2019年9月9日月曜日

豆苗パワー。

三浦半島に、とても強い台風が通過した昨夜。眠れなかった人も多いのではないでしょうか。一夜明けても、びっくりするくらい大きな木が倒れていたり、予期せぬものが道路に落ちていたりと危険な場所はたくさんあります。どうかみなさまお怪我などされませんように、外出の際は気を付けていただきたいと思います。

今日は、豆苗のお話をしようと思います。

いつだったか、野菜の値段が高騰したときに安定した価格で注目を集めたような記憶があります。

豆苗は発芽野菜で、水耕栽培のものは通年安定した価格で購入できるのがうれしいですね。えんどうの新芽と、つるさき5~10センチの若芽のことです。

味はほうれんそうに似ていますが、カロテンやビタミンCはより多く、これらは皮膚や粘膜を守ったり体に抵抗力をつける効果があります。だんだん寒くなると心配なのが風邪などのウイルス。こうしたものから体を守ってくれる栄養素の一つでもあります。

そして、私が先日買ったものは「機能性表示食品」という表示がパッケージにしてありました。

この機能性表示食品は、今まで加工食品にしか認められていなかった表示です。それが生鮮食品にも解禁され、こちらのブログでも以前、みかんや豆もやしなどをご紹介したことがあります。今回購入した豆苗には「葉酸」が豊富な旨が書かれていました。

葉酸とは、妊娠を計画する女性にはぜひとっていただきたい栄養素。もちろん妊婦さんにも、とにかく女性には大切な栄養素です。アスパラガスとか、ブロッコリーとか、濃い色の野菜も葉酸をとるにはおすすめです。

そしてこの豆苗のうれしいポイントは、価格が安定していることと…一度切ってもまた再生するところ(笑)。

調理方法もスープや炒め物など、さっと火を通せば簡単に食べられるのもいいところ。


こちらは10日ほど前に使った豆苗を自宅で水耕栽培したものです^^。

パッケージにも丁寧に説明が書いてありました。一日一回水を替えて2週間ほどで食べごろになるそうです。豆の状態によっては2~3回収穫を楽しめるそうです。

成長のスピードがあかちゃんのように早いので、一日たつとあらこんなに伸びてる!といった感じで日々成長が楽しかったりもします。

価格も安定していて、栄養たっぷりで、栽培の楽しみも簡単に味わえて…いいことだらけの豆苗。ぜひお試しください!

2019年8月30日金曜日

カタクチイワシ。

もう8月も終わりだというのに、残暑厳しい毎日ですね。9月と聞くと気分は一気に秋めいてきますが、まだまだ熱中症対策は必要なようです。油断せず、体力を過信せず、毎日元気に過ごしていきましょう!

さて今日は、イワシのお話です。

イワシ。それはそれはおいしい青魚。近年は獲れなくなり、安い魚とは言えなくなってきましたが、比較的安定しているのはカタクチイワシのしらす、じゃこなどではないでしょうか。さばくこともないし、とても手軽に食べられておいしい魚だと思います。

「田作り」はお正月のおせち料理の定番で、イワシの素干しのことです。昔、大阪の木綿栽培でイワシを田に入れると収穫量が増えることから「田作り」「五万米(ごまめ」と呼ばれていたそうです。

イワシの素干しは、スーパーの乾物コーナーに売っています。大きさや、食塩の添加などの違いで何種類かあると思います。そのまま食べてももちろんおいしいのですが、煎るとカリカリに。さらに、ごまやナッツ類を加えて甘辛く煮絡めると、手がとまらないおいしさ。

今日は、簡単なくるみ入り田作りを作ってみました。


おせち料理のときしか食べないのはもったいない!

というわけで

作りやすい分量
・カタクチイワシ素干し(できれば食塩無添加)・・・20g
・くるみ・・・30g
・砂糖・・・大さじ1と1/2
・みりん、酒、しょうゆ・・・各大さじ1/2
・いりごま白 少々

くるみは粗く刻んでおきます。
砂糖、みりん、酒、しょうゆを小さな器などで合わせておきます。
フライパンで刻んだくるみを煎り、取り出します。
フライパンをさっとふき、カタクチイワシを煎って、取り出します。
またフライパンをさっとふき、調味料をいれます。
ぷくぷくとして少しとろっとしたらくるみとイワシ、ごまを投入!
はしで全体をかきまぜながら煮絡めて、油をしいた皿やバットなどに取り出します。

青魚にはDHAやEPAが含まれるのは有名な話。DHAには、脳細胞を活性化して老化や動脈硬化を防止する働きがあり、EPAには中性脂肪を低下させがん細胞の増殖を抑える働きもあると言われています。

また、前回のブログでお話をした、疲労回復に大切なビタミンB群もイワシには豊富です。

お正月に食べるだけではもったいない!!と、もう一度言いたくなってしまうイワシ。素干しは季節問わず食べられますので、ぜひ一度お試しください。


2019年8月15日木曜日

ビタミンB群の充実を。

夏バテ、スタミナ不足…。連日の猛暑で普通の状態でいることすら難しいような、酷な暑さが続きます。外はじりじりと灼けるような暑さ、室内に入るとヒヤッとする。この温度差こそがストレスとなり、自律神経の乱れや体温調節機能の不調となり、夏バテの原因のひとつとなっているのです。

しかし、これを避けるのは難しい。やはり資本は体。こういったストレスに負けないような体作りを第一に考えたいもの。食べるのだって一苦労といったところもあることは否めませんが、できる限りしっかりと食べ物から栄養をとって体力維持をしたいものです。

栄養不足に陥りがちな夏。理由のひとつとして、ごはん、麺、パンなどの糖質に偏りがちな食生活が挙げられます。

これらの主食を食べていると、満腹感があり、栄養不足という自覚はなかなかないかもしれません。ただし、糖質を体の中でエネルギーに転換するにはビタミンB群、特にビタミンB1が大切です。つまり糖質だけをとっていては、体の中でせっかくの栄養成分がうまく活用されないということです。

せっかく食べた栄養素、体の中で有効活用するにはビタミンB群が必要なのです。また、体力の回復にはたんぱく質も必要不可欠。主食だけの食事ではたんぱく質も不足してしまいます。

たんぱく質はいわゆるおかず、主菜から主にとってほしい栄養素。卵一個、納豆一パック、牛乳やヨーグルトでもいいです。ごはんや麺の主食に付け足してほしい一品です。

さてそして、ビタミンB群ですが、豚肉や豆腐などの豆類、魚介にも多いです。手軽に食べられそうなものからとっていただきたいと思います。また、ちょっとした工夫としては、主食となる糖質の摂取方法に一目置いてみるというやり方もあります。

精白度の低い穀物(玄米や胚芽米、全粒粉のパンや、ライ麦パンなど)というのはビタミンB群をはじめ、ミネラルや食物繊維も残存していますので、主食をこういったものに替えるだけで、白いごはんやパンなどよりビタミンやミネラルを摂取できると言えます。

もちろん、これだけで十分な量がとれるわけではありませんが、食事の量をとるのが大変なこの暑い時期は、より「質」を考えた食事をする必要があるのではないかと思います。

こんなことも、頭の片隅に留めておいて、どこかでちょこっと思い出していただく機会があれば…と思います。

まだまだ暑さが続くと思いますので、食事も有効なスタミナアップの時間としておいしく楽しみながら、元気に過ごしていただきたいと思っています!

2019年8月6日火曜日

懐かしのタピオカ。

うだるような暑さが続いておりますが、体調はいかがでしょうか。何もかもを暑さのせいにしたいような…そんな毎日ではありますが、元気に過ごしていれば暑い夏も楽しめる。ご飯もおいしく食べられる。そんなわけで、無理をせずに、けれどはつらつと夏を過ごしていけたらいいなと思っています。

今、世の中は空前のタピオカブーム…。今目にするタピオカドリンクと言えば、黒くて大きいタピオカがゴロゴロ入っているアレですよね。私も一度、行列に並んで試してみましたが、かなりの満腹感。そしてドリンクがほとんど無くなった後に残ったタピオカをよそ見して吸い込むと、口の中に突然入ってきて、意外な破壊力。小さなお子様は気を付けなくてはなりません。いや大人も…。

けれどとても美味しい。ミルクティーの中に入っているのが王道だと思うのですが、あの甘くてクリーミーな中にもちもちのタピオカ。並んで飲むのもわかります。

家で作りたい!と思っても、今はどうやら大きなタピオカというのはどこでも品薄状態でなかなか手に入らないようです。

しかし、小粒の白いタピオカはスーパーの中華食材コーナーで売っています。これがタイトルの「懐かしのタピオカ」です。昔、この小さなタピオカを入れたココナツミルクがブームになったことがあります。調べると1992年頃らしいです。40代の方は一番世代じゃないかなと思います。

上・比較に卵を置きました

乾燥した状態のタピオカは、白くて小粒でさらさら(写真上)。20分ほどゆでると下のように透明で2まわりくらい大きくなる感じでしょうか。それでも、普通のストローで吸えば入ってくるくらいの大きさです。この小粒の透明のタピオカが、白いココナツミルクに入っていたのを思い出す方もいるのではないでしょうか。

このタピオカにミルクティーを注いでストローで飲むと、つぶつぶ、もちもちとしたタピオカと、甘いミルクティーが口の中で素敵なハーモニーを奏でます。

暑い夏。どこへ行っても混んでいる。そんなときはおうちで手軽にタピオカドリンク♪氷を入れて冷たくして、ちょっとした南国気分を味わって涼をとってはいかがでしょうか。

2019年7月23日火曜日

離乳食の時間のこと。

いよいよ、関東も梅雨明けが近づいてきたようですね。何となく肌寒かったり、雨が降ったりやんだりの梅雨が終わると一気に「暑い!」しか言わなくなるそんな時期になるのかと思うと…しっかり体力をつけておかないと!と思います。

今月も離乳食教室が無事に終わり、いろいろな赤ちゃんと出会うことができました。ステップアップ期は、一番ママのお悩みが多岐にわたる時期のような気がします。今回の教室で、ステップアップ期に聞いたお悩みを例に挙げて少しお話をしようと思います。

ねんねやうんちや、おっぱい。それに加え食べることが加わると、食べる量や種類や時間などなど、ママの悩みは尽きません。すごくわかります。しっかりやろうと思う人ほど、食べる量だったり、時間のことを気にしてしまいます。

育児本に書いてあるのはあくまで理想的なパターン。時間に関しては、わりと臨機応変に対応してしまって大丈夫です。10ヶ月くらいまでは半分は母乳やミルクからの栄養になります。お昼寝しているのを無理やり起こしてあげたりする必要はありませんし、おでかけのタイミングなどで夜遅くなったら、また翌日からいつものスケジュールに戻せば大丈夫です。

そして9ヶ月の赤ちゃんのいるママのお悩みは、「座ってご飯を食べない」でした。目に入るところにおもちゃを置いたり、テレビを消したりするのはもちろんですが、そんなことですんなり食べてくれたらママも悩みません(笑)。朝は比較的きちんと座って食べてくれるそうなので、ひとまずそれができていれば良しとする。そして、おっぱいを欲しがってしまうとのことだったので、もしかしたらお腹が空きすぎているのかも…とも考え、離乳食を何時ということにこだわるのではなく、おっぱいをあげてから何時間後に食べさせてみる、というのをやってみてはどうでしょうという提案をしました。

例えば午後3時におっぱいをあげたら、少しいつもより早めに2~3時間くらいで食事にしてみるといったように。お腹が空きすぎておっぱいを早く飲みたがり、ご飯を食べてくれない赤ちゃんにはこうした時間の工夫も必要です。

けれど、9ヶ月ともなると、これからどんどん運動量が増えるときです。たくさん動くようになればお腹もすきます。今まで食べなかったのがうそのようによく食べることもあります。

長い目で見れば…と言うのは簡単ですが、1日中ずっと赤ちゃんのお世話をしているママにとっては、一回の食事がどうなるかも重大な問題であることも事実。ママが大変なときは、食事をスパッと切り上げてしまってもかまいません。

このくらいの時間に、この場所でご飯を食べるんだという習慣をつけていくことが大切です。そしてできれば、ママやパパも座って一緒にご飯を食べる(ような環境)だとベスト!

できることから始めましょう!ゆっくり、ママと赤ちゃんのペースが一番です。


2019年7月10日水曜日

1年分の離乳食献立が。

先日の準備期の離乳食教室でのお話です。

私はいつも、おおまかな参考に一冊の離乳食の本を持っていきます。もちろん、これを買ってくださいという意味ではなく、離乳食の本というのはこんな情報が載っていますということを知っていただくためです。心配なママは一冊買ってもいいし、雑誌の付録にも同じようなものがついてきたりするし、図書館で本を借りるのもあり、インターネットで調べるのもあり。そこはママのやりやすい方法を選んでいただきたいと思います。

先日参加していただいたママに、何か本を買ったりしましたかとお尋ねしたところ、
「1歳半まで毎日の離乳食の献立が載っている本を買いました」
とのこと!

そんな本があったとは。

恥ずかしながら知りませんでした。早速調べてみると、離乳食をスタートしてから1年分の毎日の献立(初めはおかゆひとさじ、ふたさじですが…)が丁寧に一日ずつ紹介されています。初めはスプーンに載ったとろとろのおかゆ、徐々に食事らしく栄養を考えた組み合わせになった献立が写真つきで載っています。

食べる量に個人差はあれど、一目で一回分の食事がわかるというのは便利だなと思いました。そのママは、その都度ある食材などで臨機応変に交換して作っているそうですが、今のところ(離乳食を始めて約1ヶ月)順調に進んでいるとのことでした。

離乳食の進め方は、ママやご家庭のライフスタイルに合ったものがそれぞれ違うと思います。まとめて作ってフリージングが楽だと感じる人もいれば、その都度作るのが楽という人もいます。

ぜひご自分の生活や性格(笑)に合った方法で!使って便利なものはどんどん使ってしまいましょう!

こうして離乳食教室では、私も今のママたちのリアルな声が聞くことができてとても楽しく参考になることがたくさんあります。赤ちゃんのためにがんばるママは本当に輝いていてパワーももらいます。これから暑くなり、キッチンに立つのも大変になりますが、ママの元気が赤ちゃんの元気♪無理をせず、楽しんでモグモグタイムを満喫してください♪

2019年7月2日火曜日

七夕も近いということで。

今日は、こんな写真から。



カラフルな星型のこれは、何でしょう…?

正解は「お麩」です!

お麩というのは小麦粉に水と塩を加え練ってできたグルテンを主原料としたもので、お味噌汁などに入っているイメージが一般的かと思います。

でも、お麩には焼き麩や油麩など製法や形などもたくさんあり、煮物にしたりバターと砂糖をからめてオーブンで焼いたりと、調理法次第で味や食感を自由自在に変化させられるスーパー食材なのです(と私は思っています)。

成分表での分類は穀類になりますが、パンや麺類と全く違うのはそのたんぱく質量。消化も良いので離乳食にももってこいです(離乳食には色のついていないふつうの焼き麩を使いましょう)。当院の離乳食教室でも、お麩を使ったメニューを紹介することもよくあります。乾物なので保存はできるし、そのまま煮ても、すりおろしたりくずしたりするととろみがついて食べやすくなります。梅雨時や夏場など、食材が傷みやすいこの時期は、乾物のストックというのは便利かと思います。

さてこの星形のお麩は、そのままでも食べられる(焼き麩は基本的にそのままでも食べられます)ので、クルトンのようにトッピングにもいいそうで。お弁当に入れれば、おかずの汁気を吸ってくれるとか、アイスクリームにのせてインスタ映えとか…。そんな感じで、この色や形を活かした多様な使い方を楽しめるそうです。

もうすぐ七夕ということで、こんな変わり種のお麩もありますというお話でした。

高たんぱくで、からだにやさしいお麩。疲れやすいこの時期に取り入れてみてはいかがでしょうか。