2017年8月22日火曜日

食中毒の予防。できること。

先日発生した、お惣菜の食中毒についてニュースで何度も目にしている方も多いかと思います。そこで、食中毒の予防について今一度知識を広めたいと思います。

以前にもお話をしたことがありますが、食中毒の怖さは見た目やにおいでは分からないということがひとつ挙げられると思います。

変色したり、いわゆる「腐ったような」においがするわけでもなく、味もしません。食べてから体の中で悪さをしてしまいます。

今回問題になっているのはO-157です。過去には多くの感染者が出て、大きなニュースになったことは記憶に新しいかもしれませんが、その時はよくよく気をつけていても、だんだんと意識が薄れるのは人間なら誰しも当然のことだと思います。

O-157に関して言うと、多くはウシが原因となります。簡単に言うと、汚染された牛肉を調理した調理器具で別のものを調理してそのまま口に入ったりすると感染の恐れがあります。たとえば、汚染された牛肉を切ったまな板を(極端ではありますが)洗わないで、生食するキャベツの千切りをしてそのまま食べた場合など。

もちろん、汚染された手指で調理してそのまま食べた場合も同様です。

O-157は75度1分の加熱で死滅しますので、調理器具などはしっかりと洗浄し、熱湯消毒もするとなお良いです。食品自体をしっかりと加熱することでも感染が防げます。

市販のものを、消費者の私たちが食中毒に汚染されているかどうか見極めるというのはほとんど不可能です。けれど、家庭での調理過程の中では、予防のポイントはとても明確であり、調理する人が防ぐことができます。

今回のニュースをきっかけに、調理過程について見直してみてください。まだまだ暑い日が続くので食品の保存にも気をつけてくださいね。

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