2月になりました。
12月、1月は時期に合わせて特にテーマも絞らずお話をしてきました。
そろそろ、日常のペースがすっかり体になじみ、新しい年度へ心も体も充実させたいときですね。今月はテーマを決めて、お話をすすめてみたいと思っています。
2月は、骨を丈夫にするお話にしたいと思います。
女性はもともと骨も細く、閉経後や、若い女性でも極端なダイエットなどで女性ホルモンが減り、骨粗鬆症を起こしやすくなります。
ということは、もうみなさま周知の事実だと思います。
骨といえば、カルシウム。
スーパーなどにならぶ食品をみても、カルシウムを付加した品物はかなり多いです。こども向けのもの、女性向けのもの。さまざまです。
しかし、カルシウムだけを摂っていれば骨が丈夫になるかというとそうではなく、
「ビタミンD」
の助けがとても大切になってきます。
そもそも、血液中に一定濃度のカルシウムが循環していないと筋肉などが正常に働きません。血液中のカルシウムは一定量が尿として排泄されてしまう。だから、血液中のカルシウム濃度を保つために、カルシウムがどこからか供給される必要がある。
普通は、食べ物としてカルシウムが摂取され、小腸から吸収される。
ところがこのカルシウムが少ないと、代わりに骨が溶けて血液中に必要なカルシウムを供給する。
だから、カルシウム不足=骨が弱くなる。
ということのようです。そんなわけで、骨を丈夫にするのにカルシウムは必要なのですが、そのカルシウムがきちんと小腸で吸収されるために、ビタミンDが必要なのです。
栄養素っておもしろいです。
組み合わせで吸収がよくなったり悪くなったりします。
コーヒーなどのタンニンが鉄分の吸収を阻害するというのは、よく知られている例でしょうか。逆に吸収を助けるのは、ビタミンCやたんぱく質。
こんな感じで、カルシウムには、ビタミンD。
長くなってきたので、話を分けます…。
ときどき脱線しながら、今月もよろしくおねがいいたします。
今週は寒暖の差が激しいようです。みなさま体調管理には十分にお気を付けください!!
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