2017年6月19日月曜日

むくみ予防。

梅雨の時期というのは本当に気温の差が激しいですね…。みなさま体調はいかがでしょうか。

今日は、ビタミンDのお話は一度お休みして、ちょっと別のお話を。

だんだんと夏野菜がスーパーに出回るようになると、妊婦さんのむくみ対策のことを思い浮かべます。血圧が高めだったり、むくみが気になる時は、なんといっても「カリウム」の摂取。体内のナトリウムとカリウムのバランスを適正に保ち、余分な水分は外に出して、むくみ対策をしましょう。

もう何年も前に、血圧が高めの妊婦さんがいらして、やはりカリウムの摂取をすすめました。食事をうす味にすることはもちろんですが、その方は農家のお嫁さんだったので、その時期にとれるメロンを食べることをすすめました。メロンを日常的に食べることができるなんて、三浦半島、この土地ならではの食事療法!なんと贅沢な!

その甲斐あって、その妊婦さんの血圧はその後落ち着いて順調な経過をたどりました。妊婦さんも、ご自分のからだのことはもちろんですが、お腹の赤ちゃんのことを思ってとてもよくがんばってくれました。スパゲッティをゆでるときに塩を入れないとか、そんな話をしたことを今でもよく覚えています。小さなことの積み重ねがきちんと結果に出るんだと証明してもらいました。

くだものにはカリウムが豊富です。野菜のカリウムはゆでてしまうと流れ出てしまうものがほとんどですが、くだものは生で摂取できるのでカリウムを効率的に摂ることができます。これからおいしくなるスイカもいいですし、きゅうりも(くだものではありませんが)生でおいしくいただけます。

それからだんだんおいしくなってきたとうもろこし。こちらは利尿作用があるのでむくみ対策にはとても役立つ食材です。

そして忘れてはいけないのがイモ類。いやいや、お芋は生では食べられないからカリウムが流れ出てしまうのでは?とお思いかもしれませんが、イモ類のカリウムは加熱に強い!ただし、お湯でゆでるよりレンジなどで蒸すほうがより効率的にカリウムを摂取できるのでおすすめです。

果物、イモ類、とうもろこし、あとは海藻類などを積極的に摂取して、普段の食卓の味付けも気にしながら充実したマタニティライフを過ごしていただきたいと心から思っています。ひとつ、気をつけていただきたいのは、カリウム摂取を意識するあまり生野菜や果物をとりすぎて体を冷やしてしまうことです。いくら暑い夏になるとはいえ、体の中を冷やし過ぎるのはよくありません。加熱したものも組み合わせて、体を冷やしすぎないように注意してくださいね。


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