2016年1月27日水曜日

変わりダネ。

こんにちは。

いきなりですがホットプレートで作るシュウマイのレシピを以前にご紹介したことがあります。野菜をしいて、シュウマイを並べて蓋をして蒸し煮にします。野菜も食べられるしボリュームもあるので忙しいときでも比較的簡単にできるメニューとして紹介しました。


そしてまたいきなりですが、だんだんとキャベツが美味しくなってきました!

これからの季節、キャベツはとても柔らかくて甘くなってうれしくなっちゃいます。

シュウマイと、キャベツ。

ロールキャベツ。

中身をシュウマイに。

キャベツシュウマイ。


なんとなく見ていたお料理の本に、ロールキャベツの中身をシュウマイにしたレシピが載っていて、「これは!!」と思い、早速作りました。

細かいレシピは分からないので、自分で作るいつも通りのシュウマイの「タネ」を茹でたキャベツでくるくる巻きます。

ロールキャベツとは違って、細めに。それをパスタでちょんちょんと止めまして。


こんな具合に、フライパンに水と少量のチキンコンソメなどを溶いたものを沸騰させて、そこに巻いたキャベツシュウマイを入れていきます。蓋をして15分くらい蒸し煮にして、出来上がり♪

シュウマイと同じく辛子醤油でいただきます。

前回のシュウマイ同様ですが、私は肉ダネにたまねぎの他、みじん切りのえのきを結構たくさん入れます。あっさりとして柔らかくなると思います。

これを1.5~2cm幅くらいに切ってお皿に並べます。アツアツをいただくと、おいしいですよ。

シュウマイの皮を一袋使ったとして、220kcalくらい。代わりにキャベツ半分(1玉1キロとして)使ったとしても120kcal。カロリーも全然違いますが、中身も違います。シュウマイの皮は主に炭水化物ですが、キャベツは野菜なのでビタミンや繊維もとれます。今流行りの低糖質メニューとして、こんな形のシュウマイも、たまにはいかがでしょうか♪

2016年1月24日日曜日

餅ラザニア風。

いろいろ流行ってきました…。インフルエンザやおたふく風邪。不用意な外出は避けたいけれどずっと家にいるわけにも行かないので、病気に負けない強い体を作るため、しっかり栄養をとって元気に過ごしたいなと思っております。

そろそろ、冷凍庫にいたお正月のお餅も無くなったころでしょうか…。

お餅って、お鍋に入れたり、お好み焼きやたこ焼きに混ぜたり、私はお正月だけでなく常に冷蔵庫にいる食材なのですがみなさんはいかがでしょうか。

あののびーる食感は、チーズにも似ていて、洋食にも合うのだなと思います。



すごく好きなのが、お餅を入れたラザニア風です。

ミートソースが合うと思います。ひき肉をたくさん買ったときにミートソースを作り置きしておいて、オムレツに入れたり、もちろんスパゲティにしたり、パンにのせたりいろいろ使える便利なストックおかず、ミートソース。

お餅をうすく、もしくは小さくきったものと、ミートソース、ホワイトソース、とろけるチーズを二回くらいずつ重ねてラザニアを作るような要領でグラタン皿にのせて行きます。一番最後はチーズになるように。それをオーブンで焼くだけ。

炒めたきのこなどを加えると、一品で十分満足できる立派な夕飯が完成です。

ホワイトソースも、バターや小麦粉を使って作ると少し手間がかかりますが、市販のものでも構いませんし、私はすりおろした長芋に牛乳を加えて少し伸ばしたものに、片栗粉少々(一人分で小さじ1~2杯くらい)を入れたものをホワイトソース代わりにしています。

長芋も、お餅も、チーズもとろとろ~っと伸びる感じが相性ばっちりで、しつこすぎずおいしいですよ。ぜひ一度お試しを♪♪

2016年1月22日金曜日

行動経済学。

今年はお正月休みが短かったので、1月が長く感じる…という話をちらほら聞きますが、みなさんはいかがでしょうか。

1月も後半に入り、三浦半島も寒さが増してきました。しかし先日の雪騒動(?)でも全く雪が降らないこの土地は本当に温暖なんだなと改めて思いました!


さて、お正月が終わると、テレビ番組でダイエットの文字をよくみかけるなと思います。たまたまつけた通販の番組とか、新聞のテレビ欄とか、もう、年末年始で体重が増える人が世の中にたくさんいるんだと変に勇気づけられる気すらします(笑)。

そんな中、私が先日ある番組でみた「行動経済学」の講義。

行動経済学というのは、生身の人間が対象で、人間がどのような状況下でどのように選択・行動し、その結果どうなるかというのを究明することを目的とした実践的な経済学。だそうです。

これは私生活に活かせる経済学、ダイエットにも活かせる、というのを知ってその番組をみてみました。この分野の第一人者であるという教授のおもしろい講義でした。

人は、目の前の利益より、将来の利益を低く見積もるのだそうです。

つまり、こんなふうに。
ダイエットしていて体重を減らしたいとき、目の前にお菓子がある。
これを食べれば将来体重が減らない(増える)ことは分かっている。
でも。将来の痩せた自分より、今は目の前のお菓子が大事。

これは人間だから仕方がないそうです。

じゃあどうすればいいのか。

「手を縛ってしまえばいい」

これは本当に縛るのではなく、いついつまでに○キロ痩せなければ友人に焼き肉をおごる。とか将来の自分の手を縛って、計画を守らざるを得なくするという、そんな方法。

そうでもしないと、計画を実行できない私たちの意志って、なかなかふんわり柔らかなものなんですね~(笑)。

でもこの話を聞いていて思うことがありました。

体重が増えてしまって栄養指導を受ける妊婦さんというのは、みなさんとても頑張ってくれるということです。

やはりそれは、数か月後に控えた出産という目標に向かって、それをより良いものにしたいという妊婦さんの強い意志があるからなのだと。

将来の自分をしっかりイメージできているからこそ、がんばって食生活を見直してくれているのだと思いました。

どうしても体重を減らしたい!今の食生活を見直したい!という方はこの行動経済学を利用して、明確な将来の「背水の陣」をたてて、絶体絶命の立場を自分で作ってしまうというのも、一つの方法ということですね。

こんな角度から体重コントロールについて考えたことがなかったので、新しい発見となりました。



2016年1月14日木曜日

寒い時。ひとりのごはん。

すっかり冬らしくなってきたここ数日。
太陽が出ている日中はそれでもまだ暖かさを感じますが、くもりや雨の日の寒さは堪えますねぇ。

お正月が終わり、お子様がいらっしゃる方は日中ひとりでお昼ご飯、なんていうことが増えてきたかもしれません。

ひとりだと、ついつい簡単に済ませてしまいがちですが、毎日のお昼ご飯なので、ちょっとはからだにいいものを食べたいなと考えている方もいるのではないでしょうか。

とはいえ、料理をする時間もあまりないし、あったとしてもあまり手間はかけたくないというのが本音です…。

例えばスーパーで買ってきたものとか、ご自宅での夕食やお弁当の余りものなどを食べているとします。

ごはんにおかず、となったら温かい汁物がほしい季節です。

今は、お湯を注げばすぐに飲めるスープ類もとてもバラエティに富んでいて選ぶ楽しみもありますね。でもちょっと、お疲れ気味の胃腸を休めたい、からだにやさしいものを食べたいなと思ったらこんな簡単スープはいかがですか。



この、地味な見た目がいかにもからだにやさしそう(笑)。

ねばねば野菜の長芋と、れんこんをすりおろしたスープです。

一人分、150ccのだし汁に40gのれんこん、同じく40gの長芋をすりおろすだけ。

だし汁(顆粒のものでもちろんかまいません)を温めたらそこに、すりおろしたれんこん(できれば皮ごとが理想)、長芋を入れて2分くらい煮るだけ!塩やしょうゆで調味して、そのままでもおいしいですし、生姜をすりおろしたり、ネギなどをちょっと加えるとより香り豊かに美味しくなります。加える塩やしょうゆでほんの少しカロリーは変わりますが1人分50kcalちょっとです。

よく長芋の話をする気がしている私ですが、消化もよく肌荒れ予防や疲労回復に効果があるといわれています。れんこんも同じような効果が期待でき、お肌の乾燥対策や、胃の不快感を抑えるなどと言われています。

特に私は、こどもが風邪をひいて喉が痛いというときにおかゆにすりおろしたれんこんを混ぜたものを作っているのですが、とろみがついて食べやすく、喉の痛みもやわらげてくれるようで、そんなときは自分も一緒に食べて風邪予防をしています。

私の個人的な好みではありますが、このれんこんを加熱したとろみがすごく好きで、体に染みわたるような感じがします。

寒いときに、一人分でも簡単にできるこんなスープを一品足して、満腹感もあり体をいたわってあげている満足感も得る、というのはいかがでしょう^^

ぜひお試しください!


2016年1月9日土曜日

ひじきの鉄分…。

こんにちは。

あっという間だった12月が終わり、あっという間に過ぎた今年のお正月。例年よりお休みが少なかった方も多かったのではないでしょうか。

バタバタしていた先月の25日。文部科学省から、食品成分表が5年ぶりに改定され公表されました。食品成分表とは日常私たちが使うさまざまな食品や加工品のエネルギーなどの栄養成分が載っているものです。私たち栄養士はこれを基準に、献立のエネルギーや塩分などを計算し対象者の方に提供したりしています。

この改定を受け、大きく取り上げられていたのが「ひじきの鉄分の減少」です。

すでにご存知の方も多いかもしれませんが、この改定で、ひじきの鉄分は100グラムあたり6.2ミリグラムとなっています。改定前は、同55ミリグラムと、まさかの9分の1に…!

この話は個人的にかなりの衝撃で、知った時一人だったけれど「えぇっ…」と思わず声が出たくらいです。

理由としては鉄製ではなくステンレス製の釜が普及し以前より鉄が少ないものが流通していることが多いからだそうです。同じような理由で、切干大根の鉄分も3分の1くらいに減っています。

そう考えると、これは私の個人的な考えでしかありませんが、鉄製の調理器具が脚光を浴びる日が近いのか??でもやっぱりお手入れなど現代人のニーズに対して応えにくい部分もあるような…。鉄製の調理器具っていうのは栄養成分をそこまで左右する力があったということに驚きをかくせません!

鉄分は、女性にとっては大変重要な栄養成分です。

特に、妊娠中、授乳中は毎日すごくすごく、意識して摂ってほしい栄養素です。自分も含め、妊娠中は貧血になる人がとてもたくさんいます。

減ったとは言え、乾物や海草類には日頃からとりたいミネラル類などが含まれていますので、高野豆腐とか、海苔とか、桜エビとか…毎日少しずつでも食べられたらいいのではないかと思います。

新しくなった成分表は文科省のウェブサイトで公表されていますので気になる方はご覧になってはいかがでしょう。

この改定された成分表をもとに、鉄分をおいしくとれるレシピなどを紹介していけたらと思っています。

2016年1月3日日曜日

2016年スタート!

明けましておめでとうございます。

みなさまどんな年末年始をお過ごしでしたか。

今回のお正月休みはいつもよりも短いということで、お正月気分もそこそこにお仕事が始まる方も多いと思います。

年末年始に体重が増えてしまうというお悩みをよく聞く私は、お正月休みが短いともしかしたら増える体重も少なくてすむ人が多いのかな…?なんてことを考えたりもします。

お正月に、とかく悪者にされがちな「お餅」。1年で1番お餅をよく食べる時期であることは間違いありません。この時期しか食べないという人もいるのではないでしょうか。

お餅は、市販のものだと1つ50gくらい。我が家にあったものだと、50gで116kcalと書いてありましたg。普通の白米のごはんですと、50gでおよそ80kcalですから、同じグラムで考えると1.5倍近くのカロリーがあるということになります。しかし50gのごはんというのはほんの少しです。お茶碗にしっかり1膳よそうと150gくらい。そう考えるとお茶碗1膳とお餅2個はほとんど同じくらいのカロリーです(240kcalくらい)。

1食分としては大差ないように思います。

しかしお餅はのど越しがよくてつるつると食べられてしまうため、ついつい何個も食べてしまったり、短い期間に集中して食べることや、お餅以外にも普段と違ったごちそうを食べたり、食事の時間が不規則になったりと他の要素も加わって、結果的にカロリーオーバーになってしまうのではないでしょうか。

そして、なんとなく「お餅を食べ過ぎたせい」というまとめ方にされてしまう…(笑)。

実際、そういう理由で体重が増えることももちろんありますが^^;

今年は早めの軌道修正ができそうなので、生活リズムを取り戻すのも難しくないかもしれません。

もう少しお正月気分を味わって、自分のからだをよく観察しながら無理をしないように食事も楽しんでいただきたいと思います。

お食事はおいしくいただくのがいちばんです!

今年も、おいしく健康に食事を楽しむ、そんな1年にしましょう^^