2018年10月5日金曜日

噛んで健康。

秋の気配も深まり始めました。10月ともなると、やれおせち予約の早割だ、年賀状印刷はいついつまでだと何パーセントOFFだとそんな情報が流れ出し、そんなに急かさないで!と言いたくなってしまうのは私だけでしょうか…。

秋といえば、「食欲の秋」。過ごしやすい季節は、いろいろな食べ物がおいしく感じると思います。おいしい食事は、できればじっくり味わって食べたいものですが、忙しい現代社会ではなかなか難しいことなのかもしれません。よく噛んで食べることが良いことだとわかっていても、そうはいっていられないというのが現実だったり…。

しかし、小さなころからの習慣づけはとても大切です。離乳食も、8ヶ月くらいまでは舌でつぶせるような固さですが、だんだんと歯ぐきが締まってきて、奥歯が生えていなくても歯ぐきで咀嚼ができるようになります。1歳過ぎからの完了期に入ってからは、意識的に「噛んで」食べる食事を増やしていきたい時期です。

きちんと噛む習慣を身につけられないと、口の周囲の筋力が低下したり、歯並びが悪くなってしまって、幼児期にしっかり噛んだり飲み込んだりがしにくくなってしまうこともあります。

しっかり噛むことの効用として
・肥満予防
・消化を助ける
・歯の病気予防
・脳の機能の活性化
などがあります。これらは当たり前ですが、子供にも大人にも言えることです。

大人なら、物理的によく噛まないといけないような食材を選んだり調理するのもいいと思います。子供には、「よく噛みなさい」と言うばかりでは、噛むことに意義があるようで食事そのものに対するおいしさや楽しみが後回しになっている気がします。「よくモグモグするとおいしいよ」とか「この料理はこんな味がするね」とか、食事を味わうことを教えてあげると、結果ゆっくりとよく噛んで食べることにつながります。

まだわからないかなと思っても、赤ちゃんの頃から食事の際の声掛けをたくさんしてあげてください。大人も子供も、しっかり噛んで健康に!心もからだもすこやかに。

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