2019年6月4日火曜日

トマトの季節。離乳食にも!

今週末あたりで、関東地方も梅雨入りかもしれないとのことで…湿度の高いじめっとした暑さを感じ始める季節となりました。朝晩はわりとひんやりとしているこの時期は、体調管理がとても難しいと思います。できるだけ疲れをためずに、無理をせずに過ごしていただきたいと思います。

さて、6月に入ると一気に食卓も春から夏モードになる感じがしませんか?

なすやピーマン、きゅうりなどは一年中スーパーに並んでいますが、枝豆やトウモロコシ、国産のオクラなど夏ならではのラインナップもお目見えしてくる頃です。

中でも夏の太陽が一番似合うのは、真っ赤なトマトではないでしょうか。見るからに元気になれそうな色。ぴかぴかに光ったトマトは、ビタミンCやAを含み、また血圧を下げる作用のあるカリウムも含まれます。近年は赤い色の「リコピン」という抗酸化作用のある成分も注目されているようです。

そんな旬の野菜はもちろん、赤ちゃんやお子さんの食事にももってこい。特に離乳食では素材の味が調味料なので、旬の野菜を使うことは実はとても重要と言えます。甘味や水分や栄養価まで変わってくるので、できるだけその季節にとれるおいしいものを与えることが望ましいです。旬のものはおいしくて、安価で、栄養もある。使わない手はありません!

離乳食でトマトを使うときは、湯向きをして裏ごしをすれば初期から使えます。少し慣れてきたら、すりつぶしや角切りにして、次第に大きさを大きくしていきます。

トマトは湯向きでつるんと皮がむけますが、同様に冷凍しても気持ちよく皮がむけます。種を除いてから6~8等分にして冷凍して、使う時に皮をむきます。冷凍したトマトは、加熱して使うようにしてくださいね。



向かって右上の黄色い器が、湯向きしたトマトを裏ごししたものです。

その下が、小さな角切りになめらかにした絹ごし豆腐をのせたもの。

左上が、中期ごろから使える、トマトそうめんです。裏ごしトマトに、柔らかく煮て細かく切ったそうめんを加えて和え、湯通しして刻んだしらすをのせました。一品で主食・主菜・副菜と3つの栄養が揃うお手軽メニューです。裏ごししたトマトは製氷皿などに入れて冷凍しておくととても便利です。トマトがたくさん手に入ったときには、ぜひ作り置きをおすすめします。そうめんをおかゆにしても、うどんにしても、パスタにしてもいいですし、白身魚などと和えるのもパサパサ感が軽減されるのでおすすめです。

刻んだだけ、裏ごししただけのトマトをママやパパもぜひ味見してみてださい。トマトは比較的味付けをしないで食べることが多い野菜なので、全く違和感はないのですが、よく味わってみるとその甘さやおいしさに改めて気づくことができると思います。

これから旬を迎えるトマト、ぜひ活用してください!

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