2016年9月9日金曜日

便秘解消への道。

今日は食物繊維の「種類」についてのお話をしたいと思います。

一般的に、男性よりも女性のほうが便秘で悩む方が多いといわれています。その理由は、ホルモンの影響(生理前は便秘になりやすいとか)だったり、男性より筋力(腹筋)が弱いということだったり、便意を我慢してしまうとか、ダイエットの影響とか、多々あります。

食物繊維をとることが、便秘解消には大切だ。というのはほとんどの方がご存知なのではないでしょうか。そして、食物繊維をとるというと、何を思い浮かべますか??

ごぼう?きのこ?こんにゃくやサラダをたくさん食べる…?

野菜の中の食物繊維の王様はごぼうであることは間違いありません。けれど、ごぼうをたくさん食べてもお通じが思うようにないという方は、繊維の摂り方が間違っているのかもしれません。

具体的な量で言うと、2015年の食事摂取基準ですすめられる1日の摂取量は成人女性で18gとなっています。ごぼうだけで換算してしまうと、だいたい3本分くらいです。

とにかくこの食物繊維というのはかなり意識してとらない限りこの量までいかないので、不足している方がかなり多いのではないかと言われています。

そして、初めに書いた「種類」ですが、食物繊維には水に溶ける「水溶性」と、水に溶けない「不溶性」というものがあります。

二つを合わせたものが「総量」として、その食品の食物繊維ということになります。

このふたつは、同じ食物繊維ではありますが異なる働きをします。

水溶性のほうは、水に溶けてドロドロのゲル状になり、糖質の吸収を緩やかにしてくれます。これが、血糖値の上昇を抑制し、コレステロールの低下などに役立ってくれます。主に、果物やこんぶやわかめの海藻類などがこの働きをしてくれます。

不溶性のほうは、水に溶けずに胃や腸で大きく膨らみ、便のかさましをして腸を刺激し、便通の促進に役立ちます。こちらは先述しましたごぼう、あとはふすまなどの穀類、豆類などが挙げられます。

とここで。不溶性の繊維が膨らむためには「水分」が欠かせません!!

繊維質が多いからとがんばってごぼうを食べても便通促進につながらないという方は、もしかすると水分不足かもしれません。

そんなわけで、こうした繊維質を上手にとる方法として、みそ汁やスープなどにしてとるというのが個人的なおすすめナンバーワン。火を通すことによりかさが減り、量がとれます。そして一緒に水分もとれてお腹が膨らみ、食べ過ぎ防止にもなります。

食物繊維は、必ず水分と一緒にとる。

ということを心がけていただきたいなと思います^^


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