2016年1月9日土曜日

ひじきの鉄分…。

こんにちは。

あっという間だった12月が終わり、あっという間に過ぎた今年のお正月。例年よりお休みが少なかった方も多かったのではないでしょうか。

バタバタしていた先月の25日。文部科学省から、食品成分表が5年ぶりに改定され公表されました。食品成分表とは日常私たちが使うさまざまな食品や加工品のエネルギーなどの栄養成分が載っているものです。私たち栄養士はこれを基準に、献立のエネルギーや塩分などを計算し対象者の方に提供したりしています。

この改定を受け、大きく取り上げられていたのが「ひじきの鉄分の減少」です。

すでにご存知の方も多いかもしれませんが、この改定で、ひじきの鉄分は100グラムあたり6.2ミリグラムとなっています。改定前は、同55ミリグラムと、まさかの9分の1に…!

この話は個人的にかなりの衝撃で、知った時一人だったけれど「えぇっ…」と思わず声が出たくらいです。

理由としては鉄製ではなくステンレス製の釜が普及し以前より鉄が少ないものが流通していることが多いからだそうです。同じような理由で、切干大根の鉄分も3分の1くらいに減っています。

そう考えると、これは私の個人的な考えでしかありませんが、鉄製の調理器具が脚光を浴びる日が近いのか??でもやっぱりお手入れなど現代人のニーズに対して応えにくい部分もあるような…。鉄製の調理器具っていうのは栄養成分をそこまで左右する力があったということに驚きをかくせません!

鉄分は、女性にとっては大変重要な栄養成分です。

特に、妊娠中、授乳中は毎日すごくすごく、意識して摂ってほしい栄養素です。自分も含め、妊娠中は貧血になる人がとてもたくさんいます。

減ったとは言え、乾物や海草類には日頃からとりたいミネラル類などが含まれていますので、高野豆腐とか、海苔とか、桜エビとか…毎日少しずつでも食べられたらいいのではないかと思います。

新しくなった成分表は文科省のウェブサイトで公表されていますので気になる方はご覧になってはいかがでしょう。

この改定された成分表をもとに、鉄分をおいしくとれるレシピなどを紹介していけたらと思っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿