2015年7月22日水曜日

適度な日光浴。

毎日暑いですね。とりあえずこれは言っておかないとという感じです。

真夏の紫外線はお肌の大敵。
それに太陽カンカン照りのときは、一歩外に出るだけでもう汗がふきだしてきます。

どちらかというと「悪者」扱いされる紫外線ですが、人間の体にとっては必要なものでもあります。

最近ちょっと気になるこんなニュースを見ました。
「幼児のくる病が再燃」

くる病というのは、戦後栄養状態が乏しかったころに多かった「ビタミンD」不足でおこる病気です。ビタミンDは骨の形成に大きく関わってきます。これが不足すると骨の発育不良が起こります。

ビタミンDを補うのに、食事はもちろんですが、紫外線を浴びることも大切。骨粗鬆症の予防でも、運動・栄養・日光浴、これが三本柱となっています。

さすがに今の時期は日中の外出は危険な気温のときもありますので、午前中早い時間や夕方少し涼しくなってきたころに30分でも外に出て日光を浴びてみましょう。もちろん、体調のすぐれないときなど、基本的にこの時期は無理をせずに行ってくださいね。

ちなみに、食事でビタミンDをとろうとした場合ですが、食品成分表のビタミンD一日摂取量というのをみますと、0~11カ月の乳児にはカッコ書きで、適度な日照を受ける機会がある場合とそうでない場合との二種類の数値が書いてあります。そのくらい、ビタミンDと紫外線は密接なつながりがあります。

そして、ちょっと話がそれますが、20歳くらいまでは骨を「貯金」する時期で、この時期にどれだけ骨量を増やせたかによって将来の骨粗鬆症のリスクが決まるとも言われています。その後は、いかに減らさないか、を先ほどの三本柱で維持していくわけです。

その後の骨粗鬆症についてはまた書きたいと思います。

話が戻って、食事からのビタミンDですが、主に魚介類にはとても多いです。干ししいたけや、きのこ類にも含まれます。

小さなお子さんですと、しらすや鮭などはお食事に取り入れやすいのではないでしょうか。しらす(微乾燥品)ではほんの5gで、ほぼ幼児の1日分に必要なビタミンDが摂取できます。

毎日の献立にお魚も取り入れて、適度に日光を浴び、たくさん体を動かして、元気な骨を作りましょう!!

0 件のコメント:

コメントを投稿