2019年3月21日木曜日

3月旬シリーズ野菜編。

今週は暖かい日が多かったように思いますが、週末はまた寒の戻りでぐっと気温が下がるようですね。桜の開花もニュースで目にするようになり、いよいよ春本番!という感じではありますが、気温の変化には十分気を付けて過ごしましょう!

前回は、旬のアサリのお話をしましたが、今回は「わけぎ」のお話をしようと思います。

三浦半島の地場野菜!
わけぎは、広島の生産がかなりの大部分を占めるようですが、最近スーパーで三浦半島の地場物も見かけるようになりました。みずみずしくておいしそうです!

わけぎは、ねぎの仲間ですが、正確にはねぎとエシャロットの雑種だそうです。ねぎのような刺激臭がなく、香りと風味がマイルドでやわらかいです。

通年出回っていますが、3~4月ころが一番の旬です。

葉ねぎや小ねぎ同様、分類上は緑黄色野菜になり、カロテンが豊富に含まれ、食物繊維やカリウムも含まれます。

そんなわけぎといえば、ぬた。いわゆる酢味噌和えが一番代表的なお料理ではないでしょうか。まぐろのお刺身やイカやタコを入れて作りますが、わけぎだけでも十分おいしくいただけます。

今日は、イカを入れて作りました。

わけぎはさっとゆがいてざるに上げたら、水をかけないで冷ますのがべちゃべちゃとしないポイントです。余力があれば、うちわなどであおいですばやく冷ますとなお良いです。

わけぎをゆでたお湯で、細切りにした刺身用のイカをさっと湯引きして氷水にとります。酢味噌の分量は、みそ:砂糖:酢が2:1:1くらいです。この和え衣に練り辛子を入れてもおいしいです。見た目ではわかりませんがこの写真のものは、辛子入り。ちなみに私は粉の辛子が好きで、粉を溶いて練った辛子を使っています。面倒ですが…。

水けをふきとったイカと、3センチくらいに切ったわけぎを和えれば出来上がり!

簡単に、春らしい一品の完成です。

緑色がきれいとか、やわらかいとか、春の野菜にはそんなイメージがあります。おいしそうなわけぎを見つけたら、ぜひ味わってほしいと思います。




2019年3月11日月曜日

あさりを食卓に。

3月になり、気温も高めかなと思って少し薄着をすると、意外と風が冷たくて寒さに震えたりすることが多くなってきました。一日の寒暖差も大きいので、ちょっと油断をすると体調を崩してしまうので、皆さん油断大敵で、元気に3月過ごしましょう!!

さて3月から5月くらいにかけて旬を迎えるあさりのお話を今日は少し。

まだちょっと(いやだいぶ)海に入るには寒いのですが、これから潮干狩りシーズンになりますね。あさりは漢字にすると浅利。読んで字の如く、浅くて砂利の砂地にいることからこの名前がついたともいわれていますが、手軽に獲れるので「漁る」からきているとの説もあるそうです。

潮干狩りなどで獲ったあさりはもちろん砂抜きが必要ですが、今はスーパーで売られているものは砂抜きがしてあるものが多いので、そちらは手軽に使えると思います。さらに砂抜きをするとより完璧ですが、そのまま使ってもほとんど気になりません。ちなみに砂抜きは、海水と同じくらいの塩分濃度3%の食塩水を使い、2時間以上冷暗所においておきます。新聞紙などをかぶせて暗くしましょう。私はあさりが塩をぴゅーぴゅーしているのが面白くてついのぞいてしまうのですが…できればそっとしておきましょう(笑)。

さらにさらに、手間をはぶいて水煮の缶詰もあります。やはり食感は生のものとは異なりますが、栄養素も変わらず、成分表で見ると鉄分は生のものより多いくらいです。

あさりは、低カロリーながら、鉄分などのミネラルが多く貧血予防にとても効果的!お子様や女性の方にはとくにおすすめしたい食材です。

今まさにおいしい時期なので、シンプルに酒蒸しやみそ汁などあさりのおいしさを思い切り感じられるメニューがいいかと思います。火が通るのも本当に一瞬なので、パパっと作れるくせに、優れた栄養が摂取できます。えらい!

ちなみに、お味噌汁にするときには水から入れて沸騰させるとだしがたっぷり出て、沸騰させてからあさりを入れるとだしは少なめなものの、身がふっくらとするそうです。私はいつも、酒蒸しにしてからお味噌汁にしています!なんとなくおいしい気がしますが、調理方法はお好みで…♪

ぜひこれから旬を迎えるあさりを献立の一品に!