さて、ここ何年かでよく聞くようになった「ちょい足し」という言葉。
最近は料理だけではなく、化粧品だったり、生活の様々な場面でのちょい足しを見たり聞いたりします。
その昔、バニラアイスにしょうゆをたらすとみたらし団子の味がする。とか、きゅうりにはちみつをかけるとメロンの味がする。とかそんなことが流行したのが思い出されます。
コンビニのおでんに、からし意外につけだれみたいなものや、おでんの味が変えられる調味料がつくようになったのもここ1、2年のことではないでしょうか。
そんなわけで料理のちょい足しとなると無限大にあります。スタンダードな味のものに、ほんの少しスパイス的に何か加えることによって、よりおいしくなるというのがちょい足しの定義とでもしておきましょう。
私の好きなちょい足しは、魚の照り焼きに「バター」のちょい足しです。
こちらはブリの照り焼きにバターをちょい足ししたものです。
魚のおかずは、特にお子様など食べ盛りのご家族がいるご家庭では敬遠されがちかもしれません。肉と比べると、お値段のわりにボリュームも出にくいですよね。そんなときは、付け合わせをじゃがいもやさつまいもなど食べ応えのあるものにするといいかもしれません。お皿に乗った時に、切り身がひとつだとちょっと物足りなさを感じるので、付け合わせを増やして見た目にも満足感を出すのも大切です。
お酒をふって、水けをよくふいた切り身の魚をうすく油をしいたフライパンで焼きます。両面こんがりと焼けたら、しょうゆと砂糖、みりんなどで普通の照り焼きを作ります。(写真の照り焼きはしょうゆ麹を使っているので麹のつぶつぶが見えます)
たれがからまったら最後にバターをちょっとだけ加えます。1人分にして2gくらいで十分です。それだけでコクがでて、一味違った照り焼きになります。お魚の苦手な人にも食べやすいと思います。
普通の照り焼きに飽きたら、バターのちょい足しで味の変化を楽しんでみるのはいかがでしょう^^
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