2018年9月25日火曜日

季節の手づかみ応援離乳食。

季節の…といっても、秋っぽいということではなく、夏に余った「そうめん」を使った離乳食レシピのご紹介です。

そうめんは、夏でなくとも、温かいおつゆでももちろんおいしいのですが、やはり夏の消費が圧倒的に多いのではないかと思います。今の季節、そうめんがご自宅にある方は多いのではないかと思って、今日はこんな離乳食メニューを、完了期のお教室で試食していただきました。


「そうめんのお焼き」10ヶ月くらいから

・そうめん(乾)・・・20g
・しらす(湯通しする)・・・15g
・にんじん(ゆでてみじん切り)・・・10g
・えのき(みじん切り)・・・10g
・卵黄・・・・1/2~1/3個分
・片栗粉・・・小さじ1~2
・青のり ・植物油 少量


ゆでて細かく刻んだそうめんと、植物油以外の材料をよく混ぜ合わせます。全体がばらばらにならないでまとまればOKです。

ラップなどを少し大きめにカットし、混ぜ合わせた材料をのせ、ラップで包み込むように四角く形成します。厚さ5ミリくらいの四角形に整えたら、ラップをはがし、四角いままうすく油をしいたフライパンで両面こんがり、しっかりと中まで火を通します。

焼けて粗熱がとれたら、包丁で食べやすい大きさに切りましょう。

そうめんの代わりにごはんでもできます。卵や片栗粉などである程度まとまりをつけてフライパンで焼くお焼きは、手にべたべたとつくこともなく、手づかみしやすいのでおすすめです。納豆やおさかななど、あかちゃんの好きなものと一緒に、お野菜を混ぜることができるのもうれしいポイント♪

具をかえてバリエーションを増やしてみてくださいね。

手づかみ食べはあかちゃんの大切な成長の証。ママはおおらかな気持ちで見守ってあげてほしいと思います!

2018年9月18日火曜日

離乳食の量のこと。

季節の変わり目で体調管理が難しい時期ですね。しっかり睡眠をとって、食事をして、体を動かして健康でいたいものです。

さて今日はステップアップ期の離乳食教室の日でした。2回食に慣れてきて、もう少ししたら3回食という元気な男の子たちが集まってくれました。この時期の教室では、いつも食事量の目安についてお話をしています。

8ヶ月、9ヶ月くらいになると、ずいぶん赤ちゃんの食べる量にも差が出てくる頃です。食べムラももちろんあります。大人だって、毎日毎食、同じ量を食べられるわけではないので、食べムラがあっても体重が順調に増えていれば全く問題ありません。

育児本などには、だいたいの月齢と、目安の量などが書いてあるので、それをもとに実際に一食分を作って試食もしていただいています。

今回作ったうどんのメニュー。

左側、7ヶ月くらいは、離乳食に慣れて、2回食になったころのメニュー。
ゆでうどんは「45g」です。
細かく切ったうどんをかつおだしで柔らかく煮て、すりおろしたにんじんと、すりおろしたお麩を加えます。ほうれんそうのペーストはベビーフードで。お麩は植物性のたんぱく質源として、離乳食には重宝します。適度にとろみもついて使いやすいと思います。ぜひ使ってみてくださいね。

右側は10ヶ月くらい。少しうどんやにんじんも大きめですが、やわらかく煮ています。
ゆでうどんは「75g」
とりのささみとアスパラガスの穂先も細かく刻んで加えました。

ゆでうどんは、だいたい一袋が200gくらいなので、そこを目安に考えてみてください。もちろん、毎回計る必要はありません。赤ちゃんが食べられる量をみながら、調整していきましょう。

そして、ちょっと便利なベビーフードのご紹介として…

鶏のささみやブロッコリーなど、あかちゃんはパサパサした舌ざわりが苦手です。うどんなどもとろみをつけるとたべやすくなりますが、お鍋で水溶き片栗粉をうまく使えなかったり、いざ食べさせよとしたら思っていたよりとろみがついていなかったり…なんてことも。

そんなとき、火にかけなくても常温の水分にこうした「とろみのもと」を加えてくるくる混ぜるだけでお好みの状態に合わせてとろみがつけられるベビーフードがあります。

離乳食を初めてすぐの5ヶ月の赤ちゃんから使えます。外出先で使うにも便利かと思います。ベビーフードは日々進化しているんだな~と思います。上手に使わない手はない!とも。赤ちゃんのお世話に昼も夜もがんばるお母さん。便利なものは大いに活用して、笑顔で楽しい食事の時間を増やしてほしいと思います!



2018年9月4日火曜日

計算機のご準備を。

先日、ある研修会に参加した話の続きです。

その研修会というのは、子どものスポーツ栄養に関するものでした。ジュニアアスリートの成長をサポートする食生活の話が中心だったのですが、その中で聞いた「おもしろい計算」を会う人会う人に話してしまう今日この頃です。

その計算というのは「推定身長」に関するものです。

両親の身長から、その子供の身長が将来何センチになるか計算できるということです。

まずその計算方法です。

①男の子の場合
(父親の身長+母親の身長 +13)÷2

②女の子の場合
(父親の身長+母親の身長 -13)÷2

例えば、父親167センチ・母親160センチの子供(女の子)ですと
(167+160-13)÷2=157センチ

という計算です。

ちなみにこれは私自身を当てはめて計算した場合なのですが…びっくりしたことにピッタリでした。大人になって計算した場合、推定身長よりも小さかった場合は、身長が伸びる時期にもっと栄養や睡眠をとっておけばそのくらいまでは伸びたのではないか。逆に大きかった場合は、成長のスパート時に上手に十分な栄養が行き渡っていたからではないか。ということらしいです。

ご自分のご両親の身長を当てはめて計算するのもおもしろいですし、あかちゃんが生まれ、ちょっと気は早いですが、この子の身長は何センチくらいになるのかしら…と気になったときにはこの計算で確かめてみてはいかがでしょう(笑)。

成長のスパートというのは、ある程度停滞したとき、そのあとにグーッとくるそうなので、その停滞期を把握できるとうまくサポートできるらしいです。

いろいろなことが科学的に証明される時代。我が子の未来のためにできることが増えすぎてしまって、お父さんお母さんはちょっと大変かもしれないですね^^