2017年8月30日水曜日

フォトジェニックな…。

SNS映え。という言葉が飛び交う現代。「フォトジェニックな」料理やスイーツ。フォトジェニックとは、写真向きであるとか、写真うつりがよいさまを言うらしいです。

SNSやテレビなどで美味しそうなものをみると、食べたい!より写真とりたい!なんでしょうか…。私は断然、食べたい!派です(笑)。カラフルなスイーツをみてまず思うのは「これどんな味だんだ…」です^^;

この色ならこの味、というなんとなくの概念が人にはあると思います。黄色ならパイナップルかな、マンゴーかな、ピンクならいちごかな、というような。それを良くも悪くもさせないのが「フォトジェニックな」食べ物なのではないかと勝手に考えております。

食べたことのない味や食感を知りたい!という欲求は果てなく続き、考えもつかないような流行が生れます。何をしていても思うのですが、最初に考えた人スゴイなーと。

そんな中、テレビでみてものすごく気になったかき氷を先日食べに行ってきました。

8月も最後ということで、いまのうちに、かき氷!!


エスプーマかき氷。


こちら黄色い見た目のとおり、パイナップル味です。

エスプーマというのは亜酸化窒素というものであらゆる食品を泡状にする機械やその調理法のことをいうとのこと。白い部分はヨーグルトのエスプーマ。ちょっと、炭酸が入ったようなシュワシュワ感と、ムースのようなふんわり感が相まって、たまらない食感。

かき氷も毎年ブームがある気がします。ふわっふわのかき氷が流行り、それが今は定番化していますし、こういうかき氷も定番化するのでしょうか。

食べ物で未知との遭遇をすると、とてもワクワクします。世の中に無数にある食べたことのないものを、ひとつでも多く食べてみたい!と思うのは私だけではないはずです…。

2017年8月28日月曜日

スタミナ不足。

8月も最終週となりました。夏らしくなったのはつい最近のような気もしますが、雨が続いて肌寒かったり、蒸し暑かったり、そんな日が続いたと思ったら太陽が照りつける猛暑に戻ったりと、ただ暑いだけではなかった8月だったのではないでしょうか。

気候が安定しないのも体力低下の一因になります。そして、疲れるからといって体を全く動かさないのも、体力低下に拍車をかけます。昼間の暑い中外に出るのは負担が大きすぎるので、可能ならば朝や夕方の涼しい時間帯や、屋内で体を動かすことを意識してみてください。

食事面では、「スタミナ」をつけようとがっつりご飯ものばかり、脂っこい料理ばかりと食べているとバランスが偏ってしまいます。夏バテ対策と同様に「ビタミンB群」の摂取を心がけましょう。

納豆を含む豆類や、お肉料理もスタミナ=焼き肉などと思いがちですが、豚肉を蒸して食べたり、肉団子などにして野菜をたっぷり使いスープにしたりと工夫してみるといいと思います。

ご家族の好みも考えると難しい場合も多いと思いますが、玄米にはビタミンB1を始め、ミネラル、食物繊維などが残存しているので、食べる頻度が多い主食をそういったものに替えるのも食事のバランスをとるには有効な方法かと思います。

体力の低下や疲れをちょっとでも感じたら、早めの対策で、元気な毎日を過ごしましょう^^

2017年8月22日火曜日

食中毒の予防。できること。

先日発生した、お惣菜の食中毒についてニュースで何度も目にしている方も多いかと思います。そこで、食中毒の予防について今一度知識を広めたいと思います。

以前にもお話をしたことがありますが、食中毒の怖さは見た目やにおいでは分からないということがひとつ挙げられると思います。

変色したり、いわゆる「腐ったような」においがするわけでもなく、味もしません。食べてから体の中で悪さをしてしまいます。

今回問題になっているのはO-157です。過去には多くの感染者が出て、大きなニュースになったことは記憶に新しいかもしれませんが、その時はよくよく気をつけていても、だんだんと意識が薄れるのは人間なら誰しも当然のことだと思います。

O-157に関して言うと、多くはウシが原因となります。簡単に言うと、汚染された牛肉を調理した調理器具で別のものを調理してそのまま口に入ったりすると感染の恐れがあります。たとえば、汚染された牛肉を切ったまな板を(極端ではありますが)洗わないで、生食するキャベツの千切りをしてそのまま食べた場合など。

もちろん、汚染された手指で調理してそのまま食べた場合も同様です。

O-157は75度1分の加熱で死滅しますので、調理器具などはしっかりと洗浄し、熱湯消毒もするとなお良いです。食品自体をしっかりと加熱することでも感染が防げます。

市販のものを、消費者の私たちが食中毒に汚染されているかどうか見極めるというのはほとんど不可能です。けれど、家庭での調理過程の中では、予防のポイントはとても明確であり、調理する人が防ぐことができます。

今回のニュースをきっかけに、調理過程について見直してみてください。まだまだ暑い日が続くので食品の保存にも気をつけてくださいね。

2017年8月15日火曜日

お疲れの胃腸に。

お盆休み、いかがお過ごしでしたか。今日15日が帰省ラッシュのようですね。三浦半島ではしばらくぐずついたお天気が続きそうで、真夏の暑さはしばしお休みといったところでしょうか。

長い休日や旅行などで、おいしいものをたくさん食べたり、食べる時間が不規則になったり、食生活はどうしても乱れがち。乱れるという言い方はあまり良くないかもしれませんが。いつもと違う環境にいたら、それを思いっきり楽しむのも健康のための方法だと私は思います。あれやこれや型にはめすぎず、思う存分楽しむときは楽しむ!なんでもメリハリが大切だと思います。

そして、ちょっと疲れたからだにほっとしみわたる「茶碗蒸し」の提案。

これは、妊婦さん向けのレシピ本を元に作ったので、妊娠中の方にもぜひ食べていただきたいメニューです。


写真は無いよりもあったほうがイメージがわきやすいと思うので、クオリティの低さはこの際忘れて。

「あんかけ茶碗蒸し」です。

普通の茶碗蒸しに、モロヘイヤ入りのあんをかけます。

茶碗蒸しは卵と出汁を1:3の割合で量ればまず成功です。卵の大きさもいろいろですが、Mサイズ1個に対しおだしが150ccくらい。お酒と塩、みりんとしょうゆ少々で味をつけて蒸します。具はなんでも。かまぼこでもえびでも、見えないですが写真の茶碗蒸しにはきのこがたくさん入っています。

あんかけのいいところは、茶碗蒸しの味は「適当」で大丈夫なところ!あとであんをかけるので、そこでしっかりと味付けをします。

底が平らな鍋にキッチンペーパーを2,3枚重ねてしいて、器をならべ、蓋がなければアルミホイルで蓋をして、お湯か水を2センチくらい張ったら、鍋のふたをして火にかけます。

弱めの中火くらいで15分ほど蒸します。

あんは、だし汁とみりん、しょうゆで作りますが、めんつゆなどで代用しても。ゆでて刻んだモロヘイヤを加え、水溶き片栗粉でとろみをつけて、茶碗蒸しの上からそっとかけます。

モロヘイヤは7~9月が旬!カロテンの含有量は野菜の中でトップ。夏バテ対策に大切なビタミンB群も多く、カルシウムも豊富です。胃腸などの消化器官の粘膜を保護してくれる働きをするぬめり成分も含まれます。

モロヘイヤはくせもなく、さまざまな料理に使いやすい野菜です。今が旬で一番栄養価が高いとき!細かく刻むと口当たりもよく、納豆にまぜたり、ごはんや豆腐にかけたりと使い勝手が良いのでぜひ食べてほしい野菜のひとつです。

2017年8月9日水曜日

竹串さまさま。

毎日暑い中、お仕事に、家事に、学業に、みなさまお疲れ様です。きちんと食事はできていますか?夏バテにはなっていませんか?

しっかり食べなければと思っていても、暑さで体力も消耗しやすく、何か作るのも面倒になり、すぐに食べられるような冷たいものばかり手にとってしまいがち。そうは言ってもまだ、大人は頭でいろいろ考えて食べ物を選びますが、小さな子どもはそうではありません。

食べてほしいものを食べてくれない…。

離乳食が始まったことからこの悩みは常にお母さんにつきまとっているのではないでしょうか。そんな悩みを解決とまではいかないけれど、何かのきっかけになればと思って今日はこんな献立を。

子どもは環境が変わったり目先が変化すると意外と手に取ってくれたりします。

それがこれ。「串刺し」



これは決してバーベキュー中の一枚ではなく、家で、普通に、フライパンで焼く夕飯のときの写真です。

豚のコマ切れ肉に、トマトやなすやエリンギ、たまねぎなどを刺して、フライパンで焼いて、味付けは焼き肉のタレ!超簡単にできます。ふたをして焼いて、しっかり中まで火を通して下さいね。くっつきをよくするために、豚肉は竹串に刺す前にうすくしおこしょうと片栗粉をまぶしてあります。(こちらの写真では我が家で今流行っている厚揚げが刺さっています)

竹串に刺さっているこのビジュアルが何より大事!

バラバラにしてフライパンでただ焼くだけとは雲泥の差がある。と私は思います。

こんな風に食べやすくひと手間加えるだけで、普段自分からは手を伸ばさない野菜にも挑戦してくれるお子様、多いと思います。お子様のお口に合わせてかわいらしく切った野菜を肉の間に忍ばせて、食卓に並べてみてはいかがでしょう♪♪かぼちゃやピーマンなどもおすすめですよ。

2017年8月6日日曜日

三浦かぼちゃ。

しばらく曇り空が続いた三浦半島で、今日は久しぶりの真夏の陽気になりました。いっとき、体が暑さを忘れていてからのジリジリとした日差しはより暑さを感じさせるような気がしました。

今日はまず、今が旬の三浦のかぼちゃ。とってもきれいな緑と黄色。見た目からして美しく、味ももちろん最高です。かぼちゃに含まれるビタミンEは血行を促進してくれるので、冷房で冷え過ぎた体にも適していると言えます。冷え性の女性には夏こそぜひ食べていただきたい野菜のひとつ。

それを、以前にもお話をしたことのある「乳和食」という牛乳を使った和食料理で。


なんとなく、普通のかぼちゃのそぼろ煮のようですが、材料は

●かぼちゃ
●牛乳
●鶏のひき肉
●めんつゆ

これだけです。

よく売られている1/4カットのかぼちゃに、牛乳を1カップ、鶏のひき肉は80gくらい、めんつゆは3倍濃縮で大さじ1~2使います。

牛乳にめんつゆとひき肉を入れて火にかけ、はしでくるくるとかき混ぜながら温めます。ひき肉がほろほろとしてきたら一口大に切ったかぼちゃを入れて落としぶたをし、汁けが大さじ2くらいになるまで煮詰めます。

おだしとしょうゆ、みりんなどで作るより塩分量が減らせますが、牛乳のコクでおいしくいただけます。鶏のひき肉は、むね肉よりももも肉のものをおすすめします。

かぼちゃの栄養の力で、少し疲れた夏の体を癒してください。旬の野菜で元気に!!

2017年8月2日水曜日

今食べたいものは…。

夏本番の今、夏バテ予防に積極的に食べたい食材あれこれです。

●たんぱく質・・・魚介、肉、卵、大豆製品など

●ビタミンB1・・・特に「豚もも肉」がおすすめ!バラやロースに比べ脂質も少ないので少量でも質のよい栄養がとれます。ビタミンB群が多く含まれ、もちろんたんぱく質もしっかりとれます。

●ビタミンC・・・今はやっぱり「ゴーヤ」です。果物や野菜全般に多く含まれます。

●イオウ化合物・・・「にんにく」「ニラ」これらはビタミンB1の働きを高めると言われています。

こうして食材を並べてみると、作りたくなる料理が出てきます。

それは…餃子!ゴーヤチャンプルー!!

豚肉、ニラ、にんにく、ねぎなどが入った餃子は、夏バテ予防には最強の料理ではないでしょうか。そして、ゴーヤ、豚肉、にんにくの入ったゴーヤチャンプルー。木綿豆腐や卵も入れて、夏バテ予防に効く成分がぎっしり詰まっています。

夏が旬の食材には、夏の疲れを予防する効果がちゃんとある、理にかなっていて素晴らしいと思います。食欲不振のときなどは、フルーツや野菜をジュースにして飲むと消化もよくておすすめです。無理に食べるのではなく、体調に合わせて上手に栄養をとりましょう。

今日の献立に悩んだらぜひ、餃子、ゴーヤチャンプルー、いかがでしょうか♪