2016年5月22日日曜日

元気でも、減塩。

ここ数日は朝晩ずいぶん冷えました。寒がりの私は、羽毛布団を自分のぶんだけずっとしまえずにいます。この気温差が嫌だな~と思いながら気をつけて日々過ごしております。

さて、沖縄奄美地方はもうすでに梅雨入りをしています。関東地方もこうしてカラっと晴れる日が恋しくなる日が近いのではないかと思います。

暑くなってくると水分をこまめにとることが大切になってきます。けれど、その水分…何を飲んでいますか??

熱中症予防にスポーツドリンクも多く出回る時期ですが、くれぐれも飲み過ぎには気をつけてください。激しいスポーツをして多量に汗をかいたときなどにはもちろんスポーツドリンクが適していますが、日々の生活の中で失った水分を補給するには水や麦茶などで十分です。

そこで今日は、高血圧、塩分についてちょっと触れてみたいと思います。

妊娠して、今までなったこともない高血圧にびっくりする妊婦さんも多くいると思います。妊娠というのは予期せぬ変化が多々起こるもの。一番初めに訪れるつわりもそのひとつです。妊娠初期などつわりがひどく食べられるものが限られていたり、食欲のないときには栄養のことはさておき、食べられる物を食べていれば大丈夫です。

そして、つわりも落ち着いてそろそろ食事のことが考えられるようになったら、日頃からバランスのとれた食事を意識してとっていただきたいと思います。

減塩に対する考え方は世の中にいろいろな方法や定説があり、情報はとても多いと思います。日本人の塩の摂り過ぎは周知の事実となり、高血圧というものがどんな病気の引き金になるか(動脈硬化など)、また自覚症状に乏しいことなど、多くの方が知識として頭にあるのではないかと思います。

減塩の方法として、もちろん、大前提は摂取する塩分を減らすことです。それと共に排泄を促すようなカリウムの摂取などもすすめます。水分を多くとれば、塩分も排泄されるのでは?と思っている方もいらっしゃいますが、あまりに多量の水分をとってしまうと心臓にかかる負担が大きくなります。一度に多量の水分をとることで、血液量が増え、血圧が上がってしまい心臓筋肉が肥大し、心不全の危険が高くなるといわれています。

塩分を多くとってしまったから水分で流すという考えはNGです。むしろ逆効果なので、そもそも塩分を控えるという意識をもっていただきたいと思います。

妊婦さんにも言えることなのですが「元気だから減塩はしなくていいよね?」というのもちょっと改めてほしい考えで、高血圧というのはほとんど自覚症状がないため、予防がとっても大切になります。

そして、日本人は平均1日10gの塩分をとっているという統計があるようで、(女性の1日目標量は7gです)誰もが減塩を意識していいといって過言ではないのです。

ある日症状が出た時には血圧は相当高くなっているはず。可能ならば血圧を測る習慣をつけて、また食品の「表示を見る」習慣をつけて、減塩を意識していただきたいなと思っています。

長くなってしまったので続きはまた次回に。


0 件のコメント:

コメントを投稿