2019年7月10日水曜日

1年分の離乳食献立が。

先日の準備期の離乳食教室でのお話です。

私はいつも、おおまかな参考に一冊の離乳食の本を持っていきます。もちろん、これを買ってくださいという意味ではなく、離乳食の本というのはこんな情報が載っていますということを知っていただくためです。心配なママは一冊買ってもいいし、雑誌の付録にも同じようなものがついてきたりするし、図書館で本を借りるのもあり、インターネットで調べるのもあり。そこはママのやりやすい方法を選んでいただきたいと思います。

先日参加していただいたママに、何か本を買ったりしましたかとお尋ねしたところ、
「1歳半まで毎日の離乳食の献立が載っている本を買いました」
とのこと!

そんな本があったとは。

恥ずかしながら知りませんでした。早速調べてみると、離乳食をスタートしてから1年分の毎日の献立(初めはおかゆひとさじ、ふたさじですが…)が丁寧に一日ずつ紹介されています。初めはスプーンに載ったとろとろのおかゆ、徐々に食事らしく栄養を考えた組み合わせになった献立が写真つきで載っています。

食べる量に個人差はあれど、一目で一回分の食事がわかるというのは便利だなと思いました。そのママは、その都度ある食材などで臨機応変に交換して作っているそうですが、今のところ(離乳食を始めて約1ヶ月)順調に進んでいるとのことでした。

離乳食の進め方は、ママやご家庭のライフスタイルに合ったものがそれぞれ違うと思います。まとめて作ってフリージングが楽だと感じる人もいれば、その都度作るのが楽という人もいます。

ぜひご自分の生活や性格(笑)に合った方法で!使って便利なものはどんどん使ってしまいましょう!

こうして離乳食教室では、私も今のママたちのリアルな声が聞くことができてとても楽しく参考になることがたくさんあります。赤ちゃんのためにがんばるママは本当に輝いていてパワーももらいます。これから暑くなり、キッチンに立つのも大変になりますが、ママの元気が赤ちゃんの元気♪無理をせず、楽しんでモグモグタイムを満喫してください♪

2019年7月2日火曜日

七夕も近いということで。

今日は、こんな写真から。



カラフルな星型のこれは、何でしょう…?

正解は「お麩」です!

お麩というのは小麦粉に水と塩を加え練ってできたグルテンを主原料としたもので、お味噌汁などに入っているイメージが一般的かと思います。

でも、お麩には焼き麩や油麩など製法や形などもたくさんあり、煮物にしたりバターと砂糖をからめてオーブンで焼いたりと、調理法次第で味や食感を自由自在に変化させられるスーパー食材なのです(と私は思っています)。

成分表での分類は穀類になりますが、パンや麺類と全く違うのはそのたんぱく質量。消化も良いので離乳食にももってこいです(離乳食には色のついていないふつうの焼き麩を使いましょう)。当院の離乳食教室でも、お麩を使ったメニューを紹介することもよくあります。乾物なので保存はできるし、そのまま煮ても、すりおろしたりくずしたりするととろみがついて食べやすくなります。梅雨時や夏場など、食材が傷みやすいこの時期は、乾物のストックというのは便利かと思います。

さてこの星形のお麩は、そのままでも食べられる(焼き麩は基本的にそのままでも食べられます)ので、クルトンのようにトッピングにもいいそうで。お弁当に入れれば、おかずの汁気を吸ってくれるとか、アイスクリームにのせてインスタ映えとか…。そんな感じで、この色や形を活かした多様な使い方を楽しめるそうです。

もうすぐ七夕ということで、こんな変わり種のお麩もありますというお話でした。

高たんぱくで、からだにやさしいお麩。疲れやすいこの時期に取り入れてみてはいかがでしょうか。

2019年6月19日水曜日

野菜摂取量の現実。

今日は少し趣向を変えまして、日本人の食生活の現状についての調査結果をふまえたお話をしようと思います。

我が国では、毎年「国民健康・栄養調査」というものが行われています。昭和20年に実施された栄養調査を前進とし、約70年にわたり全国的な栄養調査を欠かさず実施している国は世界にも類例がありません。社会情勢の変化などに合わせ調査方法の見直しを図り現在に至ります。

平成28年の調査の結果概要を見ますと、近年問題になっている65歳以上の高齢者の低栄養傾向(BMI≦20)も注目すべき部分かと思います。ここ10年で男性では有意な増減はありませんが、女性では有意に増加しています。特に85歳以上でその割合は男女ともぐっと高くなります。これから暑くなって、ただでさえ食欲が落ちる季節になるので、少量でも、たんぱく質不足に気を付けた質の良い食事を心がけていただきたいと思います。

さて、食事で気を付けることや心配なことと言うと、真っ先に思い浮かぶのが「野菜不足」という方も多いのではないでしょうか。

厚生労働省が定めた「健康日本21」では、野菜は1日350gを目標に掲げています。この数字はご存知の方も多いのではないかと思うのですが…。

では実際はというと…

【野菜摂取量の平均値の都道府県の状況】
●1位は、男女(20歳以上)とも長野県。その摂取量は…
 男性352g
 女性335g

1位の県、しかも男性だけが唯一ぎりぎり目標量をクリアしています。男性2位は福島県の347g。この数字を見ても、目標には遠い現状が見てとれると思います。野菜摂取はなかなか難しい課題のようですね。

ちなみに、神奈川県では男女に大きな差があります。
●神奈川県 
 女性→4位!(平均摂取量304g)
 男性→ワースト3位…(平均摂取量264g)

となっていました。

野菜には、ごはんやパンなどの炭水化物・肉や魚のたんぱく質には少ないビタミンやミネラルが豊富に含まれていて、これらと一緒に摂ることで、体の中で実にさまざまな働きをしてくれます。糖質のエネルギー代謝に関与するビタミンB1や、骨の形成に不可欠なカルシウム、免疫昨日に関与するビタミンAなどなど。

忙しい毎日で、たくさんの野菜を摂取することが難しいとは思いますが、時間のあるとき、可能な範囲で少しだけ意識をして摂り入れる工夫をしてみてほしいなと思います。

何をするにも元気があってこそ。自分の体は自分が一番よくわかると思います。体力の消耗が激しくなるこれからの時期、体の内側から労わってあげてください。
      

2019年6月4日火曜日

トマトの季節。離乳食にも!

今週末あたりで、関東地方も梅雨入りかもしれないとのことで…湿度の高いじめっとした暑さを感じ始める季節となりました。朝晩はわりとひんやりとしているこの時期は、体調管理がとても難しいと思います。できるだけ疲れをためずに、無理をせずに過ごしていただきたいと思います。

さて、6月に入ると一気に食卓も春から夏モードになる感じがしませんか?

なすやピーマン、きゅうりなどは一年中スーパーに並んでいますが、枝豆やトウモロコシ、国産のオクラなど夏ならではのラインナップもお目見えしてくる頃です。

中でも夏の太陽が一番似合うのは、真っ赤なトマトではないでしょうか。見るからに元気になれそうな色。ぴかぴかに光ったトマトは、ビタミンCやAを含み、また血圧を下げる作用のあるカリウムも含まれます。近年は赤い色の「リコピン」という抗酸化作用のある成分も注目されているようです。

そんな旬の野菜はもちろん、赤ちゃんやお子さんの食事にももってこい。特に離乳食では素材の味が調味料なので、旬の野菜を使うことは実はとても重要と言えます。甘味や水分や栄養価まで変わってくるので、できるだけその季節にとれるおいしいものを与えることが望ましいです。旬のものはおいしくて、安価で、栄養もある。使わない手はありません!

離乳食でトマトを使うときは、湯向きをして裏ごしをすれば初期から使えます。少し慣れてきたら、すりつぶしや角切りにして、次第に大きさを大きくしていきます。

トマトは湯向きでつるんと皮がむけますが、同様に冷凍しても気持ちよく皮がむけます。種を除いてから6~8等分にして冷凍して、使う時に皮をむきます。冷凍したトマトは、加熱して使うようにしてくださいね。



向かって右上の黄色い器が、湯向きしたトマトを裏ごししたものです。

その下が、小さな角切りになめらかにした絹ごし豆腐をのせたもの。

左上が、中期ごろから使える、トマトそうめんです。裏ごしトマトに、柔らかく煮て細かく切ったそうめんを加えて和え、湯通しして刻んだしらすをのせました。一品で主食・主菜・副菜と3つの栄養が揃うお手軽メニューです。裏ごししたトマトは製氷皿などに入れて冷凍しておくととても便利です。トマトがたくさん手に入ったときには、ぜひ作り置きをおすすめします。そうめんをおかゆにしても、うどんにしても、パスタにしてもいいですし、白身魚などと和えるのもパサパサ感が軽減されるのでおすすめです。

刻んだだけ、裏ごししただけのトマトをママやパパもぜひ味見してみてださい。トマトは比較的味付けをしないで食べることが多い野菜なので、全く違和感はないのですが、よく味わってみるとその甘さやおいしさに改めて気づくことができると思います。

これから旬を迎えるトマト、ぜひ活用してください!

2019年5月24日金曜日

きくらげ。

突然ですが、「きくらげ」を最近食べたのはいつですか。

一般的に出回っているものは「黒きくらげ」が多いかと思います。くらげと言えど、きのこです。きのこ売り場で、生のきくらげも売っていますが、乾物コーナーに行くと乾燥した黒きくらげが売られているのを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私事ではありますが、乾燥きくらげはうちでは必需品というくらい、いつもあります。きくらげというのは、あまりスポットライトを浴びることのない食材だと思うのですが、女性や子どもに欠かせない鉄分、カルシウムなどが多く含まれ、とても優秀な食材なのです。なので、もっときくらげを知ってほしい。食べてほしいと思って今日のテーマにしました。

とはいえ、キャベツやじゃがいものようにもりもり食べるものでもないので…。乾燥きくらげを常備しておいて、ちょこちょこお料理に使ってみてはどうかと思います。

あまり味の主張はなく、コリコリとした歯ごたえが美味しさのひとつだと思います。炒め物などもおいしいですが、乾燥ワカメをみそ汁に入れるイメージで使っていただけたら、簡単に取り入れられるのではないでしょうか。

そんなきくらげ。注目の栄養素としてはやはり鉄分、カルシウム、それからビタミンD(特に乾燥きくらげ)、食物繊維も多いです。同じきのこ類を見ると、全般的にきのこ類というのはビタミンDが多めなのですが、鉄分とカルシウムの量は群を抜いて多いです。

また、ビタミンDというのは体内でカルシウムの吸収を高める作用があるので、カルシウムもビタミンDもたくさん含まれているというのは実に都合が良いと言えます。

エネルギーも低く、鉄分やカルシウムなどが豊富なきくらげ。ぜひ食卓の名脇役に!!ときには主役に!おすすめです♪

2019年5月10日金曜日

プレーンマフィン。

今クール、第2回目のベビーマッサージ教室のおやつ。

とってもシンプルな、プレーンマフィンです。


フルーツやココアなどを入れない分、材料そのものの味が引き立ちます。

お砂糖はきび砂糖を使い、無塩バターと植物油を半々にしてあまり重くなりすぎないようにしています。

材料と作り方(6個分)
・無塩バター・・・30g
・きび砂糖(なければどんなお砂糖でも)・・・80g
・卵・・・1個
・太白ごま油(なければサラダ油など)・・・大さじ2
・薄力粉・・・100g
・ベーキングパウダー・・・小さじ1
・牛乳・・・60g

1.バターと砂糖をよく練ります。
2.そこに、溶きほぐした卵を少しづつ加えて混ぜ合わせます。バターと砂糖を混ぜたときにモソモソしていても、少しずつ溶き卵を加えることでなめらかになってきます。一度に加えると分離してしまうので、少しずつ、がポイントです。
3.油も加え、さらによく混ぜます。
4.薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるいながら、約半量を加え、ゴムベラで混ぜます。牛乳も半量入れて混ぜ、残りの粉類半量、さらに残りの牛乳といった順番で半分ずつ加え、ゴムベラで混ぜていきます。
5.マフィン型に入れ、170度のオーブンで20~30分ほど焼きます。

シンプルなものはなんとなく落ち着く味のような気がします。原点回帰ではないですが、いろいろ食べてもやっぱりシンプルなものが一番おいしい!ってことありませんか。

過ごしやすいこの季節に、簡単な焼き菓子など手作りしてみてはいかがでしょうか♪

2019年5月8日水曜日

母の日。

連休明け、いかがお過ごしでしょうか。この10連休、一日中晴れた日は無かったのではないかと思うくらい、天気の移り変わりが激しかったように思います。体調を崩してしまう方もいらしたのではないでしょうか。ここ数日はカラッとした陽気ですが、これから梅雨の季節もやってきます。気候の変化に体がついていかれるように、元気に過ごしていきたいものですね。

今朝、新聞でこんな記事を読みました。もうすぐ母の日ということで、子ども向けに書かれたものです。少し要約します。

“お誕生日になると「おめでとう」と言ってもらえるけれど、その日はお母さんがあなたを産んだ日です。お祝いはお母さんが受けるべきかもしれません。赤ちゃんができたと分かってから約9ヶ月、お母さんはたくさんの苦しいことを体験します。赤ちゃんが生まれるときがまた苦しいけれど、生まれたとたん、苦しかったことを忘れてしまいます。だからお母さんは「お誕生日おめでとう」とあなたに言うのです。自分にではなく。”

母の日に何をするかは人それぞれだと思うのですが、こうして考えると、自分の誕生日こそ母に感謝をしなければと思ったりもします。しかし自分が母の立場として考えてみると、子どもに何か感謝をしてほしいと思うことはなく、ただただ、存在自体が嬉しく、こちらのほうが「生まれてきてくれてありがとう」と思う。だからやっぱり、お誕生日は子どもに「おめでとう」なんだなぁ…と。

離乳食教室を開催するたびにも思います。お母さんは分からないことや不安なことがありながらも、我が子を抱きながら笑顔で、充実した表情でお話をされます。小さな赤ちゃんの存在の大きさと、お母さんの愛情に毎回感動してしまうのです。

世のお母さんがた。いつもお疲れ様です。お母さんの笑顔は家族の元気のもとだと思います。大変なこともたくさんあるけれど、元気にがんばっていきましょう^^