりませんが私はこの表示を見るのが大好きです。

以前も、妊娠すると自然と食べるものを気にするのではないかというお話をしましたが、加工食品などに何が含まれているのかなど、妊娠をきっかけに興味をもたれるかたも多いかと思います。あかちゃんが生れたら、こどもに食べさせるものだからとこれまた食品選びも今までと違った基準で判断するようになるかもしれませんね。


ご自分で作るお料理のカロリーを気にする方もいると思います。毎日の食事を、その都度はかりを使って計量し計算する人はなかなかいないと思いますが、おおざっぱにでもわかる範囲で、豚バラ肉100g使ったら400kcal以上あるとか、卵一個でだいたい80kcalとか、そんな具合にでもわかっていると違うのかなと思います。

野菜など素材自体のカロリーがさほど多くないものは、一日の摂取量としてカロリーではなくグラムで、350g以上とりましょうと言われているのはよくご存知の方も多いかと思います。

逆に、少量でもカロリーが高いものは、油です。

炭水化物(糖質)を抜いたりする食事療法がはびこる現代ですが、炭水化物は1g当たり4kcalなのに対し、油(脂質)は1g当たり9kcalもあります。

サラダ油は、大さじ1杯で12gあります。

計算すると、9×12=108kcal

白いご飯に換算してみるとおよそ65g分。まあ、なんとわかりにくい(笑)。

しかし、油大さじ1杯と、お茶碗に半分くらいのご飯。これが同じカロリーなわけです。油がいかに少量でカロリーが高いかわかります。炭水化物を抜くダイエットも奥深い根拠があるのかもしれませんが、炭水化物さえとらなければいいという見解については疑問です。やはり、全体的に量を減らすとかバランスを保ったままの食事コントロールをすすめたいです私は。

そしてちょっと話をもどして、栄養表示なのですが。これですね。

誰もが一度は目にしたことがあると思っています。

さきほどのお話を思い出して下さい。

炭水化物は、1gあたり4kcal
脂質は1gあたり9kcal
そしてたんぱく質は、1gあたり炭水化物と同じ4kcal
です。

ここからは、大して意味のない話になるかもしれないのですが、この表示にかいてあるたんぱく質、脂質、炭水化物をこんなふうに計算してみます。

たんぱく質 2.4(g)×4(kcal)
脂質   19.6(g)×9(kcal)
炭水化物 32.6(g)×4(kcal)

そうすると、一番上の熱量(カロリー)になります。
こんな風に熱量は計算されていますので、もう、ものすごく暇で暇でやることがないというときに、ぜひ計算してみてください。私はちょっと手持無沙汰になるとこんなことをしています…。

ちなみにナトリウム。ナトリウムに2.54をかけて計算した値が食塩相当量になります。
321(mg)×2.54÷1000=0.8g


しかしこの表示については2020年までの経過措置期間を経て、ナトリウム表示ではなく食塩相当量表示にかわってゆき、より消費者にわかりやすい形で表示されることとなっています。

一目で栄養素がわかり、私たちが自ら食べるものを選んでいく時代です。知ろうと思えば何でも知ることの時代。はたしてどこまで知っていいものかとすら思ってしまうわけですが、知識が増えて悪いことはあまりないような気がします。いろいろ知った上で、自分にあったものを選んでいかれたらいいですね。

なんだか計算だらけの回になってしまいましたが最後まで読んでいただいてありがとうございました。

蒸し暑くなると、室内でも熱中症の危険が高まります。やっぱり言いますが、熱中症には十分気をつけ、週末にむけてさらに元気に過ごして行ってほしいと思います!

2015年7月10日金曜日

幼児の肥満について。

こんにちは。

今日は、長かった雨の毎日もちょっとひと休み。久々に朝太陽の光を浴びることができました。

妊婦さん、授乳期のお母さんにはちょっとまだ先の話ですが(上のお子さんがいる方は身近に感じるかもしれませんが)、先日新聞で目にとまった幼児の肥満のお話をちょっとしたいと思います。

だいたい、3~5歳くらいの、いわゆる幼稚園に通っているくらいのこどもの肥満についてです。

大人の体格指数で使われるBMI。

ご存知の方も多いと思いますが、体重(kg)を身長(m)の2乗で割った数値になります。

たとえば、体重50キロ、身長158センチの方ですと
50÷1.58÷1.58=20.0
となります。

日本肥満学会では、BMI22.0を標準体重としており、18.5以上25.0未満を普通体重とし、BMI25.0以上を肥満としています。

つまり身長158センチで、62.5キロ以上だと肥満ということになります。

この成人でいう体格指数(BMI)の幼児版をカウプ指数(計算方法は違いますが式を変形するとBMIと同じになります)といい、小児では年齢ごとに標準値が違います。

3~5歳ですとおおよその標準値が14.5~16.5くらいということです。

私が新聞で見た自治体では3歳児健診のときにいわゆるBMIが18.5以上の場合、また1歳半健診と比べて0.5以上増加などに該当した場合、小児科の肥満外来を紹介し、医師や栄養士とともに生活改善をサポートするというしくみができているそうです。

大人もそうですが、BMIというのはみかけの数値です。BMIというのは体格指数であって体脂肪率とは違います。みかけの数値はあくまで健康の目安として考えてください。幼児の場合ももちろん同じです。標準値は標準値としてありますが、これをちょっと出たからすぐどうということではありません。

そもそも乳児の体というのは脂肪が蓄積していてBMIが高いです。赤ちゃんの、あのムチムチ、ぷにぷにのなんとかわいらしいことか。輪ゴムをまいたようなあの手首…ときどき見てあげないととホコリがたまっちゃって…(笑)。

誰もが経験するそんな時期を経て、活発に動く時期になると自然にBMIは低下します。そして再び増加に転じるのが6歳前後だそうです。その時期が早ければ早いほど、将来肥満になるリスクが高いと国内外の研究で明らかになっているそうです。

やみくもに数字にとらわれるのではなく、幼児期はとにかく食事(ごはん)をしっかりと食べ、甘いものやジュースを与える機会を考え、食事をしっかりとするためにたっぷりと体を動かすこと。気になる方は、普段食事以外に与えているものの種類、量や回数を見直してみてはいかがでしょうか。

ちなみにこの頃必要なカロリーは1250キロカロリーほど。それこそ体格などにより個人差はありますが、お母さんの必要量を2000キロカロリーとすると、だいたい子供はその6割ちょっとと考えると食事作りの際に役立つのではないかと思います。

これから長い夏休みに入ると、食事の管理もほぼ毎日お母さんの仕事になり、頭を悩ませるかもしれません。のども渇くと思いますが、むぎ茶やお水などで水分補給をし、よく体を動かしていれば、ご飯はおいしく食べられますし、毎食きっちり作る必要もありません。1日の中で野菜や果物や乳製品も取り入れてつじつま合わせをし、時には外食や買ってきた食事を楽しみ、おやこで元気な夏休みを過ごしてほしいと思います。




2015年7月6日月曜日

健康を考えるとき。

今年も下半期に突入です。

ザ・梅雨。な天気の今日この頃ですが体調管理はできていますでしょうか。

着るものにも悩む季節です。梅雨が明けると夏の暑さが厳しくなりますが、着るものに悩むっていうことがないのがちょっぴりうれしかったりします。もう、とにかく常に涼しさ重視で…となるので。

さて、先日食育の先生のお話を聞く機会があり、こんなことをおっしゃっていました。

食べざかり、育ち盛りの中高生に、「バランスのいい食事をしましょう」と言っても響かないのはどうしてだと思いますか。それは、彼らが”健康”だからです。


食べても食べてもお腹が空いているくらい、エネルギーの消費も摂取も多い成長期。学校帰りなどお腹が空いたとき、そうそうバランスのいい食事ができる状況もなく、でも彼らは健康そのもの。確かにそんな言葉は右から左でしょう。

そのとき思ったのです。

妊婦さんというのは、そういった意味で彼らと真逆の位置づけになるのかな?と。

さして意識はせずとも、そう、今まで健康のことなど全く考えずに食事をとってきたような人でも、自分のお腹に命が宿ったと知ったら、まっさきに体のことを考えて、食べるものも考えるようになるのではないかなと。

「バランスのいい食事をしましょう」なんて言わずとも、本能というか、自然と意識するようになる人が多いのではないかと思うのです。

それを機に、まわりの家族の健康、赤ちゃんだけでなく自分自身の健康や食についても考えてくれるようになったらいいなと考えています。

〇〇に効く、とか〇〇にいい、という話は世に溢れています。でも結局のところは一つのものに偏った食事ではなく、まんべんなくいろいろなものを食べる「バランス」にたどり着きます。

妊婦さん、授乳中のママさんなどは、自分が食べたものがわが子に影響すると思うと神経質になってしまう方もいるかもしれませんが、まずはご飯などの主食、お肉やお魚、豆や卵などの主菜、お野菜や海藻類のおかず(副菜)、この3つを食卓に並べることを意識して毎日のお食事をしてみてください。

基本中の基本ですが、それが一番大切なことだと思います。そしてその3つの中で、目で見て彩りがいいなと思えばそれなりにバランスはとれているはずです。

お食事のことや体重の管理などでお悩みがありましたら検診の際などにお気軽に声をかけてください^^

ジメジメして洗濯物も乾きにくい気候がしばらく続きそうですが、気持ちは晴れやかに毎日を過ごしたいですね♪♪

今週もがんばりましょう!

2015年6月30日火曜日

すごい時代です。

6月最後の今日は、栄養の話まったく関係ないのですが…。

ちょっとビックリしたことがありまして。

妊婦の友達が、最近胎動を感じるようになってきたんだー、と話をしてくれて、あぁ、胎動かあ。懐かしい。あの感覚、妊婦にしかわからないと思うと恋しくなり…

と、本当にこのタイミングで今朝の新聞の地元企業の紹介の欄を見ると。


「胎動を体験できる人形を開発」

ん、ん??

よく、お腹に重りをつけて妊婦体験ていうのはありますが、胎動というのは私は初めて聞きました。

妊娠8ヶ月頃を想定して作られたお人形。なんと声掛けの内容により動きを微妙に変える電子制御システムもついているのだそう。

実際3人のお子さまのお父さんでもある社長さんが開発し、看護学校や、中学校などで命の大切さを伝える授業で試験的に使いはじめているそうです。

自分の体の中で起きていることを自分以外の人が理解できる、そんな時代が来たのですね。

あと10年もしたら、今では思いもよらない発明が生まれているのでしょうね

現実いままさに妊婦さんのかたはこれからの暑くて大変な季節を、どうか大切に元気に過ごしていってほしいなと思います


2015年6月28日日曜日

そうめんの季節がやってきた。

こんにちは。

今日も暑い一日となりました。

夏といえば、そうめん。

冬でもあたたかい「にゅうめん」美味しいですが、冬場はあまり目に止まらないそうめん。夏の余りを消費することはあってもなかなか食べる機会が少ないかもしれません。やはり、夏のものというイメージです。

今日は、一皿でバランスのとれるメニューのご紹介。

こんなそうめんの食べ方はいかがでしょうか。


「豆乳つゆのサラダそうめん」

なんかいろいろ乗っていますが。

そうめんというと、めんつゆをつけながら食べるというのがオーソドックスかと思われます。

そうめんに限らず、夏場のこうした麺類の食べ方は、たんぱく質が不足してしまうのが落とし穴。薬味をたくさん使って野菜をたっぷりとっているつもりでも、たんぱく質が不足してしまうと夏バテを引き起こす原因にもなります。卵、魚、肉、乳製品などを一品は取り入れて一食分にするのが理想的。

こちらは、茹でたそうめんをお皿に盛り、野菜やお肉などをのせて、あとはつゆをかけます。今日は豆乳とめんつゆでコクのあるクリーミーな豆乳つゆをつくりました。

作りましたと言っても

豆乳(甘くない、無調整豆乳)・・・・50cc
めんつゆ(3倍濃縮)・・・・・・・・・大さじ1

これをまぜるだけ。一人分でこの量で食べられますがお好みで調整してください。

上に乗せる具はなんでも!!写真は、きゅうり、トマト、ねぎ、みつば、シソの葉、かにかま、茹でたほうれん草(冷凍保存してあったもの)、豚肉、残り物の味つけ半熟卵に、パプリカのマリネ…

前の日の残り、冷蔵庫の残り野菜、本当になんでもアリ。具の種類が多いほど味わいも深くおいしくなります。

今日は豚肉をゆでただけ、あとは全部切るだけ!豚肉も、そうめんを茹でるまえにさっと茹でるだけなので簡単です。

焼きナスやオクラ、焼いたり茹でたりしたお肉、揚げた野菜などなど、お夕飯で多めに作っておいて翌日のランチにしても。いろいろな味で試してみてください♪♪

ピリッと辛いのがお好きな方はラー油をかけたり、キムチも豆乳との相性バツグンです。

暑くなる季節に、食べやすい麺類に栄養と愛情をたっぷりこめて^^

月曜からの一週間も元気に過ごしましょう!


2015年6月25日木曜日

暑い夏は、寒天。

梅雨の晴れ間は湿度が高くてじわじわと体力を奪っていくような暑さ。

もうすでに寝苦しくて熟睡できない日々です。

お腹のおおきい妊婦さんは、もっともっと大変なんだなあと。自分が出産したときは真夏にはまだお腹はさほど大きくなかったからよくわからないのですが、自分が妊娠してから、8月生まれや9月生まれの人に会うと「お母さん、暑くて大変だったんだなあ…」としみじみ感じてしまいます。

今朝は4時前からウダウダしはじめ、仕方が無いから4時半に起きてしたことは、寒天ゼリー作り。

前の晩に小豆を煮ておいたので、抹茶あずきかんを作りました。

粉寒天というのはとても使いやすく、また、最近は溶かして固めるだけではなくいろいろなものに混ぜて食べる使い方も多く見られます。

代表的なものはご飯を炊くときにいれる、というものでしょうか。私もずっと前に何度かやってみましたが、味は全く変わりません。ご存知のとおり、寒天には食物繊維が含まれていてお通じの改善に役立ちます。ゼリーなどはお砂糖を入れたりしてデザート感覚ですが、こんなふうに食事に加えられるとうれしいですね。

同じようなゼリーでも、ゼラチンで固めたものは常温では溶けてしまうのに対して、寒天は常温でも固まっているのでこれからの暑い季節にぴったりです。

ただ水に溶かして固めて、ところてんつきでつけば立派な一品に。

今は100円ショップでも簡単に買えます。お酢やからしを効かせて塩分も控えめ、さっぱりとおいしいヘルシーな手作りところてんを作ってみてはいかがでしょうか。青のりといりごまをふると見た目もきれい、味もぐんとおいしくなりますよ。

今日は暑い暑いと思いながら、熱いそばを食べてみました。すごい汗です(笑)。でもなんだか気持がいいです。

これからの体調管理は暑さとの戦い。

みなさん、無理をせず、水分、休養しっかりとりながら元気に夏を迎えましょう♪♪

2015年6月20日土曜日

地場野菜で週末ごはん。

こんにちは。今日はとてもいいお天気のようですが天気予報では「大気の状態が不安定で梅雨の中休みではありません」と言っていて…ビクビクしながら大量の洗濯物を干していましたがどうにか片付きました。

梅雨に晴れ間が出ると、主婦としては「今だっ」という気持ちでつい大胆な行動に…。布団や、洗えなかった大物を洗ってみたり。そしてがっかりすることもしばしば。

そんな気持ちのいい週末ですがいかがお過ごしでしょうか。

先日、三浦半島の地場野菜について勉強する機会があり、あらためてこの温暖な気候とおいしい野菜(野菜だけではなくお魚もたくさんおいしいものありますが)が身近にあるというのはすごく恵まれた環境だなあと思いました。


そこで、全部地場野菜!で、旬のもの。こんな一品を作ってみました。


ズッキーニとミニトマトのチーズ焼き。

ズッキーニは今が旬!宮崎県産のものも多く出回っていると思いますがこれは三浦でとれたものです。それから赤いミニトマトも。黄色いほうはうちの庭でとれたものですが、一応地場産ということにしておきます(笑)。

まず、ズッキーニを1センチくらいの厚みにスライス。みじん切りにしたにんにく(こちらも三浦産のものを使用しました)とオリーブオイルをフライパンに熱して、こんがり両面焼きます。ここで軽く塩コショウをしておきます。もうこれだけでおいしいです。味見と称してこの時点で2,3切れなくなる可能性大です。

あとはトースターに並べて、トマトとチーズをのせて焼くだけです。

ちょっとしたおつまみにもなります、アツアツを食べるとおいしいです。

ズッキーニは今が旬!まだおいしい時期は続きます。よく言われるように、きゅうりの仲間ではなくかぼちゃの仲間ということで、しっかりとした歯ごたえの中にもジューシーなみずみずしさがあり、クセのない味わいはお料理の幅を広げてくれます。

簡単に手に入るこんな地場野菜で、週末の食卓を彩ってみてはいかがですか。

おいしい野菜をたっぷり食べて、笑顔のあふれるお食事をみなさんで楽しんでください!

2015年6月17日水曜日

全国民健康時代。

今日は梅雨の晴れ間…もありつつ、けれどやはり不安定で湿度の高い一日になっています。

先日、ものすごく久しぶりに電気屋に行きました。かなりのカルチャーショックを受けるほどに店内の品揃えにびっくり。電化製品の下調べに行ったつもりが意味もなく掃除機を動かしてみたり炊飯器の釜を眺めてみたり…。

そこで、とにかく調理器具の進化に驚きを隠せなかったのであります(隠す必要も特になし)。

家でなんでも作れる。

焼きとり、ポップコーン、わたあめ…なんかよくわからないけど自動で棒に巻きつくバウムクーヘンみたいな卵焼きのできる道具…。ホットプレートは下からだけでなく上からも遠赤外線で家でもバーベキュー気分。もちろん、麺もつくれる、シャーベットもつくれる。

それから「油を使わない調理」これの充実ぶりにはびっくり。ノンフライヤーというものが世に出て久しく経ちますが、それ単独の調理器具やらオーブンレンジなどの機能も、いかに油を落とせるか!というのが最大の売りのようでした。

以前に油のブームという話をしましたが、本当に「健康」というキーワードは最強だと思いました。食事は一日の中で何回もある楽しみであり、健康を握る重要なカギでもあります。その食事を楽しみつつ健康を手に入れられたら…と願うのは誰しも同じなのですね。


それから少し話は変わって、さきほど食中毒のニュースをみました。

ちょうど先日お話をした、鶏肉のカンピロバクターの話です。

関西の飲食店で鶏のユッケを食べた大学生ら33人が腹痛、下痢、発熱などの症状を訴えたそうでその中の数人からカンピロバクターが検出されたそうです。

大学生という一番体力、抵抗力の強そうな年代の方たちが食中毒を訴えるというのはちょっとこわいです。抵抗力の弱い小さいこどもや年配の方とは違いますから、カンピロバクター恐るべしです。とはいえ、「鶏ユッケ」食べないにこしたことはないです。湯引きしたものを提供していたそうですが、栄養士的に鶏肉を「湯引き」なんてとんでもなくおそろしいことです…。

とにかく、鶏肉はしっかり中まで加熱しましょう!!

健康であればこその、おいしい食事です^^

2015年6月10日水曜日

オクラの食べ方。

ついに関東も梅雨入りしました。

梅雨って、わりと長い期間ありますよね。今日テレビのお料理コーナーでこんなことを耳にしました。
「梅雨の時期に上昇する検索ワードはなんでしょう」

なんでしょう。梅干しとかレモンとか、何か傷みにくい料理とかそんなことかなと思っていたら、答えは

「缶詰」

だそうな。

雨が降って買い物に行きづらかったりして、家にあるもので食事を作りたいというニーズが多いそうです。なるほどー。でも保存の観点からしても、この時期にぴったりかも。缶詰は開けない限りそうそう簡単には腐ったりしませんからね。

そこで美味しそうなレシピをみて早速缶詰を買いに行った分かりやすい自分。サバの味噌煮缶を買いました。キャベツやピーマンとホイコーロー風に炒めるとおいしいらしいです。味がついた缶詰は、味付けもほとんど要らないので味がすぐ決まるところも魅力的。

といいつつ今日の話はオクラです。

だんだんスーパーにも、オクラとか枝豆とか、とうもろこしが出始めてきましたね。まだ走りでちょっとお値段も張りますが、今日はオクラを入手したのでこんなレシピを。


そもそも、オクラってどうやって食べることが多いですか?

とりあえず、茹でて…刻んで納豆とか何かに混ぜたり、つわりのお話をここでしたときに茹でてそのまま1日4袋食べる妊婦さんもいましたが(笑)。

私も、茹でて種を取り除いてみじん切りくらいにしたものをおそばのつゆに入れたり、納豆に混ぜるのも好きですが…

個人的おススメはこの「オクラの焼き浸し」。

オクラを食べるとカリウムやカルシウム、食物繊維などが摂れます。ネバネバしていることやきれいな緑色のこの見た目からして栄養豊富なオーラをプンプン出してます。

カリウムは茹でるとお湯に流れてしまうので、生で食べるのが一番いいのですが、オクラはあまり生で食べないと思います。

こちらは、茹でずにいきなり炒めるのでカリウムの流出も茹でるよりは減らせます。塩でていねいに産毛を取ったら(これをしないと食べた時の舌触りが悪くなりますのでぜひやってください)ヘタを落としガクの部分をぐるりとむいて、水洗いしたのち水けをふきとって炒めます。

一袋で油は小さじ1くらい。サラダ油でもごま油でもオリーブオイルでも好みの油で。私はオクラの種のえぐみがちょっと苦手なので縦にピーっと包丁を入れてざっと種を取りだしてから調理します。そうすると後で調味料のしみ込みもいいです。

さてまんべんなく炒めたオクラを、
おろし生姜+ポン酢
のたれに入れて、ときどきコロコロ上下を返して、粗熱がとれたら冷蔵庫へ。

作っている途中に一本は必ず口の中へ入ってしまいます…。

オクラが立派な主役になれる、これからの季節においしいさっぱりとした和えものになります。炒めることで香ばしさが加わって茹でたオクラとは一味違った美味しさが楽しめると思います♪

もう一品。にぜひ。

2015年6月5日金曜日

梅雨が近づくと。

食中毒注意報発令です。そろそろ。

これから湿度も、気温も高くなる日が多くなります。家庭での食中毒予防については昨年も同様お話させていただきましたが、毎日のことですので気をつけていただきたいポイントをおさらい。

1.買った食材はすみやかに冷蔵庫などに保管。
2.調理の前はしっかり手洗い。
3.お肉などを切ったあとのまな板は熱湯消毒(できればまな板を使い分け)。
4.調理の済んだ食品に触れる器具やお皿も清潔に。
5.食事の前にも手洗い。
6.残った食品の保存も清潔な容器で。ちょっとでも怪しいものは処分。

働き始めてすぐのころ、先輩に言われて妙に頭にこびりついている言葉が「冷蔵庫の過信をしてはいけない」ということで、なんだか日々それが頭にあり、職業柄もあるのか、よく作り置き2~3日と書かれている本などみても、どーしても3日冷蔵庫にあったものを食べる勇気が無く…(笑)。

私は一度作って、作り過ぎたものはなんでもだいたい「冷凍庫」です。3日後に食べるとしても。冷凍庫に入れときゃ何日も食べられるってわけではないのですが、とにかく冷蔵庫は、一時的な保管場所という感じで、全幅の信頼は寄せられません、ごめんようちの冷蔵庫…。

厚生労働省で出している食中毒発生件数をみると、夏場はやはり多いです。12月に多いのは、ノロウイルスですね。集団で感染することが多いので患者数も多いです。家庭での食中毒というのは1人ということも多いですし、食中毒と気付かないことが多いそうです。確かに、症状がさほど重くなければ、お腹の風邪かしら、というくらいで終わってしまうかもしれません。

そんな中で、家庭で特に注意していただきたいのが「カンピロバクター」という食中毒菌です。

カンピロバクター食中毒は、近年我が国で発生している食中毒の中で、もっとも発生件数が多い食中毒です。

また、ノロウイルスなどと違って患者数が1名のことが多いのがこの食中毒の特徴です。

主に、鶏肉関連調理食品や、調理過程での加熱不足や二次汚染(たとえば、生の鶏肉を触った手で生野菜を触って、それを食べる)が感染源として示唆されているようです。

よく、鶏肉はしっかり火を通して!といいますが、こういった理由がしっかりあります。カンピロバクターは加熱により死滅しますので、鶏肉はしっかり火を通してから食べましょう♪

「チキンていうくせにおまえなかなかてごわいな」

という一文が載っている料理本を私は持っています。鶏肉に火を通すのって意外と時間がかかりますよね。鶏肉を料理するときこの言葉を思い出して、しっかり中まで加熱することを心がけている私です。


2015年6月1日月曜日

お弁当から塩分を知る。

体調を崩した週末。

お昼ごはんにお弁当を買ってきてもらいました(動かないくせに食欲はある)。

お弁当なんて、本当に滅多に買わないものなので買い物を頼むこちらもネットで事前調査をして食べたいものを選びます。お弁当屋さんといえば、という某有名チェーン店のお弁当。人気ランキングなんかも見つつ…。

出た!

体脂肪計でおなじみ、こちらも某有名会社が「監修」したお弁当。監修ってよく市販のものなどについてますよね。有名誰それ監修とか、有名店監修とか…。監修って、いったいどこからどこまで携わっているんだろうといつも気になりつつあるのですが。まあ、そのお弁当にしてみました。

日替わりで3種類あるのですが、全て500kcalを切り、塩分は3g以下、野菜は130g以上というコンセプトで作っています。とはいっても、私がみた3種類は全て350kcal以下で、塩分は2g以下でした。

私が食べたお弁当は塩分1.8gでした。

さてそこで

厚生労働省が出している「食事摂取基準」というものをご存知でしょうか。

5年に1度改定されていて、2015年版は、今年度から5年間使われます。日本人が、一日にどれくらいの栄養素をとればいいのかが記されています。

その中で2010年版から大きく変わったものとして、食塩摂取の目標量があります。

今まで成人男性9g未満、女性7.5g未満

だったのが、2015年版からは

男性8g未満、女性は7g未満と厳しい設定になりました。

そうなると、1.8gのお弁当。これを一食分と考えるとあと2食、同じ量の塩分が摂れますのでとても理想的な数値と言えます。

でも、やっぱり正直な感想としては多くの人が「薄い」と感じる味付けだと思います。

特に「お弁当」というものに対する期待値からしてより薄さを感じるのではないかと思います。

けれど、外食というと、とかく塩分やカロリーを摂り過ぎになってしまうものなので、こういったものが買えるというのは画期的なのかもしれません。売上ランキングも上位にありました、このお弁当。毎日のように利用する人にはなおさらうれしいことなのではないでしょうか。

以前にも書きましたが、塩分を毎日の食事で正確に測るのは難しいです。塩分表記されたこういったものを食べて味付けの濃さ(薄さ)を認識してみるというのもいいですね。

ちなみに主人が食べたお弁当は塩分3.4gでした。これは3回とってしまうと完全オーバーです…。

2015年5月29日金曜日

見かけによらず…。

風邪をひきました。
熱が出て、咳は朝から晩まで止まらず熟睡はできないし、腹筋が痛くて疲労感がものすごいです。毎日、食べるものには気をつかい風邪をひかないように過ごしていたつもりが…、ガッカリ。

みなさまもどうかお気を付け下さい。そして気をつけていても体調が悪くなった時には無理をせず休養しましょう!!

さて、バランスのよい食事に欠かせないお野菜。中でも栄養素が全体的に豊富なのは緑黄色野菜。厚生労働省によりますと、緑黄色野菜の定義というのは「100g中にカロテン600μg以上含むもの」だそうです。

ピーマンなどはその定義には当てはまらないようですが、食べる頻度も多く、基準にはそっておらずとも緑黄色野菜に分類されるということです(結局…)。まあ、何にでも例外はつきものです。

ほうれんそうとか、ブロッコリーとかみるからに「わたし緑黄色野菜です」というものの中に、こっそり隠れているニクイ野菜がいます。

さてその野菜とは。


水菜。

であります。


あんなに細くてやさしそうな色合いなのに。人はみかけによらないとはよく言ったもので。野菜ですけど。

実は私も、最近、成分表を読んでいて気づきました。鉄分や葉酸、カルシウムも緑黄色野菜の中でも優秀な数値を持ち、食べやすさ、調理のしやすさ、また価格も比較的手ごろなことからぜひ妊産婦さんに積極的に取り入れてほしいお野菜です。

本来の旬は冬ですが、今はハウスものが通年買えるのでお料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。

何となく、見た目からして栄養があまりないのではと思われがちな水菜。私は水菜の隠れたパワーを知って、今まで素通りすることが多くてごめん。と心の中でつぶやいたのでありました。

2015年5月19日火曜日

話題のオメガ3。

今、空前の油ブーム!

という感じが、個人的にしています。

いつからでしょうか。ココナツオイルが流行りだし、今はオメガ3脂肪酸のえごま油、大注目です。

新聞の一面になったわけでも、トップニュースになったわけでもない(たぶん)のに、あるテレビ番組で放送すると一気に世の中からその品物が消える…前にも書きましたけどこういうブームって本当にすごいです。みんな同じものを見ているってことでしょうか。でしょうね。

そしてこういうブームに必ずつきものなのが「手軽に」ってとこなのではないかと、これまた個人的に思っています。

簡単に出来る(続けられる)ことで健康になれる。

こういう言葉に私たちは誘惑されてしまうのです。

みんなやっぱり、病気はしたくないですから。


さて。オメガ3といえば青魚に多いDHA、IPA。

魚はスーパーから消えません、さすがに(笑)。

そして日々新鮮なものが食べられます。これが一番です。
確かに、油をタラっとすれば一瞬で食べられるのに比べたら、調理の手間はかかります。

でも、その分味もバラエティに富んでおいしくいただけると思うのです。

今は鯵がとっても美味しいです。

我が家は今日は鯵フライです。家で作る鯵フライって美味しいよねとなんだか物ごころついたころから母に言われ続け、でも本当にそうだなーと思います。

お刺身でも食べられる新鮮な鯵をさばいて、衣をつけて油でさっと揚げると、身がふっくらやわらかで美味しいです。

ちなみに…私は三枚おろしをしたときの真ん中の骨の部分をカリカリに揚げてお塩をつけて酒の肴にするのが大好きです。これは自分で魚を卸すからこその醍醐味。ここも食べるから、身が多くついちゃっても気にしない気にしない。

ちょっと時間のあるとき、美味しそうな鯵を見つけた時、ぜひご自宅で新鮮な鯵をあじわってください!!

2015年5月13日水曜日

妊婦さんへ。気をつけたい食中毒。

台風の影響で、今日はかなりの強風でした。台風のニュースが出てくると、これから暑い時期がやってくるなと感じます。

特に今年は暖かいを通り越して急に暑くなってきた感じがありますので、食品の取り扱いにも気をつけないといけないなと買い物に行った時などに思います。


食中毒に気をつけるということは、日々の生活の中でもちろん意識しておきたいところですが、今日は特に妊婦さんに気をつけていただきたい食中毒のお話です。

厚生労働省のHPをみると載っています。
「リステリア菌」
という菌をご存知でしょうか。

多くの食中毒菌のように、加熱により死滅するため、加熱して食べるものには心配いらないのですが、この菌の特徴は、4℃以下の低温化、また12%以上の食塩濃度下でも繁殖するということです。

つまり、塩漬けになったようなもので、冷蔵庫に保管し、そのまま冷蔵庫から出して食べるようなもの。これらに注意が必要です。

たとえば、
・非加熱のナチュラルチーズ
・生ハム
・スモークサーモン

などです。

冷蔵庫の温度管理をしっかりすること、賞味期限内に食べること、封を開けたら速やかに消費すること。また生野菜はよく洗って食べること。できれば食品は加熱したものを食べるように心がけたいですね。

妊婦さんや高齢者の場合、健康な成人よりもこの菌に対する感受性が高く食中毒を起こしやすいということです。

これから暑くなって、冷たいものを食べる機会も増えてくると思いますが、十分気をつけて口にするようにしましょう!!

2015年5月7日木曜日

鰆の追加。

ただの照り焼きなのですが、前回の記事に写真をつけ忘れてしまったので一応。

料理というのは目で見たイメージが大切ですので。こういうものか、作ってみよう。となってくれたらいいなと思って、料理の写真はなるべく載せるようにしています。

魚料理は基本的に煮込むようなものは少なく、強火で一気に仕上げて火を入れすぎないほうがふっくらおいしく仕上がると思います。



この照り焼きは、本当に、うすーーく片栗粉をはたいて油をしいたフライパンで焼いてから、お酒、みりん、しょうゆ、余っていたメープルシロップで合わせ調味料を作っておき、それをジャーッと入れ水分を飛ばしながら調味料を絡めていきました。料理のとき、砂糖の代わりにはちみつとかメープルシロップ(ケーキシロップなどではなく純粋なもの)をつかうと味に深みがでて私は好きなのでときどき使います。

さてそれで、DHAの話もちょこっと追加です。

食品成分表によりますと、青魚の代表サバに含まれるDHAは100gあたり7.9から10.6g(産地により変動あり)。さわらは12.2gとなっています。

DHAやEPAなどの脂肪酸は、n-3系脂肪酸というものに分類され、今注目を浴びています。これは体内で作ることができないため、食品から摂取しなければなりません。いろいろな効能があるそうで今はこれらの脂肪酸の含まれる油を毎日少しずつ飲んだり、コーヒーに入れたりと油の使い方も料理だけではなくなっていますね。情報が一瞬で広範囲に知れ渡って品物が売り切れたり、こういう世の中もいいような、悪いような^^;

とにかく「なんかすごいなー」と思います(笑)。

DHAはもちろん妊婦さんや授乳中のお母さんにもおすすめです。サプリメントなども売られているようですが、ぜひ食品から摂取してくださいね♪いろいろな種類のものを、まんべんなくいただいてほしいと思います。

2015年5月6日水曜日

立夏に鰆。

長かった連休も終わり、楽しかったなあ、疲れたなあ、ホッとしたなあ…それぞれの思いがあると思います。


今日から暦の上で夏のはじまり。日中は夏のようですが、まだ風も冷たく肌寒く感じることもあります。でもいまが一番さわやかで過ごしやすいですね。

今日は読んで字のごとく、春の魚。鰆を食べました。

鰆はサバなどと肩を並べるくらいDHAが豊富です。現代人に一番とってほしい脂肪のひとつです。鰆は、身がふっくらと柔らかく、サバよりもクセが無く調理もしやすいです。

今日は照り焼きで食べたのですが、蒸してネギやごま油を混ぜたソースで食べたり、これからは梅干しを使ったソースにしたりするのもいいですね。とにかく使いやすい上にからだにいい!

食事で季節を感じることもとても大切なことだと思っています。春は野菜も柔らかくておいしいものが多いです。この陽気にぴったりなさわやか~なお料理で、気持もかる~く、リラックスして連休明けの日々を過ごしてほしいと思います。

みなさま連休もお疲れさまでした^^

美味しく楽しい食事で元気に暑い夏に向けてからだを整えていきましょう♪

2015年5月1日金曜日

健康気分。

急に暑くなってきたと思っていたら、やっぱり涼しい日もあって、着ると暑いけど脱ぐと寒い。布団一枚多くかけると暑いし、ないと寒い。こんな感じのつかみどころのない季節の変わり目。気がつけば5月。ゴールデンウィークというものの真っ盛りの今。

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

お仕事もお休み、いつもと違う場所や人とごはんを食べる機会も増えるかと思います。ついでに体重も増えるかも…(笑)。


でも、楽しい気分で食事をすることはとってもとっても大切です。

たくさん食べちゃって、あー、こんなに食べてしまった…という気持ち(も、必要は必要ですが)よりも「楽しく食べられた!」という満足感、充実感を感じていい後味にして食事も終えたいものです。

大切なのは日々のコントロール。食べ過ぎた日があれば、いつもより食べない日もつくる。楽しい気持ちで食べる食事は、健康への近道だと信じています。

寒さもやわらいでいて、私も毎朝飲んでいた甘酒をここしばらく飲んでいません。

代わりに、代わりと言うか同じ「麹」ということで今は毎日「醤油麹」を使っています。

塩麹が流行ったのはもうどれくらい前でしょうか。自分で作らなくてもチューブに入ったりして売っていますね。同じ要領で醤油と麹を原料にしたものが醤油麹。

私は塩よりも醤油のほうが使い勝手が良くて消費も早く、いろいろと使っています。ちなみに醤油麹とは醤油と麹を混ぜ合わせればできます。

醤油も麹も発酵食品。ふたつの発酵食品パワーで、健康気分が味わえます。なんといっても味がおいしい。ふつうの醤油よりもまろやかで、甘みもあり、いつも醤油を使う感覚で使えるのですが少量でもうまみがあるので減塩効果も期待できます。

私はこれのドレッシングが好きで、醤油麹にこしょうたっぷり、米酢とオリーブオイル少々で野菜を食べるととてもおいしくいただけます。

作るのは簡単ですが、10日から二週間くらい、寝かせる必要があるのですぐに食べたいという方はスーパーで売っているすぐに食べられる「醤油麹」をお試しください♪


麹の力でこれから来る暑さに負けない免疫力、つけましょう^^

まだ暑さに慣れていないいまごろは、熱中症に気をつけなければいけない時期ですね。こまめな水分補給、無理をせずに元気で楽しい連休をお過ごしください!!

2015年4月24日金曜日

体重が増えたときに…。

こんにちは。

気がついたら昼間は半袖でいいくらいの陽気になっていました。突然季節が変わったような気がするのは私だけでしょうか…。

つつじが咲いたり、藤の花が咲き乱れていたり、太陽の光と花の色ってとても気持ちがいいなと思います。全然食事とは関係ないのですが、娘に藤の花の色を尋ねると「ふじいろ」と答えます。彼女の持っている色鉛筆に「ふじいろ」という色があるのですが、これがまたまさしく、本当に見事な「ふじいろ」なのです。色の名前ってすごいなと思いました。ふじいろは、うすいパステルカラーのような、優しい色でふんわりと気持ちもまるくなる気がします。


そんなふうに暖かくなり、薄着になって外出もしやすくなるこの季節。

体を動かすには最適の季節。

冬の間に溜めこんだ脂肪をちょっとずつ減らして活動的に行きたいなと私も思っています。

私は普段、朝食はパンのことが多いのですが、体重が増えたかなというときはこんなものを食べます。結構、しょっちゅう食べてるのですが(笑)。

ちなみに、散々ご飯の話をしておいて…と思われるかもしれませんが、朝はコーヒーが飲みたいのでパンのことが多いです。お昼と夜…特に夜はご飯が欠かせません♪


おからスコーン。

直径10センチくらいのもの13個くらいできます。

おから(生)・・・・・200g
薄力粉・・・・・・・・・200g
ベーキングパウダー・・小さじ1
砂糖・・・・・・・・・・・20g
サラダ油・・・・・・・大さじ1/2
バター・・・・・・・・・・3g(ほんのちょっと)
バニラオイル・・・・少々

もう、これをただボウルに入れて手ですりすりと混ぜて麺棒で伸ばして(めんどくさいなーっていうときは手で押して伸ばすだけのこともあり)型で抜いて180℃で25から30分くらい焼きます。

写真のものは焼く前にはちみつを少し塗りました。塗らないと焼き色があまりつきませんがそこはあってもなくてもかまいません。もっと美味しくするにはバターの量を増やします。メープルシロップをつけながらいただきます。

翌日などに食べる場合はトースターで焼いてから。

おからが入っているので、わりともそっとします。体重コントロールのためのダイエット食のようなもので、自分専用…と思っていたのですが、これを作るといつも娘がバクバク食べて普通のふわふわの食パンよりこちらを食べるのが、ちょっと私には理解しがたく…。子供の食の好みはよくわかりません。

しかし腹もちもいいし、1個あたり84kcal(後からつけるシロップ含まず)でダイエットの味方食物繊維が1.9gもとれます。体重に気をつけなくちゃ!と思いつつパンも食べたいなあ、よし、パンを半分にこれを一個…とか往生際の悪い食べ方もします(笑)。参考までに、6枚切りのパン1/2枚で約80kcalですので、こちらのスコーン一個分くらいです。


2015年4月21日火曜日

もちもち。

今日から数日は晴れのお天気が続きそうです。

ずいぶんと気温も落ち着いてきて、さすがにもうコートの出番は無いかなあ…と思いつつ、気温の変化には警戒を続ける毎日。

だんだんとさっぱりとしたものが美味しく感じられるようになってきました。

先日、長芋と梅干しを使ったサラダを作って思いました。梅干し美味しいなって。こういうものが美味しく感じられるようになってきたということは、暑い季節が近づいているなという、そんなところです。

いきなりですが、お赤飯は好きですか。最近はいつ食べましたか。

この時期、新年度の始まりでお祝いに食べたという方も多いかもしれません。我が家では新年度の始まりはバタバタと忙しく家族が揃う日が無くようやく昨日お赤飯を炊きました。

今まで家で作る時は簡単に炊飯器で炊くことが多く、恥ずかしながら蒸し器で作ったことがありませんでした。

しかし!初めて蒸し器で蒸したお赤飯は、もう格別の美味しさ。

ご飯があまり好きではないという方はときどき見かけるのですが、そういった方はお餅やお赤飯はどうなんでしょう…。ふと疑問に思いました(笑)。

私はご飯がこの世で一番好きな食べ物ですと声を大にして言いたいくらいなので、もちろんお餅もお赤飯も大好きです。

もちもち、とした食感は誰にでも愛される食感(誰にでも愛される食感て…)なのではないかと個人的には推測しますが。

何となく、お餅=太る、という図式が定着しています。ご飯とお赤飯、同じ重さで比べると、いわゆる普通の白いご飯(うるち米)のほうが吸水が良いために水分を多く含むのでややカロリーは低くなります。100gあたり20kcalくらいの違いです。

お赤飯に限ると小豆やささげで食物繊維もとれて、腹もちもいいので、ゆっくりよく噛んで食べれば何も怖がることはありません!ゆっくり時間をかけて作るお赤飯の味をぜひ味わってほしいと思います。炊飯器で炊くと水加減にドキドキしてしまいますが、蒸すときはその心配がいらず、好きな固さにできるので実は失敗なくできるのでおすすめです(初めて作っておきながらおすすめですというのもなんですが)。


やっぱり和食は落ち着きますね~。

お赤飯にごましおって何であんなに合うのでしょう。

2015年4月15日水曜日

ノンオイルでグラタン。

今日からようやく気温は落ち着きそうな…。真冬は大丈夫だったのに、ちょっと暖かくなってきたと思わせておいてからの寒さは堪えます。

今日は、コレステロールゼロ、脂肪分もぐんと抑えたホワイトソースを紹介です。



普通は、ホワイトソースと言うと小麦粉、バター、牛乳を使います。

こちらはそれらを使わず、豆腐と長芋で作ります。

4人分くらいです。

木綿豆腐(絹でも)・・・・・・350g
長芋・・・・・・・・・150g
みそ・・・・・・・・・大さじ1/2
しお・こしょう

鍋にお湯を沸かし、豆腐を5分程ゆでてざるにあげておきます。
長芋は皮をむいて適当な大きさに切り、みそと一緒にフードプロセッサーにかけます。
だいたいつぶれたら、豆腐も加え、なめらかになるまで撹拌して、しお、こしょうで味を整えます。
フードプロセッサーを使わない場合は、長芋をすりおろし、豆腐とあわせてすり鉢ですり混ぜます。

私はこれを、少しだし汁でのばして使います。もともとゆるくするのであれば豆腐の量を少し減らします。

栄養価ですが、一人分で
豆腐ソース//普通のホワイトソースと比較してみると

カロリー 92kcal // 143kcal
脂質  3.9g // 9.6g
炭水化物  7.1g // 9.5g
コレステロール  0mg // 27mg
食物繊維  0.8g // 0.2g

カロリーや脂肪分を抑えて食物繊維などもとれるうえ、バターと小麦粉を使わず長芋を使うことで胃にもやさしいソースができます。

今回は、ベーコンの油でたまねぎやしめじ、にんじん、ほうれんそうなどの野菜を炒めてソースをかけて野菜グラタンに。写真は、子供用にご飯とケチャップ少しを混ぜてドリアにしました。

そんなわけで調理の過程でバターや油は一切使わずにグラタンができました。食材には脂肪分が含まれるので栄養価に脂質は含まれますが、普通のソースとの差は御覧の通りです。

夜遅いときのお食事にもおすすめです。

また、子供用にもっともっと食べやすさを求めたら、おだしではなく牛乳でのばすとよりクリーミーで牛乳のホワイトソースに近づきます(牛乳入れてるから当たり前なんですけど笑)。

うちではホワイトソースを使えば、娘が野菜もきのこもなんでも食べるので出番が多いのですが、そうそう頻繁に小麦粉やバターを使うわけにもいかないのでこのレシピはなかなか賢い相棒です。

お肉やエビを入れたり、マカロニを入れたり、普段のグラタン同様アレンジはいくらでもできますのでぜひ一度お試しください~♪

2015年4月10日金曜日

WASHOKU。

新生活スタートの時期のこの寒さ。入学式などの日に大変な思いをした方も多いと思いますが、それもまた思い出。新しい生活のスタートは、心は晴れ晴れしていると思います!

最近目にした和食についての冊子を読んでいてそこで感じたことを今日はお話しようと思います。

以前から、和食の良さについては何度も触れていますが、ちょうど前回の記事の妊婦さんへの栄養指導のお話にもつながると思い書きます。

過去の記事と重複した内容にはなりますが、ここ50年で日本人が食べるお米の量は半減しました。代わりに何が増えたかと言うと、お肉と乳製品。野菜と魚を中心とした和食のお食事は減ってきているようです。

それからおもしろい調査も。

「1日に一度はお米(ご飯)を食べないと気が済まない人の割合」

が、この20年で減ってきているそうです。私はまさに「気が済まない人」の一人なので、ちょっとさみしいようなそんな気がする調査です。

前回お話した、夕食が遅い時間になってしまうという方へという内容で、やっぱり和食がおすすめだなあと改めて感じました。

和食にしかない「うま味」(おだしの味)で塩分やカロリーのコントロールができます。遅いお食事はできるだけ消化の良いものがいいと思いますので、油を多く使ったお料理より煮物、焼きもの、汁ものなど和食で取り入れやすいメニューで構成すると体に負担がかからずに必要な栄養を摂れると思います。

それから、赤ちゃんが生まれてしばらくすると始まる離乳食。

こちらも和食のメニューが大活躍します。

ご夫婦二人で共働き、そんなご家庭ではたとえば昆布とかつおでだしをとって…なんて手間のかかることはできないと思います。けれど、妊娠を機に少し時間にゆとりがもてたとしたら、いままで作らなかった和食にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

妊娠中、産後の体重管理にももちろん良い和食ですが、離乳食が始まってから幼児食…ずーっとお子様の体を作っていくのはお母さん(もしくはお父さん)の作るお食事です。あまりなじみのなかった方は妊娠中に作ってみて損はないと思います!

赤ちゃんのこと、お子様のことを考えてお食事を作ることは、ご自分の体をいたわり、一緒にお食事をするご家族をいたわることにもつながると思います。

日本の伝統文化、和食。ぜひ、毎日のお食事に取り入れてください♪


2015年4月4日土曜日

続・妊婦さんとの関わりの中で。

こんにちは。

しばらく太陽が見られない日々が続きそうです。

気温の差もびっくりするくらい激しくなりそうです。

とりあえず、暖かくしておきましょう…。油断して薄着で出かけて風邪をひいてしまわぬようお気をつけください。


さて、先日妊婦さんとの関わりの中でのお話で食事の管理のお話をしました。甘い物のとりかたについてです。

今日も、とてもよくある食事のパターンとして、夕食がどうしても遅い時間になってしまうという方へのメッセージ。

特に多いのが、第一子を妊娠中の方で、ご主人とお二人で生活されている方がご主人の帰宅を待って一緒に夕食を召し上がるというパターンです。

朝は忙しく、ご主人は出勤前に食事を済ませそれが終わってご本人は後から食べたり。お昼は一人で簡単に済ませ、やっぱり夕食くらいは夫婦でゆっくり楽しみたい。でも、夜の10時頃になってご飯もおかずもしっかり食べていると…。あら、ちょっと体重増加に気をつけなくちゃ…!となることもあるかもしれません。 

たとえばお昼ご飯を12時から午後1時くらいに済ませて、夕食が夜10時とすると、昼から夜の間が9時間も開いてしまいます。

その間に、お腹が空かないワケがありません。

必死でごまかすにもあまりにも長い時間…。
 
そんなわけで、ちょっと、チョコレートやスナックを口にしてしまうと。

板チョコをパキッパキッと折りながら、ひとかけ、ふたかけ…。4かけ食べたら100kcal以上はあります。

毎日それを続けると一週間で700kcal。たっぷり一食分以上のカロリーになります。知らず知らずちょっとのつもりでも気がつくとかなりのカロリーオーバーになっているのです。

だいぶ話が膨らみましたが、ではそんなときはどうしたらいいのか。


私はいつも、そういったタイプの方には
「夕食先取り間食」
をすすめています。

とくに、夕食でカロリーが多いもの。先に食べておきやすいものは主食類だと思います。おかずはご主人の帰宅に合わせて出来たてをと思う方も多いと思いますので…。

夕食の献立の中のご飯だけを、先に間食としていただきます。おにぎりひとつ、先に食べておいて夕食ではご主人と一緒におかずをいただくのです。

そうすると、余分なカロリーをとることもなく、遅い時間の摂取カロリーも減らせて一石二鳥。

それはもちろん、夜6時とか7時に夕食を済ませられたらもっといいのは百も承知ですが、そうしたらせっかくのご主人との夕食の時間が楽しめません。

特に、初めてのお子さんを妊娠中となると、ご出産後は生活リズムはすべて赤ちゃん次第。赤ちゃん中心にならざるを得ません。だからこそ、ご夫婦二人の時間はすごくすごく、大切にしてほしいと余計なお世話ですが私は思うのです。そんなわけで、前回もお話したように、出来る限りいまの生活リズムを崩さずに食事・体重コントロールができれば最高だと思います。

とはいえ、まずはママも赤ちゃんも元気に出産を迎えるため、体重コントロールは欠かせません。ご家族のご協力・ご理解のもと、周りのみなさまがハッピーを感じながらその日を待ち望んで健康に暮らしていけることを願っております。


2015年3月28日土曜日

肉ナシの〇〇。

こんにちは。

昨日運転中にラジオを聴いていたら

「このポカポカ陽気はご近所の桜スポットへの招待状ですね~」

と言っていました。なんてすてきな表現の仕方なのだろうと…。私の家の近所の桜スポットは一分咲きといったところ。この暖かさで一気に花が開きそう。庭のチューリップももう咲く寸前。春ってすてきな季節だわと鼻歌を歌いたくなります。


きゃべつが美味しくなってきてやらずにはいられない、いつものお好み焼き。

おから入り、おだしたっぷり、長芋も忘れずに。

今日は、先日テレビの料理番組でみたお好み焼きを参考に肉を使わないあっさりお好み焼きも作りました。


かるーいこの春の季節に合わせて、大根卸たっぷりとポン酢でいただきます。

普通のお好み焼きは、生地の上に豚バラ肉を乗せますが、これはお肉をのせません。キャベツを混ぜた生地の中に、さっとゆでて輪切りにしたオクラと万能ねぎをたっぷり加えて焼くだけです。

普通のお好み焼き→卸ポン酢→普通のお好み焼き

の順番で3回焼きました。間に卸ポン酢をはさむといい感じで箸がすすみます。

私はお好み焼きのときはお好み焼きしか作らないので、お好み焼きのバリエーションが増えると品数が増えたような(実際増えているのか?笑)、飽きずに楽しく食べられます。

ちょっと生地のまとまりが悪くてもねぎたっぷりがおいしいですよ~^^v

ぜひお試しください。


2015年3月24日火曜日

誰にでもできる健康づくり。

春の野菜を味わうときに欠かせないのが「食感」。

新鮮な春野菜はあまり手を加えなくても素材そのもののおいしさが抜群にあると思います。

生で食べたり、加熱もさっとだったり、多くの野菜はその歯ごたえがおいしさのひとつでもあります。

やわらかく煮たスープや煮物がおいしかった冬を過ぎ、そろそろシャキシャキの野菜を味わうのが楽しい季節になってきました。

そんなときだからこそ、とても意識していただきたいのが

「噛む」

ということ。

忙しい現代は特に、食事の時間はいかに短く済ませるか、と考えている人も少なくないと思います。ゆっくり味わいたいけれど時間がない、そんな方も、一日に一度でもいいのでよく噛むことを意識したお食事をしていただければと思います。

よく、一口30回。といいます。

次に何か口にするとき数えてみてください。
よほど意識をしないと30回はなかなか噛めません。

しかし、よく噛むことは、満腹感を得られやすく食べ過ぎを防止するだけでなくいろいろな効果があります!!

以前に私が研修に行った時の資料をもとにまとめてみました。

1、よく噛むと、視床下部から神経ヒスタミンというホルモンが出て食欲を抑制(これは食べ過ぎ防止につながりますね)

2、よく噛むと、交感神経が刺激され、代謝が活発になり消費カロリーアップ!

3、よく噛むと、ゆっくりよく味わうことになるので、薄味でも満足感が得られやすい(減塩につながります)

4、結果として肥満の解消や予防につながります

それから、糖尿病や肥満のある方には歯周病が多く、重症化しやすいこともわかっているそうです。

体によい食べ物、食べ方、いろいろありますよね。

けれどそれが入るいわば入口は自分の「口」です。歯の健康がなければ体の健康もコントロールしにくいということです。

いまはまだ健康な若い方も将来の生活習慣病予防のため、今日から、いますぐ、道具も準備もいりません、「よく噛む」健康法。実践してほしいと思います!

2015年3月20日金曜日

とろみは玄米で。

こんにちは。

だいぶ春らしくなってきましたが、また来週は気温が下がる日がありそうで、一番体調管理に気をつけたい時期ですね。

今日は赤ちゃん連れのおともだちのために野菜たっぷりランチを作りました。



春は野菜がおいしい季節です。

サラダ三種類と、新たまねぎと新ごぼうで、とろとろのポタージュを作りました。

じゃがいもやコーンのポタージュでは、特に小麦粉など入れなくてもでんぷん質が多いので自然にとろみがつきますが、今日はごぼうで作ったのでとろみを足すのに炊いた玄米を使いました。

オリーブオイルでたまねぎと薄切りごぼうを炒め、スープで煮込んだらご飯を入れてまた少し煮ます。

ハンディブレンダーでなめらかにして、豆乳を加え、塩とバターほんの少々で味を調えます。

ごぼうには、小麦粉よりもお米の味が合う気がして使いました。ごぼうの香りがふんわりと香る濃厚なポタージュができました。

数か月前はお布団でごろごろしていたあかちゃんが、立ったり歩いたり、声を出したり…赤ちゃんの成長の目覚ましさを今日も感じることができ、生命のエネルギーをわけてもらえたようで不思議と自分もとても元気になりました。

もう一歳になるとベビーというよりキッズですね。よちよち歩きの子供は本当にかわいい!

この月齢のこどもとの生活はなかなかゆっくり食事もとれずママは大変ですが、今しかないこのときを存分に味わって満喫してほしいと思いました。

春野菜、どんどん取り入れて新鮮で気持ちのいい毎日を過ごしたいですね♪

2015年3月16日月曜日

妊婦さんとの関わりの中で。

今日は、妊婦さんとの栄養指導を通して感じていること、お伝えしたいことを少し書こうと思います。

妊娠中は、普段とは違う嗜好になったり、とてもお腹がすいたり、またつわりでも「食べづわり」という、空腹が気持ち悪い…という場合もあったり。

また、妊娠を機に今までしていたお仕事をお休みしたりして家にいる時間が多くなり、生活がガラッと変わる。こんな方も多いです。

生活のリズムが変わると、もちろん食事のリズムや摂り方も変わってきます。

忙しくて時間がなくて、簡単に済ませていた食事をゆっくりととれるのはとてもいいことです。けれど、その時間が長すぎて、手をのばせばいつも食べ物が口に入る環境になると、自制心も必要になってきます。


指導は、基本的にまずはご自身で食生活を振り返り、食事内容をもとに話をすすめていくため、患者さんご自身に食事内容の記入をお願いしています。

次の検診のときに栄養指導をしましょう、それまでの間、食事記録を取ってきてください。とお願いすると、多くの方はご自分なりに食生活を見直し、改善をしてきてくださいます。

そうするとやはり体重に反映されていて、いままで増加のスピードが速かったものが緩やかになったり、体重が減ったりします。


二週間ほどでそういった効果ははっきりでます。

私はできるだけストレスを軽く、体重コントロールをしてほしいと思っています。

特に妊婦さんは、摂取カロリーを消費する術が限られていますから、どうしても先ほどの「自制心」が必要になってくるのです。

生活スタイルは人それぞれ違います。そこでできることを見つけてすぐに実践し、継続する。甘いお菓子が大好きでやめられない。その人に、今日から一切お菓子は食べないでくださいと言ったら…。

おそらくすぐにストレスがたまり、数日後にはどか食い(笑)。自分なら絶対そうなります。

それでは意味がないので、自分でルールを作って食べる。今日は我慢できたから明日はチョコレートをひとつ食べよう、とか、逆に今日は甘いものを食べたから明日は一日我慢しよう、とかメリハリをつけてほしいと思っています。

少しだから…と、ダラダラ、時間も回数も決めず毎日間食をするのが一番よくありません。

厳し過ぎないマイルールを作って、おなかの赤ちゃんとの限られた時間をより幸せに、楽しんでほしいと思います!!

体重管理や食事のご相談などありましたら、診察のときなどにお気軽に声をかけてください^^


2015年3月12日木曜日

お肌もお料理も…。

毎日風が強いですね。春らしいといえば春らしいのですが、まだ風は冷たくせっかく太陽が出ても外では暖かさを感じづらいですね^^;

最近よくテレビCMで耳にするのです、このタイトルを。


「お肌もお料理も、したごしらえが大事」

と。

そちらは化粧品のCMですが、お料理も本当に下ごしらえが大切。

下ごしらえがきちんとしていればあとは適当にしても、美味しいものが出来ると思います。

たとえば「下味」と言われるもの。

ただお肉を焼いたソテーのようなものにしても、フライなどにしても、あとから味付けしたりソースをかけたりしますが、まずお肉などの素材そのものに塩コショウなどをするのが一般的かと思います。

ここで下味をつけずに調理してしまうと、どんなに美味しいソースをかけても、何か物足りなく感じます。

料理をする際、最後につける味付けの前に素材自体に味をつけておくと、味が決まりやすくなります。時間のあるとき、下味をつけたものを作ってストックしておけば、食べたいときにさっと味をつけて食べることができます。


そんなことを踏まえ、そろそろ体もスッキリしたい季節だな~ということで、今日は繊維たっぷりファイバーサラダを作ってみました。



要はごぼうサラダなのですが。

ごぼうサラダはみなさんどうやって作りますか。

私はずっと前は、せっせとごぼうを千切りにして水にさらし、茹でて冷ましてマヨネーズなどで和えていました。

あるとき、きんぴらごぼうのように炒めてからサラダにする方法を知ってそれからはずっとその作り方です。

きんぴらごぼうは作ったことがある方が多いと思います。

今回はささがきにしたごぼうとにんじん。水で戻したひじきを用意。

ごぼうは皮もむかずきれいに洗い、ささがきにしたらすぐにオリーブオイルをしいたフライパンで炒めていきます。

水にさらして茹でると流れてしまう栄養も全部いただけます!

水けを絞ったひじきを入れ、よく炒めたらさいごに千切りの人参を加え、お酒とみりんを同量(ごぼう半分で大さじ1くらい)、その半量のしょうゆとお酢を加えさっと炒めたらバットなどにうつして冷まします。

冷めたら冷蔵庫に入れ、食べたいときに食べたい分量をボウルに入れてマヨネーズや塩、こしょうなどで味付けをして水菜やレタス、トマトなどとさっと和えます。

混ぜる野菜を変えたり味に変化をつけて楽しめますよ。

ベジ・ファーストはもはや常識になりつつあります。一番初めに繊維質の多いものをよく噛んで食べると満腹感も得られやすく食べ過ぎ防止にもつながります。

よく噛むこと、大切です!

お肌の下ごしらえもしつつ、体のなかからも綺麗になれたらカンペキですね^^



2015年3月6日金曜日

カレーとソース。

いろいろなことで季節を敏感に感じることのできる今日この頃です。

梅の花、いまかいまかと開花を待つ桜、天気予報のスギ花粉情報、卒業、入学に必要なもののあれやこれやが並ぶお店、出会いと別れの季節の歌…。

年度末の3月は、働く人々も忙しい時期だと思います。

年末年始のお祭りのような非日常の賑やかな感じとは違い、とても生活に密着したじんわりとした喜びを感じる季節のような気がします。


暖かくなってきて、薄着になると、体のラインが気になる女性も多いのではないでしょうか…。

今日は簡単にできて、カロリーを抑え、塩分も控えめ、そしてこれからの季節おいしい春野菜のキャベツを使った一品。


そぎ切りにした鶏むね肉に小麦粉をうすくまぶしてオリーブオイルで焼きます。二人分で、小さじ1杯で十分。

キャベツとアスパラは一度レンジであたためます。1分から2分。

それから鶏肉のほうに水けを切って入れると、あっという間にできるのと、野菜がべチャッとしないのでしっかりと野菜の歯ごたえが残っておいしくいただけます。

味付けは塩コショウと、カレー粉、それからソース、しょうゆ少々。カレー粉とソースって合うんですよねー。カレーにソースをかける人いますものね。

私個人の話ですが、授乳中は刺激物はあまりよくないと思ってカレーライスをがっつり食べるのを控えていました。でも、カレー粉をお料理に使うのは何の抵抗もなくできますし、油やお塩のたっぷり入ったカレールーよりもぐんと健康的になります。カレー味はだれもが好きな味といっても過言ではないくらい人気もの。

適度な香辛料は減塩効果も期待できます、ぜひ取り入れていただきたいです。

三浦の早春きゃべつはもうすっかり我が家の食卓には欠かせない食材になりました。これからどんどん春きゃべつも出回ってきますね。

春の訪れが楽しみです♪

2015年2月25日水曜日

簡単。おいしい。あたたかい。

実家の母が作ってくれていた豆腐料理のお話です。

私はどうも、豆腐をそのまま食べるのがあまり好きではなく。そのままというのは冷奴や湯豆腐のような薬味やしょうゆなどをかけるという食べ方のことです。

揚げだし豆腐は好きです。めんつゆの味が衣にしみ込んで薬味などと一緒にアツアツを食べるとしあわせ~。となります。

私の好みはどうでもいいのですが、日本人はいわゆる「めんつゆ」の味が好きだと思います。甘じょっぱいというか甘辛いというのか、しょうゆとみりんを混ぜた味です。

で、揚げだし豆腐はおいしいのですが、作るとなるとけっこう大変。私はいつも豆腐に片栗粉をまぶす時点で挫折しそうになります。崩れるから…豆腐が…。

でもこのレシピなら大丈夫です!



まず、揚げだし豆腐ではありませんが(笑)。

煮豆腐とでもいうのでしょうか。

ざっと説明すると、めんつゆにお水を足して豆腐を煮て、たっぷりの大根卸、天かす、ネギ、七味唐辛子をのせる。それだけです。

天かすを入れることで、揚げだし豆腐ほどは油っぽさが無いけれど揚げだし豆腐のような味になります。

私はいつも、しょうゆ・みりん・砂糖・削り節(ちいさいパック)・水で量にもよりますがレンジで2分程加熱してめんつゆをつくっています。

だいたい、しょうゆ:みりん:水が同量。砂糖は1/3から1/2程度です。たとえば、耐熱容器に大さじ3ずつのしょうゆ、みりん、水と、大さじ1の砂糖を入れたら、削り節を1パック入れます。それをレンジにかけてしばらく冷ましておいてから濾します。水で薄めてすぐそばつゆになりますし、それ以外にも幅広く使えます。もっとたくさんの量を作る時もあります。

もっと簡単にするならば、削り節ではなく顆粒のだしの素でも良いです。さらにさらに簡単にするならば、市販のめんつゆを使えば、ただ薄めるだけ♪

うどんやそばのつけ汁よりも少し薄いかなというくらい、ちょっと色濃いめの味付けでお豆腐を煮ると、大根卸を乗せた時のバランスがよくなります。

それから、大根が冷蔵庫に入っている場合は出しておく。アツアツの豆腐を盛り付けても大根がキンキンに冷えていると、冷める速度が速くなりますから^^;

見た目を二の次、温かさ重視であれば、大根卸もさっと煮るといいと思います。

お好みの味付け、薬味などでアツアツのお豆腐をほおばってください!



2015年2月22日日曜日

食への飽くなき欲求。

先日、某テーマパークへ行き思ったことです。

歩きながら、みんな何かしら食べています。朝ごはんとかおやつとか、もはやそこに食事の時間など関係ありません。おそらく多くの人は、普段はほぼ決まった時間に食事をとっているでしょう。そういう場所では、時間や空腹の感覚がちょっと普段とは変わり、ちょこちょこ腹五分くらい食べているから、次から次へと口と胃袋にものが入っていく。

「おなかいっぱい」のサインがないまま過ごしてくと、きっといくらでも食べられるんじゃないかと思います。そして視覚や嗅覚が刺激され、あちこち、いろいろ、食べるわけです。

言い方は悪いですが、よっぽど本当に吐き気がするほどお腹がいっぱいでないかぎり、視覚や嗅覚による誘惑には勝てないものです。何百人という人が同じような行動をしているのをみると(私もその中の一人なのですが)、人の食への欲求ってすごいなと思います。

そうやって普段のキャパシティを超えてしまったら、やっぱりそのあとは胃腸を休めてあげないとと思うのですが、翌日そんなことを考えている人が果たしてどれくらいいるのか(笑)。老婆心ながら気にかかるわけです。

そういう欲求をコントロールして、日々の食事をコツコツていねいに積み重ね、健康な体を保っているんだと改めて思います。

今週は気温の差が激しそうですね。こういうときが一番体調を崩しやすいので、みなさま油断せず暖かくしてお過ごしください。

今週も元気にがんばりましょう♪

2015年2月13日金曜日

トロミをつけてみる。

なんだか、ちょっぴり春めいてきたかな?と思い始めたら、くしゃみがでる…。目がかゆい気がする…。スギ花粉の季節もやってくるのだと、花粉症の私は暖かいことがうれしくもあり、でもマスクは外せないし複雑な気持ちです。

しかし早くインフルエンザなどの病気の季節が過ぎ去ってほしいものです。やっぱり暖かくなるのはいいことですね。

この季節は、少し暖かい日があったかと思うと急に気温が下がったりするから体調管理が難しいです。少し暖かいからと油断せず、体あたため生活続けてほしいです♪

あたたかいものを食べる、これに効果上乗せとなると、「とろみ」の出番です!!

とても簡単だし、お料理は冷めにくく、小さなお子様でもお料理が食べやすくなるとろみ付けはぜひ毎日のお料理に活用してほしいです。

スープに少しだけ水溶き片栗粉でとろみをつけたり、野菜炒めのようなものもとろみをつけるとなんだか見た目もツヤっとして本格的!

ふーふーと湯気の出る食事を冷ましながらハフハフと食べるのが冬は最高♪

ただし熱すぎてやけどをしないよう十分ご注意を…^^;

2015年2月10日火曜日

甘酒のんでます。

寒い日が続きますが、みなさま体調はいかがでしょうか。

ブログを書いていると、人間のからだは食べ物によってできているという当たり前のようとことを日々実感します。

特に、女性にとっては「妊娠」というのは食生活を見直すきっかけになる方が多いのではないでしょうか。

普段、なにげなく口にしていたものが
「あれ?これは食べたらあかちゃんにどんな影響があるのかな?」
私も含めほとんどの妊婦さんが体験したことのある感覚なのではないでしょうか。

妊娠を機に食事を含めたライフスタイルを見直して、たとえばご主人も巻き込んで食事を考えなおしたりして、ご本人だけでなくご主人のダイエットや健康アップに成功したという話も聞きます。

あかちゃんがうまれてからも、おっぱいをあげていれば自分の食べるものを気にするし、離乳食がはじまれば、もちろん小さなからだのあかちゃんが口にするものは大人と同じようには選べません。

そんなふうにきっかけがあると、食生活の見直しもしやすいと思います。

もちろん、きっかけは人によってさまざまですが、自分の健康は自分のみならず、まわりの人たちの健康や元気にもつながるということを考えてみると、自然と「健康」ということを意識した生活ができるのではないかと思っています。

健康への一歩として、からだを温める生活。

自分がしていることをひとつ紹介したいと思います。

それが、毎日の甘酒。

以前にここでも発酵食品の魅力をご紹介しました。それ以来、発酵食品にハマってハマって…。

甘酒と言っても原料の違いで二種類あり、米麹を使ったものと酒粕を使ったものがあります。酒粕をつかったものはざっくりというと日本酒などの搾りかすなのでアルコールが含まれています。私が飲んでいるのは米麹を使ったもの。
 
甘酒のもと(甘麹)は簡単に作れるそうですが私は市販のものしか使ったことはありません^^;。甘麹をお湯でとけば甘酒になるわけです。

飲んでいてふと…これは!?要はライスミルクでは??

と思ったのであります。消化、吸収もよく(発酵しているからなおのこと)、コレステロールや脂肪分もなく、現代人に適した飲み物かもしれないと。

甘酒に、ぽかぽか代表選手の生姜を入れれば無敵。本当に温まります。

ちなみに寒くなってきてからは、いつも朝食べていたヨーグルトの代わりに甘酒を飲むことが多いのですが、ヨーグルト100gと、酒粕30gで一食分とすると

カロリーはほとんど同じ。60キロカロリーちょっと。これに砂糖などを加えるともう少し増えますが。甘酒は脂肪分はほとんどなくヨーグルトの6分の1。それに、ヨーグルトの何倍もの鉄分、ビタミンB群、食物繊維が含まれます。

長くなってしまったのですが、甘麹のお話をしたくて書きました。甘酒というと初詣のときにやたら目にする以外はあまりなじみがないという方もいらっしゃるかもしれませんが、自分で作るとお好みの味にできます。寒いときにぜひ…。




2015年2月4日水曜日

寒いから鍋。いーんです!

寒くなってきました。

天気予報では、雪が降るとか降らないとかそんな話題が多くなってきました。3月になると一気に気持ちも春めいたものになるのですが、2月の今が一番、寒さの辛抱どころといった感じです。

寒い日は誰でもあたたかいものが恋しくなります。

いわゆる「冷え症」を自覚してらっしゃる方はおそらく真夏でも冷房の具合などによって冷えを感じると思います。 冬の寒さとはまた違った苦労があるのかもしれません。

冷え症というのは女性に多いようです。筋肉量が男性より少なかったり、月経の影響もあるようです。とにもかくにも、からだを温めて悪いことはありません!特に寒いこの時期は、からだを温めることを意識した生活をこころがけたいですね。

みなさんは冷え対策どんなことをしていますか。


食事のお話をしますと、まず、何はさておき物理的に冷たいものはからだを冷やします!!

よく、生姜やねぎや唐辛子などは、血行を促進したりする効果もありからだを温めるといいますね。生姜は、からだを温める食材の代表のようになっています。もちろん、温かい飲み物やお料理でいただいてください。食材だけでなくどういう調理で食べるのかというのも大切です。

それから、こちらもよく聞くお話だと思うのですが、寒い季節や地方でとれるものはからだを温め、暑い季節や地方でとれるものはからだを冷やす。自然とは本当によくできています。

そんなわけで今の季節、根菜類や香味野菜がたっぷりとれる鍋は優秀です。ついつい楽ちんだからとか、寒いから鍋!というのも手抜きではなくしっかりと理にかなっているんですねー。体が欲するものにはそれなりの理由があるような気がします。

寒い季節はからだの中から温まると幸せな気持ちになります。
そんな効果も期待して、冷たいものより温かいものを食べるようこころがけましょう♪






2015年1月29日木曜日

和食と洋食。

お米のお話に戻りまして。

以前に、現代人は脂肪の摂取量が増えているというお話をしました。

漠然とですが「食習慣の欧米化」というと脂肪の多いイメージがありませんか。いわゆる洋食というのは、お肉や乳製品が多く使われ、カロリーが多いわりに栄養素が不足してしまうという欠点があります。

それにくらべ、和食は少ないエネルギーで必要な栄養素を満たすことができます。日本人は、皮下脂肪比率が高く内臓脂肪をため込みやすい体質だそうです。

体重が増える(肥満)

内臓脂肪が蓄積

インスリン(血糖値を下げるホルモン)の働きが悪くなるなどの代謝異常

生活習慣病の誘発

動脈硬化などの病気につながる


そうやっていつの間にか脂肪をため込み病気を誘発しやすいからだにしないためにも、日々の小さなことからコツコツと健康管理はじめてみませんか。

毎日毎日、ごはんを食べなさいということではもちろんありません。

ごはんを中心とした食生活を柱にしてうまくカロリーコントロールをして、洋食、中華などなどバリエーションに富んだお食事を楽しんでいただきたいと思います。

寒さのピークを迎える2月には、冷え予防のお話をしたいと思っています。
女性にとって冷えは大敵。体のなかからぽかぽかするようなレシピもご紹介できたらいいと思っております。

よろしくお願いいたします。

2015年1月26日月曜日

さつまいもでおやつ。

こんにちは。

今日はわりと暖かくて、春の足音が…と言いたくなってしまいますが、今週後半からだいぶ気温が下がってきそうですね。週末、ホームセンターの入口に大きな雪かき用のスコップが並べられ売り文句のところに「あれから早一年…」と書いてありました^^;

あの大雪を思い出して、買っておきましょうということです。正しいと思います(笑)。雪に不慣れな三浦半島で、突然積雪してしまったら身動きとれませんから。備えあれば憂いなし。

こんないいお天気の日もあれば、大雪の日だってありますよね。明日のことは誰にもわかりません。だから今日を思い切り充実させたものにしたいと日々思います…と、話がちょっとそれましたが。


今日はおやつに「大学いも」を作りました。

さつまいもはただでさえ甘いのですが、これにさらに油と砂糖を加えるという一見荒ワザな感じもするこのおやつ。

でも、大量生産されたお菓子を食べるより、芋、砂糖、油(うちではサラダ油ではなくグレープシードオイルを使用)というシンプルな材料で安心のおやつだと思います。

さつまいもというと、甘くてカロリーも高い、という印象があると思います。

確かに、主成分はでんぷんですのでお芋類はごはんなどの炭水化物と似たような扱いになっています。けれどごはんよりもカロリーは低く、何よりビタミンCや食物繊維が豊富で女性にはうれしいお野菜です。スープや味噌汁にもよく合いますし、お腹もふくれるのでご飯の量を少し減らしたときのおかずに加えると満腹感もでる上、栄養もしっかりとれて良いのではないかと思います。

ちなみに同じ芋類で、一番カロリーが低いのは里芋。さつまいも(100g132kcal)の半分以下です。それより少し多いのがじゃがいも、長芋といった感じです。



食事は一日のバランスです♪

今日も明日も、楽しくおいしい食卓を!

2015年1月20日火曜日

おもちの話。

こんにちは。

ご自宅で、一回のご飯の分量を量ってみましたか??

計量をして慣れてくると外食でのご飯の分量もなんとなくわかると思います。最近はなんでもカロリー表示はしてありますが、たとえばお弁当にしてもおかずそれぞれが何キロカロリーかわかるわけではないのでご飯の分量の目安がつけば、カロリーコントロールにも便利だと思います。

ふだん食べることの多い「うるち米」と、この時期もしかするとご家庭に多く存在するかもしれない「もち米」でできたお餅。お正月のお餅ももうなくなっているかもしれませんが…。なんとなく、お餅=太る。というかわいそうなイメージがあるのではないかと思うのです。

切り餅は、だいたい1個50gくらいで市販されています。
たとえば、ご飯を150g食べたカロリーと、切り餅2個を食べたカロリーとを比べると若干お餅のほうが少ないです。

ただお餅って、なんだか量を食べ過ぎてしまうことが多くありませんか?これは私の考えですが、おかずを食べながら少しずつ減っていくご飯と違って、お餅のオーソドックスな食べ方といえばお餅自体に味をつけて食べますよね。海苔を巻いた日には手で食べられますし。

そうすると、わりと一瞬でお餅1個、無くなります…。

そんな感じで無意識にぱくぱくといけてしまうので、結果食べ過ぎ=カロリーオーバーとなるわけで。

決してお餅自体が太るというわけではありません。むしろ、腹もちが良いのでダイエットに使えるなんて考え方もあるらしく。

こちらもカロリーを把握していれば何も怖がることはなく、適量をおいしく食べていただきたいと思っています。

ただし一緒に食べるときに甘いあんこなどのつけすぎには気をつけてください^^

2015年1月15日木曜日

ライスミルクも登場。

こんにちは。

お正月からしばらく経って、私はいまごろ体重が増えてきました。体重が増えてくると、私は食事のとき頬の肉を噛みます…それが危険サイン!そんなときは、なんだかご飯もおいしくいくらでも食べられるし、お酒もおいしくて…これが健康ってことだな。ご飯がおいしいってなんて幸せなんだろう。と喜びもありつつ、自制の日々に入るわけです。

みなさんはそんなサインありますか。体重計は一番如実に表れるのかもしれませんが、体重は変わらないのに体型が…というのも加齢とともに耳にする話です。産後のお母さんの悩みでもあると思います。

とにかく動くこと。動くというのはメリットしかないように思います。自分からすすんで何かするというのは気持ちの良いものです。

さてさて、糖質制限のお話の続きですが

ごはん一膳て、どのくらいのカロリーがあるかご存じですか。

一膳とは、人それぞれです。なので今日でも明日でも、食事をするときに可能な環境があればごはんを計量してみてください。

おおまかに、炊いた精白米50gで80kcalと思ってください。

100gで160kcal、150gで240kcalです、およそ。

余分な脂肪や塩分をとることなく、バランスのとれた献立にするには主食は必須です。ただ、現代人は運動量が著しく低いことが多いので、主食の摂り過ぎはよくないというのは言うまでもありません。まず、ご自分が一日または一食にどれくらいの量を摂取しているのか知るのもいいと思います。

やめることより減らすこと。まずはゆるやかな糖質制限を。

と、そもそも糖質制限の必要があるかどうかを見極めることも必要です。極端な制限だけは避けてくださいね。

ちなみに以前におはなししたライスミルクを作ってみました。




ちょっとわかりにくいかもしれませんが、見た目は薄い牛乳のような。

玄米を7日間かけて、朝晩水を替えて発芽させ、それを水とともにブレンダーでジュースにし、そのままではざらざらするのでペーパータオルで濾して作りました。

ローフードって言われるのがわかる気がする…こんなに手間ひまかけて作る飲み物を初めて飲んだような…なんだかお米の甘みがあるけど牛乳とも違うしそのまま飲むとしてもいつ飲むのか…というのが私の感想です。

料理やコーヒーに入れるとか、応用をしていないのでどこまで使えるものなのかわからないのでそれも試してみたいところです。

そんなこんなでもう少しごはんのお話は続きます。

2015年1月12日月曜日

お米のお話。

こんにちは。

お正月気分も抜けてきて、生活リズムが整ってくるころかと思います。

お食事のほうはどうでしょうか。

これから少し、体重管理のお話をと思っています。

お正月に乱れた食生活をもとに戻し、ちょっと増えてしまった体重ももとに戻したいですよね。そんなとき、現代の多くのかたの考え方としてまず「炭水化物抜き」というのが主流になっているように思います。

厚生労働省の国民栄養調査の結果によりますと、1960年(今から55年前)と現在を比べると、炭水化物(お米やパンなどの主食)が減り、脂肪の摂取量が倍以上に増えています。炭水化物のとり過ぎはもちろんよくありませんが、現代は脂肪の摂取量が増えて、肥満者も増えているということです。

食品の消費量でみると、肉類や油脂類が増え、魚介、野菜、とくにお米の消費量が減っています。

みなさんはどうですか。
ご家庭でお米を食べることはどれくらいありますか。

何度かお話していると思いますが、食事の摂取エネルギーを一定と考えたとき、

ごはんとおかず、を食べた場合と

おかずだけ、を食べた場合

おかずだけを食べると脂肪とたんぱく質の量が増えます。塩分も増えます。その結果、動脈硬化を招いたり、腎臓に負担がかかったりすることが問題点とされています。

摂取エネルギーを減らしたいと考えた時、まずご飯の量を減らす(または摂取しない)のではなく、ご飯をおかずのバランスの調整が必要です。

食事の量を減らして体重を戻したいと考えた場合、たとえば

「じゃあ今日から夕飯はご飯をやめておかずだけでおなかいっぱいにしよう」
ではなく
「ご飯をおかずの量を少しずつ減らしてみよう」
という考え方にしてみてください。

もちろんそれ以前に、間食ばかりとか、食事以外に食べているものを見直すのは言うまでもありません。

ご飯をしっかり食べると、満腹感も持続するということもあわせて体験してみてください。

中途半端に食事(ご飯)を減らし、それが間食への甘えになっている方を多くみかけます。

食事で減らしたカロリー以上の間食をしたら意味ないですよね^^;

とにかく、あまり怖がらずにごはん。食べてほしいと思っています。

2015年1月5日月曜日

本年も健康で、おいしい毎日を!

2015年、あけましておめでとうございます。

どんなお正月をお過ごしでしたか。
元日には三浦半島でも雪が降り、本当に寒い年の始まりでした。

本日5日から、通常通りにお仕事に行かれる方も多いと思います。街も動き出し、もう目につくものは節分のお豆やらお雛様やら、次から次へと行事が押し寄せてくるような…。


さてさて。

体重や体調はどうでしょうか。

人と会う機会が多かったり、ご馳走を食べたり、またいつもと違った時間に食べたり。とにかく生活リズムの乱れがちな年末年始でしたので、そろそろ体調管理を真面目にしていかないとなー、とお思いのかたもいらっしゃるかと思います。


体重の増加も歯止めをかけないとずるずると右肩上がりになってしまいますが、疲れた胃腸を休めてあげることも大切です。

胃腸に負担がかからない、いわゆる「消化の良い」食事をするのが一番。消化が良い金メダル選手は「おかゆ」。7日に七草粥を食べる理由のひとつも、疲れた胃を休めるためといわれています。

おかゆやうどんなどの水化物は、たとえば風邪をひいたときなど回復期にまず口にするものですよね。赤ちゃんの離乳食もそうですが、いきなり豆腐とか魚とか牛乳とかタンパク質は口にしません。タンパク質は、炭水化物より負担がかかります。脂肪分は言うまでもなく控えたほうがいいです。

そんなときニュースでこんなものを目にしました。

「2015年ヒット予想ランキング」

これの4位に入っていたのが「ライスミルク」という飲み物です。

お米を水と一緒にミキサーにかけるだけのものですが、牛乳の代替品として、脂肪分が低くコレステロールもなく、健康食としてブームの兆しだそうです。

いろいろと調べてみると日本の大手メーカーも開発中で来年には商品化されるとかされないとか…。

今は市販品のほとんどは輸入品だそうでお値段も高いそうです。

家で作るには、ただ炊いたお米をミキサーにかけるものもあれば、米粉でつくるもの、玄米を10日くらいかけて発芽させて、それをミキサーにかけるものなどさまざまでした。

以前、お料理の本で、炒った玄米を炊いてミキサーにかけて飲むというのをみてやってみたいと思っていたのですがライスミルクはそれに近そうです。やってないんですけどね…

お米離れが嘆かれる現代ですが、私はやっぱり適量のお米を欠かさずとることをおすすめしたいですし、私はお米のない生活なんて考えられません…!!

ライスミルクは日本のお米の消費アップにも役立つのではないかと書かれていました。

年末年始で疲れた胃腸をやさしいごはんでいたわったら、次は運動も含めて体重管理をしっかりして健康な生活リズムに戻しましょう♪

本年もどうかよろしくお願いいたします。