2015年9月14日月曜日

野菜にも、栄養機能食品。

こんにちは。

今日は、今年の4月から「食品表示法」で、「栄養機能食品」に生鮮食品が適応されたというお話を少し。

「栄養機能食品」というのは、よく耳にするトクホ「特定保健食品」と同様、保健機能食品という制度に位置付けられています。栄養機能食品というのは、1日に必要な栄養成分をとれない場合などに、栄養成分の補給を目的として摂取する人に対し、その栄養成分の機能の表示をしている食品。

これまでは、サプリメントや加工食品、飲料が対象でしたが、今年度からこれに生鮮食品が加わったということです。つまり、スーパーにならぶ野菜のパッケージなどに「肝臓の働きを助けます」とか「目の健康をサポートします」などという文章が記載されることが近い将来あるということです。

9月8日に、消費者庁が初めて生鮮食品である産地のみかんともやしについて、この表示を許可しました。もう少しすると、栄養機能が記されたこれらの商品と出会うかもしれません。


しかし、ここで気をつけたいのは、あくまでこれらは特定の栄養素に限って認められるものであり、もちろん、これだけ食べていればいいというわけではありません。生鮮食品にはさまざまな栄養素が入っているわけです。特に消費者にアピールしたい栄養素を全面にだしているということなので、他の栄養素も体に入ってくること、また、こうした機能食品を偏って摂り過ぎないということも大切です。


こういった商品が増えることで、栄養素の働きを知る機会が多くなることはとてもいいことだと思います。ある栄養機能食品の栄養素をきっかけに、他にはどんなものに入っているのかとか、足りない栄養素は何かなとか、少しでも考えるきっかけになっていくといいなと思います。

何でも私たちが自ら確かめて物を選ぶ時代です。選択肢が多すぎて困る…なんていうことが日々多すぎると私のような優柔不断な性格の人間は生きづらさを感じるほどです(笑)。

いくら多くの人がいいといったものでも、自分には合わないことがあります。栄養機能食品は、医薬品とは違ってあくまで「食品」です。気になる方はぜひ一度お試しになって、ご自分に合うか、また必要か、考えてみてもいいかもしれませんね。

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