2018年12月14日金曜日

大根おろしに医者いらず。

昔からあることわざというか格言というか、こんな言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。柿が赤くなると医者が青くなる…。ここでいう柿とは、りんごやトマトの場合もあるのですが、タイトルの大根おろしにせよ、食べ物には体を元気にする要素が存分に含まれているということの表れだと思います。

寒さが増してきて、今、大根がとってもおいしい時期になりました。特にこの三浦半島では、家庭の大根保有率が相当高いのではないかと勝手に想像しています。大根(根の部分)は95%以上が水分で、ビタミンCや消化酵素を多く含みます。この消化酵素(ジアスターゼ)が医者いらずに一役かってくれているのです。

この消化酵素の恩恵を余すことなく受けるのであれば、間違いなく「生の大根おろし」として食べるのが最も効果的。また私の個人的し好の話で申し訳ありませんが、私は大根おろしが大好物です。特に、脂の多い肉や魚と合わせるのが好きで、こってりとさっぱりの味わいでいつまでも食べていられそうな気がします。そして、消化酵素の働きで胃腸の働きを助け、消化不良の解消、また胃酸のコントロールをして胃もたれ・胸やけ防止にも役立ってくれる心強さもあり、このことが「油+大根おろし」の組み合わせ好きに拍車をかけているのだと思います。いくら食べてもなんとなく安心…。

しかし、大根おろしというのは時としてとても辛いことがあります。もちろん、この辛さには好みがあるので、ある程度の辛さは大根おろしのだいご味のようなもの。ただどうしても辛くて食べられないというときは、おろしてすぐより消化酵素の恩恵は何割か減ってしまいますが、私は少し時間をおいてから食べています。

辛みの成分は揮発していくので、おろしてすぐよりもしばらくおいてからのほうが辛みが減ります。インターネットで検索すると、びっくりするくらいいろいろな「辛みぬき」の方法が出てきました。レンジでチンするほか、混ぜ物として卵黄、酢、砂糖、うまみ調味料、マヨネーズなどなど…。試していないので何とも言えませんが(-_-;)

また、「おろし煮(みぞれ煮)」という料理もおすすめです。鶏のモモ肉を焼いて、だし汁少々と大根おろしを汁ごとたっぷり。みりん、しょうゆ(お酢を少し入れるのもおすすめ)で味付けをして煮ます。お肉が柔らかくなるし、大根おろしとお肉から出たうまみが絡み合ってとてもおいしいですよ。豚肉でも、魚でも合います。

旬の大根をいろいろな料理法で味わって、風邪などよせつけない元気な体づくりをしてほしいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿