2019年8月30日金曜日

カタクチイワシ。

もう8月も終わりだというのに、残暑厳しい毎日ですね。9月と聞くと気分は一気に秋めいてきますが、まだまだ熱中症対策は必要なようです。油断せず、体力を過信せず、毎日元気に過ごしていきましょう!

さて今日は、イワシのお話です。

イワシ。それはそれはおいしい青魚。近年は獲れなくなり、安い魚とは言えなくなってきましたが、比較的安定しているのはカタクチイワシのしらす、じゃこなどではないでしょうか。さばくこともないし、とても手軽に食べられておいしい魚だと思います。

「田作り」はお正月のおせち料理の定番で、イワシの素干しのことです。昔、大阪の木綿栽培でイワシを田に入れると収穫量が増えることから「田作り」「五万米(ごまめ」と呼ばれていたそうです。

イワシの素干しは、スーパーの乾物コーナーに売っています。大きさや、食塩の添加などの違いで何種類かあると思います。そのまま食べてももちろんおいしいのですが、煎るとカリカリに。さらに、ごまやナッツ類を加えて甘辛く煮絡めると、手がとまらないおいしさ。

今日は、簡単なくるみ入り田作りを作ってみました。


おせち料理のときしか食べないのはもったいない!

というわけで

作りやすい分量
・カタクチイワシ素干し(できれば食塩無添加)・・・20g
・くるみ・・・30g
・砂糖・・・大さじ1と1/2
・みりん、酒、しょうゆ・・・各大さじ1/2
・いりごま白 少々

くるみは粗く刻んでおきます。
砂糖、みりん、酒、しょうゆを小さな器などで合わせておきます。
フライパンで刻んだくるみを煎り、取り出します。
フライパンをさっとふき、カタクチイワシを煎って、取り出します。
またフライパンをさっとふき、調味料をいれます。
ぷくぷくとして少しとろっとしたらくるみとイワシ、ごまを投入!
はしで全体をかきまぜながら煮絡めて、油をしいた皿やバットなどに取り出します。

青魚にはDHAやEPAが含まれるのは有名な話。DHAには、脳細胞を活性化して老化や動脈硬化を防止する働きがあり、EPAには中性脂肪を低下させがん細胞の増殖を抑える働きもあると言われています。

また、前回のブログでお話をした、疲労回復に大切なビタミンB群もイワシには豊富です。

お正月に食べるだけではもったいない!!と、もう一度言いたくなってしまうイワシ。素干しは季節問わず食べられますので、ぜひ一度お試しください。


2019年8月15日木曜日

ビタミンB群の充実を。

夏バテ、スタミナ不足…。連日の猛暑で普通の状態でいることすら難しいような、酷な暑さが続きます。外はじりじりと灼けるような暑さ、室内に入るとヒヤッとする。この温度差こそがストレスとなり、自律神経の乱れや体温調節機能の不調となり、夏バテの原因のひとつとなっているのです。

しかし、これを避けるのは難しい。やはり資本は体。こういったストレスに負けないような体作りを第一に考えたいもの。食べるのだって一苦労といったところもあることは否めませんが、できる限りしっかりと食べ物から栄養をとって体力維持をしたいものです。

栄養不足に陥りがちな夏。理由のひとつとして、ごはん、麺、パンなどの糖質に偏りがちな食生活が挙げられます。

これらの主食を食べていると、満腹感があり、栄養不足という自覚はなかなかないかもしれません。ただし、糖質を体の中でエネルギーに転換するにはビタミンB群、特にビタミンB1が大切です。つまり糖質だけをとっていては、体の中でせっかくの栄養成分がうまく活用されないということです。

せっかく食べた栄養素、体の中で有効活用するにはビタミンB群が必要なのです。また、体力の回復にはたんぱく質も必要不可欠。主食だけの食事ではたんぱく質も不足してしまいます。

たんぱく質はいわゆるおかず、主菜から主にとってほしい栄養素。卵一個、納豆一パック、牛乳やヨーグルトでもいいです。ごはんや麺の主食に付け足してほしい一品です。

さてそして、ビタミンB群ですが、豚肉や豆腐などの豆類、魚介にも多いです。手軽に食べられそうなものからとっていただきたいと思います。また、ちょっとした工夫としては、主食となる糖質の摂取方法に一目置いてみるというやり方もあります。

精白度の低い穀物(玄米や胚芽米、全粒粉のパンや、ライ麦パンなど)というのはビタミンB群をはじめ、ミネラルや食物繊維も残存していますので、主食をこういったものに替えるだけで、白いごはんやパンなどよりビタミンやミネラルを摂取できると言えます。

もちろん、これだけで十分な量がとれるわけではありませんが、食事の量をとるのが大変なこの暑い時期は、より「質」を考えた食事をする必要があるのではないかと思います。

こんなことも、頭の片隅に留めておいて、どこかでちょこっと思い出していただく機会があれば…と思います。

まだまだ暑さが続くと思いますので、食事も有効なスタミナアップの時間としておいしく楽しみながら、元気に過ごしていただきたいと思っています!

2019年8月6日火曜日

懐かしのタピオカ。

うだるような暑さが続いておりますが、体調はいかがでしょうか。何もかもを暑さのせいにしたいような…そんな毎日ではありますが、元気に過ごしていれば暑い夏も楽しめる。ご飯もおいしく食べられる。そんなわけで、無理をせずに、けれどはつらつと夏を過ごしていけたらいいなと思っています。

今、世の中は空前のタピオカブーム…。今目にするタピオカドリンクと言えば、黒くて大きいタピオカがゴロゴロ入っているアレですよね。私も一度、行列に並んで試してみましたが、かなりの満腹感。そしてドリンクがほとんど無くなった後に残ったタピオカをよそ見して吸い込むと、口の中に突然入ってきて、意外な破壊力。小さなお子様は気を付けなくてはなりません。いや大人も…。

けれどとても美味しい。ミルクティーの中に入っているのが王道だと思うのですが、あの甘くてクリーミーな中にもちもちのタピオカ。並んで飲むのもわかります。

家で作りたい!と思っても、今はどうやら大きなタピオカというのはどこでも品薄状態でなかなか手に入らないようです。

しかし、小粒の白いタピオカはスーパーの中華食材コーナーで売っています。これがタイトルの「懐かしのタピオカ」です。昔、この小さなタピオカを入れたココナツミルクがブームになったことがあります。調べると1992年頃らしいです。40代の方は一番世代じゃないかなと思います。

上・比較に卵を置きました

乾燥した状態のタピオカは、白くて小粒でさらさら(写真上)。20分ほどゆでると下のように透明で2まわりくらい大きくなる感じでしょうか。それでも、普通のストローで吸えば入ってくるくらいの大きさです。この小粒の透明のタピオカが、白いココナツミルクに入っていたのを思い出す方もいるのではないでしょうか。

このタピオカにミルクティーを注いでストローで飲むと、つぶつぶ、もちもちとしたタピオカと、甘いミルクティーが口の中で素敵なハーモニーを奏でます。

暑い夏。どこへ行っても混んでいる。そんなときはおうちで手軽にタピオカドリンク♪氷を入れて冷たくして、ちょっとした南国気分を味わって涼をとってはいかがでしょうか。