2016年1月22日金曜日

行動経済学。

今年はお正月休みが短かったので、1月が長く感じる…という話をちらほら聞きますが、みなさんはいかがでしょうか。

1月も後半に入り、三浦半島も寒さが増してきました。しかし先日の雪騒動(?)でも全く雪が降らないこの土地は本当に温暖なんだなと改めて思いました!


さて、お正月が終わると、テレビ番組でダイエットの文字をよくみかけるなと思います。たまたまつけた通販の番組とか、新聞のテレビ欄とか、もう、年末年始で体重が増える人が世の中にたくさんいるんだと変に勇気づけられる気すらします(笑)。

そんな中、私が先日ある番組でみた「行動経済学」の講義。

行動経済学というのは、生身の人間が対象で、人間がどのような状況下でどのように選択・行動し、その結果どうなるかというのを究明することを目的とした実践的な経済学。だそうです。

これは私生活に活かせる経済学、ダイエットにも活かせる、というのを知ってその番組をみてみました。この分野の第一人者であるという教授のおもしろい講義でした。

人は、目の前の利益より、将来の利益を低く見積もるのだそうです。

つまり、こんなふうに。
ダイエットしていて体重を減らしたいとき、目の前にお菓子がある。
これを食べれば将来体重が減らない(増える)ことは分かっている。
でも。将来の痩せた自分より、今は目の前のお菓子が大事。

これは人間だから仕方がないそうです。

じゃあどうすればいいのか。

「手を縛ってしまえばいい」

これは本当に縛るのではなく、いついつまでに○キロ痩せなければ友人に焼き肉をおごる。とか将来の自分の手を縛って、計画を守らざるを得なくするという、そんな方法。

そうでもしないと、計画を実行できない私たちの意志って、なかなかふんわり柔らかなものなんですね~(笑)。

でもこの話を聞いていて思うことがありました。

体重が増えてしまって栄養指導を受ける妊婦さんというのは、みなさんとても頑張ってくれるということです。

やはりそれは、数か月後に控えた出産という目標に向かって、それをより良いものにしたいという妊婦さんの強い意志があるからなのだと。

将来の自分をしっかりイメージできているからこそ、がんばって食生活を見直してくれているのだと思いました。

どうしても体重を減らしたい!今の食生活を見直したい!という方はこの行動経済学を利用して、明確な将来の「背水の陣」をたてて、絶体絶命の立場を自分で作ってしまうというのも、一つの方法ということですね。

こんな角度から体重コントロールについて考えたことがなかったので、新しい発見となりました。



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