2017年2月27日月曜日

旬のお野菜の話。

2月は本当にあっという間ですねぇ。早く暖かくならないかなと日々思いますが、3月になってもまだまだ寒さは続きますね。お花見の季節も肌寒いくらいなので、寒さ対策はもうしばらく続きそうです。

寒いときにおいしいものといえば、根菜類が多く挙げられます。

ごぼうやにんじんなど春にもおいしい根菜類も多いですが、今は大根やれんこんといったところでしょうか。なかでもれんこんは、風邪を引いたときやお腹の調子が悪い時などにすりおろして汁ものなどにするのがおすすめ。

れんこんは、淡白な見た目ですがビタミンCも多く含まれます。野菜にはめずらしいビタミンB1,B2が含まれ、貧血予防にもお役立ち。

ちなみにれんこんは切った後どうしていますか?酢水にさらすという方も多いと思いますが、酢水につけるとホクホク感が失われてしまいますので、煮物などにするときは水にさらすほうが良いでしょう。

これからの季節、ひな祭りなどでも活躍の場があるれんこん。ちらし寿司の上に飾る酢ばすのようにシャキシャキ感を出したい場合は酢水にさらしてください。

れんこんは、揚げても焼いても炒めてもおいしいですよね。私が好きな食べ方のひとつが、つくねにくっつける「れんこんつくね」です。


ふつうのつくねに、輪切りにしたれんこん(水にさらしてから、キッチンペーパーなどで水けをふきとる)をぺたっとくっつけて焼くだけです。

つくねには、鶏のひき肉の1/3くらいの絹豆腐を入れてやわらかく。れんこんのさくさくした食感と柔らかいつくねが好相性です。見た目もまるくてかわいいし、食べ応えもあります。

れんこんは美容と健康にはもってこいの根菜です。いろいろな調理法で楽しんでください♪

2017年2月20日月曜日

のっける。

気温の変動が激しい2月です。暦の上では春とは言え、2月は雪も降るし1年で1番寒い季節だと思います。ちょっと気温が上がったり、洋服はもう春夏ものが出ていたり、何となく分厚いニットは脱ぎ捨てたい気持ちもあるにはありますが…こんな気候が最も体調を崩しやすいので、体調管理には気をつけたいものです。

今日は、朝ご飯などのメニューにおすすめの「のっけ」ものです。ご飯におかずをのせたら丼で、パンにのせるとオープンサンドとでもいいましょうか。

スパゲティにのせたミートソースは…なんでしょう(笑)。

私のお気に入りは、鶏そぼろです。
本当に普通の、鶏そぼろ。しょうゆと砂糖で味付けして、冷凍しておきます。子どもの頃の大好物は「そぼろ丼」でした。お誕生日にもそぼろ丼をリクエストしていたほどです…。


パンにバターかマーガリンを塗り、そぼろをのせ、チーズをのせ(写真のものは焼き海苔ものっています)。トースターで焼くだけです。それにちょっとサラダや果物で栄養バランスのとれた一食が出来上がりです。

のせるものとして、ハムやチーズでもいいですし、私がよくやるのはバターを塗って、海苔をちぎってしいて、たれをまぜた納豆をのせて、チーズをのせて焼いたもの。

パンに納豆をのせるという行為自体、賛否両論あるところとは思いますが、許せる人はぜひお試しを。納豆は、バターやチーズとの相性がとても良く、スパゲティなどにするときもバターを少し足すだけでぐんとおいしさが増します。

ごはんにせよパンにせよ、何かのせるのって魅力的…ような気がします個人的見解ですが^^

鶏そぼろはもちろん、ごはんにのせてもおいしい。ひき肉はまな板や包丁を使わず簡単に調理できるのもいいですね。そぼろを冷凍しておくと本当に便利です。ラップに平らにして冷凍しておけば使いたい分だけパキパキと折って使えますし♪

簡単にできるおすすめの朝食のお話でした。今週も元気に過ごしましょう!


2017年2月13日月曜日

妊娠中の体重増加。

「寒い」のか「寒気がする」のか、果たしてどっちなんだろう…というのをこの時期によく感じます。ある程度の室温があっても寒さの感じ方は人によってまちまちなので、何となく嫌な予感がしたらしっかりと食事や睡眠をとることを意識して、体力向上に努めるようにしています。

引き続き今回も女性のやせについてのお話です。

今回は妊娠・出産を迎える女性を意識した調査のお話です。

非妊娠時のやせは、低出生体重児(2500g未満)との関連性が他の体格と比較すると高いことが分かっています(特に妊娠中の体重増加が5kg未満の場合)。低出生体重児は、妊婦のいずれかの時期で低栄養状態にさらされており、将来過体重から生活習慣病の高リスク者となる可能性が高いとされています。

とはいえ、今まで私が栄養指導を担当した妊婦さんはほとんど過体重を防止することが目的で、糖尿病や高血圧等の予防を中心にしたものでした。やせの20代、30代の女性が増える一方で、BMI25以上の女性も同時に存在しています。

まずは自分のからだのことをよく知った上で、妊娠中の適正な体重増加についての知識を集めてほしいと思います。今はインターネットでどんなことでも分かってしまう時代です。自分は太っているとかやせていると決めつけて、それに対しての食事の摂り方などをならってしまうと、適切な栄養がとりきれず体重が増えなかったり、またとりすぎて体重が増えすぎてしまうということになりかねません。

日本人の食事摂取基準で、妊娠中や授乳中のエネルギーやビタミン等の付加量が示されてはいますが、それはあくまで標準であり個別にその必要量は異なってきます。

妊娠中の体重増加や食事内容について何か疑問があれば、個別に指導を行っておりますのでぜひ医院のスタッフまでお気軽にお声掛けいただければと思います。

※参考文献/神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科準教授・藤谷朝実/妊娠・出産を迎える女性の特性を意識した健康と食

2017年2月9日木曜日

思春期の骨密度。

雪が降るのか降らないのか…温暖な三浦半島では滅多に雪が降ったり積もったりすることはないですが、ちょうど3年前の2月8日、関東では16年ぶりの大雪になりました。まだ記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。

あのとき、雪かきをして雪の重さを知り、雪かきとは何て重労働なのかと思いました。雪国は見ているだけだど、銀世界で美しいなんて思っていましたが、そこで生活する方たちは大変なご苦労をされているのだなと感じました。今回は三浦半島のほうでは雪が積もることはなさそうですが、何事も備えあれば憂いなしですね。気をつけて過ごしたいと思います。

さて今日は、また前前回までの話題に戻って、若い女性のやせについて追加項目です。

先日こちらでこの話題を取り上げた直後に、たまたま定期購読をしている今月号の栄養士会雑誌(日本栄養士会が発行している栄養士向けの雑誌です)で若い女性のやせについての記事がクローズアップされていました。

その中で、お伝えしたい部分を書かせていただこうと思います。

「やせ」の状態であることにどういったリスクがあるのかという具体的なお話をひとつ。

それが、「骨量の減少」です。

カルシウムのお話のときにも触れたと思いますが、更年期以降の女性は骨粗鬆症になるリスクをだれもが持っています。

骨密度は思春期15歳から18歳の間に急激に増加し、一生で最も高くなります。それ以降骨密度は増加することなく徐々に低下していき、更年期のエストロゲンの減少とともに急激に低下していきます。これがやがて、閉経後に骨粗鬆症となります。

つまり、思春期に可能な限り骨密度を上げることが骨粗鬆症のリスクを下げる最も重要なポイントになるということです。

思春期のダイエットから低エストロゲンとなると、その骨量の増加を妨げ、この時期から骨量が減少してしまうというなんとももったいない事態となってしまいます。

いったん減少した骨密度は、簡単には戻りません。将来的に骨粗鬆症のハイリスク群となります。

これが、前前回までのブログに書いた、今は元気に生活できているように見えても将来的に出てくるリスクのひとつです。

この年頃の女の子が直接的にこちらのブログを見ることは少ないと思います。女のお子さまがいらっしゃる方、そろそろ年頃のお嬢様をもつお母様、お孫さんが年頃のおばあちゃまなど、ぜひともこのことを知っておいていただき、バランスのとれた食事をしっかりとり、体を動かすということの重要性をお伝えいただければと思います。

少し、このお話は続きます。

(今回参考にさせたいただいた記事:早稲田大学理工学術理工学研究所教授・福岡秀興、同研究員・稲田美千代/女性のやせと健康および次世代への影響/日本栄養士会雑誌)

2017年2月7日火曜日

低糖質なギョウザ。

2月になると、花粉症の人はそろそろ対策を…花粉予報も出てきて、そんなところからも春の訪れを感じます。

チョコレートが目につくこの季節。この時期しか売っていないチョコレート…ついつい手にとって見たり、気がついたら買っていたり…。自分用のチョコのほうが、本命のチョコにかける値段より多いというアンケートをつい先日目にしましたが、これだけいろいろな種類のチョコレートが出回る今の時代、自分でおいしいものを食べてみたいという素直な気持ちの表れのような気もします。

さて、おいしいものを食べて気になるのは体重やカロリー…。せっかくのおいしいものは、おいしくいただきたいのでそこはとりあえず置いておいて。

できるところでカロリーコントロール。

基本中の基本は、食べるなら動く。摂取するならそれ以上に消費すればいいだけのことなのですが、そんな簡単にできたら自分含めだれも苦労しないのかなと。

毎日の食事でも気をつけられることは無限にあります。

以前に、キャベツでくるくる巻くシュウマイのレシピをご紹介したことがありました。シュウマイの皮を使わずにキャベツの葉で棒状に(細長いロールキャベツのような感じで)巻いてフライパンで蒸し焼きにするものです。いわゆる低糖質なおかずです。

それと似たヘルシーレシピで、昨日は「大根ギョウザ」を作ってみました。

大根は、輪切りにすると、まるで「ギョウザの皮」ですよね。そんなレシピがあったようなと思って調べるとたくさんでてきました。できるだけ薄くスライスして、塩をすこし降ってしんなりさせたら、ペーパータオルで水けをよく拭き取り、小麦粉を少々はたいて普通にギョウザを作る要領で「大根ギョウザの皮」にタネをのせ、さすがにひだは作れないのでそのままぺたっと二つ折りにするだけです。

写真を載せるとわかりやすいのですが、あまりに写真がへたくそでこれでは誰も作ってくれないんじゃ…と思い断念。写真の撮り方をもっと勉強しなければと思いました…。

ギョウザってただでさえ、なんだか知らぬ間にいくつもいくつも食べていませんか?大根ギョウザはさっぱりしていて、もっと知らぬ間にたくさん食べてしまうという危険性はありますが、小麦粉でできたギョウザよりは低カロリーとなっておりますので、そこらへんを考慮しつつおいしくいただいてほしいと思います。

作っている途中でギョウザの皮が足りなくなった…!!という際にもぜひ。

2017年2月4日土曜日

今日から春。

節分も終わり、暦の上では今日から春。昔で言う今日は元日のようなもので、今日からまた気持ちを新たに元気に楽しく暮らしていかれることを願った昨日の節分でした。

みなさんは、恵方巻き、食べましたか?スーパーに行くと、恵方巻きコーナーの多いこと多いこと。そしてそれを買い求めるお客様の多いこと多いこと。出来合いのものはもちろん、いろいろな具材が細長く切ってセットされてあり、あとは巻くだけなんていうものも。

私も、まぐろやサーモンなどを入れた海鮮巻きと、海老の天ぷらやとんかつを作ってレタスといっしょに巻くサラダ巻きなどを作りました。無言で一本、恵方を向いて食べきるというのはまだやったことがありませんが…。

行事では食事が必ずつきものです。確かに一昔前までは恵方巻きなんて知ってる人はあまりいなくて、今は先述したようにブームのように多くの人が食べているものではありますが、それを食べることによって「節分」を感じ、どんな行事なのか認識するというのはとても良いことだと思います。

豆まきにも諸説ありますが、ご家庭ごとのやり方で楽しむのがいいなと思います^^

そして、たぶん…今日からはバレンタイン一色に染まる街中なのでしょうね~。

食べ物をおいしくいただいて季節を感じられるって、本当に幸せなことだと思います。春に向かって、心もからだも軽やかに過ごしていかれたらいいなと思います。

インフルエンザが猛威をふるっております。どうかみなさま体調管理は万全に!

まだ寒さは続きますが、楽しい週末をお過ごしください。一週間お疲れさまでした!