2016年5月26日木曜日

減塩は、慣れ!

梅雨を感じるような、ちょっと湿度の高い、ジワッと汗をかくようなそんな今日この頃です。意外に長いんですよね、梅雨の時期って…。関東の梅雨入りはいつになるのでしょう。

先日の減塩のお話の続きです。

「慣れ」というのは良くも悪くも何にでもあるものです。慣れていいこともあれば、良くないこともある。でも不思議とかなりショッキングな出来事が起こっても、それはいつしか自分の中で受け入れて認めて、自然になっていたりします。そうしないと生きて行かれないようにできているのかなとも思ってみたり…。

とまあ、そんな大げさなことでなくとも、減塩にも「慣れ」が大切です。

いわゆるうす味の慣れというのは3週間くらいすれば出てくるそうです。今よりもうす味を心がけてそのくらい過ごすと、味覚が鋭敏になり、うす味がおいしく感じられるということを本で読みました。

実際、自分がどれくらいの塩分をとっているのか、自分の味付けが濃いのか薄いのか、それってなかなか判断の難しいところですよね。味付けが濃いという自覚がなくても、血圧が高い、肥満気味、のどがよく乾くといった方は実際摂取する塩分量が多いのかもしれません。

私自身が思うのは、時々外食をすると、後でものすごーくのどが渇きます。それで、ああそういえば今日は外で食べたんだ、美味しかったけれどずいぶん塩分を取ったんだなあ、と感じます。

外食は、だいたい、どんな人でも美味しいと思えるような味付け=濃いめの味付けのことが多いです。そういう場所で食事をして物足りないと思う方は普段の味付けが相当濃いのだと思います。

そんなところも、ご自分の食事を見直すキッカケになるかもしれません。

ちなみに、1日2~3gの減塩を目指すと、日本で心血管病による死者を年間2万人減らせるという推計もあるそうです。

日頃の小さなこころがけで、将来の健康が大きく変わるかもしれません。塩分摂取をちょっと意識して、過ごしてみてはいかがでしょうか。

2016年5月22日日曜日

元気でも、減塩。

ここ数日は朝晩ずいぶん冷えました。寒がりの私は、羽毛布団を自分のぶんだけずっとしまえずにいます。この気温差が嫌だな~と思いながら気をつけて日々過ごしております。

さて、沖縄奄美地方はもうすでに梅雨入りをしています。関東地方もこうしてカラっと晴れる日が恋しくなる日が近いのではないかと思います。

暑くなってくると水分をこまめにとることが大切になってきます。けれど、その水分…何を飲んでいますか??

熱中症予防にスポーツドリンクも多く出回る時期ですが、くれぐれも飲み過ぎには気をつけてください。激しいスポーツをして多量に汗をかいたときなどにはもちろんスポーツドリンクが適していますが、日々の生活の中で失った水分を補給するには水や麦茶などで十分です。

そこで今日は、高血圧、塩分についてちょっと触れてみたいと思います。

妊娠して、今までなったこともない高血圧にびっくりする妊婦さんも多くいると思います。妊娠というのは予期せぬ変化が多々起こるもの。一番初めに訪れるつわりもそのひとつです。妊娠初期などつわりがひどく食べられるものが限られていたり、食欲のないときには栄養のことはさておき、食べられる物を食べていれば大丈夫です。

そして、つわりも落ち着いてそろそろ食事のことが考えられるようになったら、日頃からバランスのとれた食事を意識してとっていただきたいと思います。

減塩に対する考え方は世の中にいろいろな方法や定説があり、情報はとても多いと思います。日本人の塩の摂り過ぎは周知の事実となり、高血圧というものがどんな病気の引き金になるか(動脈硬化など)、また自覚症状に乏しいことなど、多くの方が知識として頭にあるのではないかと思います。

減塩の方法として、もちろん、大前提は摂取する塩分を減らすことです。それと共に排泄を促すようなカリウムの摂取などもすすめます。水分を多くとれば、塩分も排泄されるのでは?と思っている方もいらっしゃいますが、あまりに多量の水分をとってしまうと心臓にかかる負担が大きくなります。一度に多量の水分をとることで、血液量が増え、血圧が上がってしまい心臓筋肉が肥大し、心不全の危険が高くなるといわれています。

塩分を多くとってしまったから水分で流すという考えはNGです。むしろ逆効果なので、そもそも塩分を控えるという意識をもっていただきたいと思います。

妊婦さんにも言えることなのですが「元気だから減塩はしなくていいよね?」というのもちょっと改めてほしい考えで、高血圧というのはほとんど自覚症状がないため、予防がとっても大切になります。

そして、日本人は平均1日10gの塩分をとっているという統計があるようで、(女性の1日目標量は7gです)誰もが減塩を意識していいといって過言ではないのです。

ある日症状が出た時には血圧は相当高くなっているはず。可能ならば血圧を測る習慣をつけて、また食品の「表示を見る」習慣をつけて、減塩を意識していただきたいなと思っています。

長くなってしまったので続きはまた次回に。


2016年5月18日水曜日

夏を先取り気分。

こんにちは。

カラっと晴れた水曜日です。今日からは関東地方はしばらく晴れるようですね。日中は太陽が出ているととても気持ちのいい季節になりました。

だんだんと、春から夏へ変わっていくのを肌で感じます。暑さを感じると、自然と体を冷やすような食べ物を欲するのもおもしろいなあと思います。冷たいものが食べたくなるのはもちろん、トマトやきゅうり、なすなどの夏野菜も食べたくなる季節です。

スーパーでとてもおいしそうなトマトをみつけたので、なすや青しそなど夏の雰囲気たっぷりのマリネにしました。


簡単にできて美味しいのでよく作る一品です。

なすとトマトのレンジマリネ

3~4人分
・なす・・・・・・・2本
・トマト・・・・・・大1個

・オリーブオイル・・・・大1
・めんつゆ・・・・・・・大1
・酢・・・・・・・大1

・青しそ
・こしょう
・いりごま


なすは、縦半分に切ってから1.5cm幅くらいにカットし水にさらします。トマトはできれば湯むきしてくし形に切り、それを2等分くらいにします。
なすの水けを切って耐熱皿にのせ、オリーブオイルをまわしかけてふんわりとラップをします。レンジ(600w)で4分程加熱。
水けを軽く切ってから、ボウルに入れてめんつゆとお酢で味付けをします。お好みであらびきこしょうもふってください。粗熱がとれたらトマトも入れます。

青しそは、ちぎって混ぜても良し、せんぎりにして乗せるのも良しです。ぱらぱらとごまを散らして出来上がりです。

日焼け対策でお話をした抗酸化作用のあるといわれるトマト、これからの季節防腐剤としての役目も果たしてくれる青しそ、ジューシーななすを一緒に夏を感じる簡単メニューです。冷蔵庫でなじませるとよりおいしくなります。作り置きのおかずとしてもおすすめです♪

ところで、めんつゆというのは個人的には人類史上最高の万能調味料なのではないかと思っています。めんつゆを入れて、まずくなったものがありますか…??私が知る限り、ないです…(笑)。

簡単に味が決まってこれほどまでに応用力のあるものってないような気がします。その多大なる功績に日々頭が下がる思いと感謝の気持ちでいっぱいです。

これから梅雨の季節もやってきますが、暑くなってくるとキッチンに経つ時間も少しでも短縮したいと思いますよね。そんなときにこうして一瞬で味が決まる調味料ってありがたいです。上手に使って楽しく料理をして、おいしくごはんをいただきたいなと思います♪

2016年5月16日月曜日

お魚とお肉の保存。

こんにちは。

朝晩涼しく、日中はまぶしすぎるほどに日差しが照りつけ暑くなる。ちょっと油断すると風邪をひいてしまいそうな季節の変わり目です。衣服などで上手に調節して、快適に過ごしたいものです。

さて前回、そろそろ食中毒にご用心というお話をしたので、その続きをちょっとだけ。

主にお魚やお肉を買ってきたときの保存方法についてです。

もちろん、買ってきてすぐ調理するのが望ましいわけですが、何日分かの食料を1回のお買いもので済ませるという方が多くいらっしゃると思います。すぐに食べない場合の保存方法の参考に。

お魚の場合は、調理してから、もしくは下ごしらえをしてから保存しましょう!内臓を取る、洗って水けをふきとり、塩少々をふる。キッチンペーパーでくるみ、さらにラップでくるみ冷蔵保存。とにかく水けや汁けはよくふきとることが大切。ひと手間かけて、みそ漬けなどにしても保存性は高まります。

お肉の場合は、1回分ずつ小分けにして冷凍保存が良いでしょう。なるべく薄くたいらにして、金属トレーなどに乗せてできるだけ急速に冷凍することでドリップ(この汁に、ビタミンCなどの栄養成分が含まれるそうです)が出にくくなります。

そして大事なのは、解凍方法です。解凍は、冷蔵庫でしてください。

何度かお話をしているのですが、常温解凍をしている方は要注意です。これから室温が25度から30度近くなる季節、冷凍したお肉を常温にだしておくと、中心部まで解凍されたころにはすっかり周りの部分は解凍され常温にさらされ続けて傷みだしているかもしれません。

買ってきた生のお肉を何時間も常温に放置はしませんよね。そういう状態になっているということです。いくら急速に冷凍しても、解凍時に傷むことももちろんありますので、お気を付け下さい!

暑い季節になるので、こうした食品の取り扱いについても少しずつお話できればいいなと思っております^^


2016年5月11日水曜日

そろそろご用心。

今日の三浦半島は夜明けからかなりの強風と雨で大荒れでした。明日からはしばらく夏日になる日も多くなるとのこと。

先日紫外線のお話をしましたが、紫外線が強くなってくると気温も上がり、だんだんと食品の保存にも気を付けねばならない時期になってきます。

お買いものに行く際に保冷バッグを持って行ったり、帰宅後は速やかに保存。生食するものは新鮮なうちに。加熱はしっかり中心まで。

とは言え、体の抵抗力が弱っていると感染症などにかかりやすくなります。こうした食品の取り扱いに留意するとともに、健康管理にも十分お気を付けくださいね。

新年度が始まり、いろいろな疲れが出てきて、体調を崩す人が増えています。

無理せず、しっかり休養をとることも忘れずに、元気に過ごしましょう♪

2016年5月4日水曜日

5月の紫外線。

超、大型連休の方々にはまだまだ長い後半戦の続くゴールデンウィーク。近所のバーベキュー場は、テントを張るスペースが全くないほどにたくさんの人であふれかえっていました。なかなか晴天の多い連休前半でしたが、おかげですっかり日焼けしたという人もいるのではないでしょうか。

真夏の紫外線はもちろん、5月の紫外線というのはかなり強力らしいので、外のレジャーをされる方で、日焼けが気になる方は万全の対策をとっておいたほうがよさそうです。

そもそも、日焼けというのは太陽光に含まれる紫外線を浴びると起こる皮膚の変化。紫外線にはたんぱく質を変性させる作用があるそうで、これが皮膚を老化させたりするとのこと。

日焼けで皮膚の色が濃くなるのは紫外線の害からの体の防御反応。また、皮膚が赤くなるタイプの人は、メラニン色素が少ない人に多くしみやそばかすをつくるUVBよりも皮膚深くで吸収されるUVAという紫外線が原因で起こります。やけどと同じ現象なので、あまりに症状がひどい場合は皮膚科を受診したほうが良いほどです。私自身は完全なる「皮膚が赤くなるタイプの人」なので、日焼けをすると赤くなって痛い思いをするのが嫌で…365日、紫外線対策をしない日はありません。

日焼け止めを塗ったり、衣類で肌を守ったりすることのほかに、体の中からも紫外線対策をぜひ行ってください!

よく、しみやそばかすにはビタミンC、と耳にしませんか?ビタミンCには、メラニン色素の生成を抑えたり皮膚への沈着を防いだりする効果が期待できます。キウイフルーツやいちご、かんきつ類などのフレッシュな果物を毎日摂取できると良いですね。

また、抗酸化作用があるといわれるカロテノイド。色の濃いにんじんなどに多く含まれるβカロテン、トマトに含まれるリコピンなども意識してとってください。魚介や赤ピーマンに含まれるビタミンEも一緒にとると、相乗効果で吸収率アップ!

キウイフルーツ、いちご、にんじん、トマトなどなど。パッと見て色とりどりの野菜や果物。効果はそれぞれ分からなくても、食卓に緑やオレンジ、赤などカラフルな色が並べば紫外線対策には言うことなし。暑い季節になってきたので、フルーツを凍らせてシャーベットなどにしておやつにするのもおすすめ。

紫外線対策、熱中症対策をしっかりとして、暑い季節のレジャーを楽しんでください!!