2018年2月22日木曜日

世代別の食べ方。野菜編。

2月も残り一週間足らずで終わり、もうすぐ3月。私含め、花粉症の人にとっては暖かくなる気候がうれしいような、ちょっとがっかりするような、複雑な季節のはじまりです。

1月から始まった離乳食教室のこともあり、ここでは赤ちゃん、妊産婦さん、小さなお子様の食生活について言及することが多いと思います。

そんなわけで、今日は少し視点をずらし、30~40代以降の栄養について考えてみたいと思います。

世代が違えば食事に対するお悩みも違います。食欲や、食事の支度にかけられる手間や時間も違います。例えば、30~40代の女性は仕事や家事が一番忙しいとき。自分のことよりも家族の健康管理を先に考える方が多いのではないでしょうか。

野菜の摂取について考えてみましょう。この年代はどうしても自分の食事がおろそかになり、一人の食事はパスタだけ、とかサンドイッチだけ、とか単品メニューになりがちです。そうするとどうしても野菜不足になり、食物繊維なども不足しがちになってしまいます。家族の食事の支度の時に多めに野菜を下ごしらえしておいたり、レンジで加熱してすぐに食べられるように野菜類を小さな耐熱容器にまとめておいたり、少しの工夫が必要です。

50代以降になると、少し時間に余裕がでてきて摂取量は満たされてきます。しかし逆に作りすぎてしまって、エネルギーや脂質、塩分が過多になってしまうことがあるので気を付けましょう。

70代以降では、食欲の低下とともに全体の食事摂取量が減ってきます。少ない摂取量の中でいかに栄養素を充実させるかがカギです。食事摂取量の減少により便通が滞り不調を訴えることが多くなるため、根菜類などを小さく切って食べやすく調理したり、海藻類などをこまめに摂取するといったことを心がけるとよいでしょう。

食べることは楽しいことです。ここを忘れずに、おいしく楽しく食事をし続けるため、ご自分のからだをいたわって元気なからだ作りをしていっていただきたいなと思います。

また、別の栄養素のお話もしていきたいと思っています!






2018年2月13日火曜日

土台があってこそ。

気が付くと2月ももう折り返し地点となり、春ももうそこまで来ているような、そんな季節となってきました。インフルエンザのピークは過ぎたのか、最近はニュースなどで目にすることが減ってきたように思いますが、寒さや乾燥でまだまだ油断はできません。体調管理には十分気を付けて過ごしましょう!

元気な体はとにかく自己管理。同じ状況にいても風邪をひく人、大丈夫な人がいます。ウイルスに感染しても、ウイルスをやっつけられる体つくりをしていれば元気に過ごせるはず。よく言われるのは、免疫力アップというものですね。

大胆にまとめると「体温を上げる」というのがわかりやすい言い方かもしれません。冷えは万病のもとと昔から言います。体を温めておいて損はないです。それにはやはり、規則正しい生活が一番近道。食事・運動・睡眠の3本柱がしっかりと立っていることが大切です。

朝食を食べて体温を上げ、日中活動して夜には体温が下がってきます。このリズムと並行した生活を送ることで体調が整いやすくなります。その中で、温かいものを食べて体を冷やさないようにしたり、運動をして筋肉をつけたり、お風呂に浸かって体をじっくりあたためたり…そういう日々の積み重ねで、免疫力の高い体が作れます。

免疫力アップにいいといわれる食材も調べればたくさん出てきますが、むやみやたらにそういった食材を取り入れるよりも、まず生活リズムを見直してみてはいかがでしょうか。どんなことにも、基礎となる土台があってその先があるものです。土台なしに詰め込んだところで、効率的に使われるはずがありません。

そんなわけで、今日は「栄養」以前のお話をちょっとしてみました。

ご自分の平熱、よくわからないという方は一度計ってみてくださいね。