2016年8月5日金曜日

コレステロールのお話その2。

寝苦しい夜が続いていますが、みなさま体調はいかがでしょうか。私は寝る時のエアコン問題にいつも頭を悩ませていますが…寝しなにエアコンを入れて途中で切れると暑いし、かといって朝までエアコンを入れっぱなしだと朝方寒くて風邪を引いたり体調が悪くなるし。難しいです。

さて。今日もコレステロールのお話をしたいと思います。

コレステロール値が高いといわれても、自覚症状は無いし生活に何か支障があるわけでもない。そうなると軽視してしまいがちですが、特に、毎年の健康診断で高い状態が続いているとか、長期間高い値が続いている人は気をつけたほうが良いそうです。そして、若いときから高コレステロール値を指摘されたら、閉経後にさらに高くなる可能性があるので、早めに対処していったほうが良いでしょう。

前回少しふれたように、長期間高値だと、動脈硬化が進み、よくご存知のようにそれが原因で心筋梗塞や脳梗塞などに至る確率が上がってしまいます。

食事の話の前に、まずは「運動の習慣」が大切になってきます。善玉と言われる、HDLの数値を揚げるには運動がとても効果的とのことです。

運動をすると、中性脂肪が低下し、それに伴ってLDLコレステロールも下げることができ、さらにHDLが上がっていきます。コレステロール値だけではなく、健康全般に効果のある運動、一番取り入れやすいのはウォーキングなど、20分から30分くらい続けても苦しくならないものを日々の生活で継続してみてはいかがでしょうか。

ちょっと余談ですが、神奈川県では平成26年1月に「未病を治す」宣言を発表しています。健康寿命を延ばそうという運動で、読んで字のごとく病気を防ぐことに重点を置くということ。コレステロールの検査値の異常も然り、自覚症状のない病気と言うのは多くあると思います。病気を未然に防ぎ、ずっと健康でいられるために生活習慣を見直すことを始めてみて悪いことはないと思います。こんな言葉もちょっと、頭の片隅に置いていていただければありがたいなと思っております。

話を戻して。喫煙は善玉のHDLコレステロールを下げてしまいます。喫煙は動脈硬化の危険因子でもあるので、言うまでもなくやめると効果的です。

そして、いよいよ食事のお話です。大切な2点から。

1.魚を積極的に食べる!
2.野菜をたっぷり食べる!

と、どこでも聞くような話ですが、中性脂肪の多い肉よりも、不飽和脂肪酸の多い魚が断然おすすめです。お肉を食べる時も、脂の少ない部位を選び、調理の際も飽和脂肪酸(ざっくりと極端に言うと、バターやラードなど冷えると固まるような油脂)の使用は極力控えましょう。

それからお肉を食べたとしても、できれば1日3食のうちで1回だけ、メインとなる主菜の食材がかぶらないようにするとより良いでしょう。例えば、朝は納豆、お昼は肉、夜は魚、といったように。大豆製品もお肉と同じように主菜の食材として大いに活用していただきたいと思います。

つぎに野菜をたっぷり。350g以上と耳にしたことがある方もいるかもしれません。

例えば、主菜の料理の付け合わせとしてキャベツやトマトなど。おひたしを一品。みそ汁の具として。1食でそのくらい野菜が入っていると理想的です。かさを減らしてたくさん食べられる工夫をしたいものです。

魚。野菜。大豆。

今日、これを読んだときからぜひ食事に意識して取り入れてみてください♪♪




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